HOME > 後悔しない色選び
お住まいの塗り替えを計画した時、「どんな色にしようかな?」と考えるのはとても楽しいものです。しかし、それと同時に「我が家にはどんな色が似合うのだろう?」といった悩みや、「イメージチェンジしたいけど失敗したら…」という不安を抱えてしまうこともあります。ここではお客様のイメージ通りの色を選んでいただけるよう、失敗や後悔をしないためのポイントをご紹介します。
目次
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【動画で確認「失敗しない色の選び方」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
人間の目は錯覚を起こします
同じ色でも明るく見えたり、暗く見えたり…
AとB、どちらが
明るく見えますか?
上の画像見てください。どちらが明るく見えますか? おそらくほとんどの方が右と答えると思います。実はこれ、左右どちらも同じ明るさの同じ色なのです。これは人間の目の錯覚によるもので、面積が小さい部分は暗く、広い部分は明るく見えるという性質があります。これは面積効果と呼ばれています。
実際に色を選ぶ時、小さい色見本を見て決めることが多いのですが、このサンプルは各色が約3cm×7cmしかありません。外壁の面積は… サンプルとは比較できないくらい大きいですよね。サンプルよりも明るく見えることを決して忘れないで下さい。一段階暗めの色を選ぶとその差が少なくなることも覚えておきましょう。
お客様のご希望色
ご希望のカラーイメージ
サンプルで選んだ色
Color sample
色見本帳
色見本で希望の色と
同じ色を選んだ
Color sample
色見本帳
色見本で
一段暗めの色を選んだ
実際に塗装してみると…
ご希望のカラーより
明るく見えてしまった
ご希望のカラーと
ほぼ同じ色となった
お客様のご希望色
サンプルで選んだ色
実際に塗装してみると…
人間の目は錯覚を起こします
同じ色でも明るく見えたり、暗く見えたり…
[2階のみ同色で塗装した場合]
1階のタイルの色合いが影響して、同じカラーで塗装した2階の色が違って見える。
外壁の一部がタイル貼りというお住まいの方も多いと思います。このタイル部分は塗らず、他の部分を塗って格好良く仕上げてほしいという声もよく聞きます。このような塗装をご希望の場合、塗らない(塗れない)部分が大変重要なのです。この部分との対比によって、塗る部分の色合いが濃く見えたり、明るく見えたりするからです。
タイル部分が落ち着いた色だった場合、隣接した外壁に鮮やかな色を塗りますと必要以上にヴィヴィッドに見えますし、明るめの色を塗りますと実際の色よりも明るすぎるように感じます。この現象を明度対比といいます。
明るめの色を希望する場合はワントーン暗めの色を、暗めの色を希望する場合はワントーン明るめの色を、お選びになれば錯覚によるギャップが解消されますので、参考にしていただければ幸いです。
[明度対比]
背景色が違うだけで、ベージュのまるは同じ色なのに、本来の明るさよりも明るく見えたり、暗く見えたりする。
Aのように中心のベージュより背景のほうが明るい色の場合はベージュの色が少し暗く見えます。
Bのように中心のベージュのより背景のほうが暗い色の場合はベージュの色が少し明るく見えます。
時間帯、季節、環境によっても見え方は左右されます。
光源色によって見え方が異なる
[朝と昼では建物の色が全く違って見える]
Aの写真は朝の横浜の様子、Bの写真は日中の横浜の様子。
太陽光と室内の照明でも色の見え方は変わって来ます。また、天候、朝・昼・夜と太陽光は天気や時間帯でも変化します。季節によっても変化します。
例えば、こんなことがありました。あるお住まいの外壁塗装を行ったのですが、そのご主人様のイメージとは違ったようで、以前の色の方が気に入っていたそうです。ところが、外壁塗装工事が終わってから初めての休日、改めて我が家を見直してみると、イメージ通りに仕上がっていてビックリ。
我が目を疑ったそうです。それに感激して、お電話までいただきました。もちろん、数日で外壁の色が変化することはありません。ご主人様のお話によると、平日は忙しく、朝と夕方しかお住まいを眺める機会がなくて、常々「前より暗めだな」と感じていたそうです。天気の良い休日の日中に見たところ、暗めと感じていた外壁が明るくイメージ通りの色で、その時初めて「塗り替えて良かった」と思えたそうです。ありがとうございます。
[朝日が昇る時間帯]
[夕暮れの時間帯]
[木に囲まれた場所]
周りに緑が多い地域ではやはり夏と冬で見え方が違ってきますし、冬は雪に包まれる地域でも季節によって見え方が違ってきます。先程、ご説明した明度対比という現象です。
弊社では塗り替え後がどんな仕上がりになるかを明確にイメージしていただくため、カラーシミュレーションを実施しております。もちろん無料ですので、色選びにお悩みなりましたら、お試しください。。
色別塗装工事の施工事例の一覧
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■外壁と屋根の塗装の一覧
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外壁塗装・屋根塗装・部分塗装・防水工事・屋根補修工事 -
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カラーコラム
緯度による色への影響
Color column
太陽光が真っ直ぐ降り注ぐ赤道近辺と拡散して届く北極・南極付近では美しく見える色が異なるようです。日本で各地域を代表する美しい花を思い浮かべてみましょう。沖縄はハイビスカスやブーゲンビリアといった暖色系の鮮やかな原色、北海道はラベンダーやスズランやコスモスといった寒色系の控えめな色の花が美しく見えるようです。
赤道近辺の太陽光の明るさを100とすると、北欧で約25、横浜や東京は45程度になります。この太陽光の明るさと美しく見える色は密接な関係があり、明るければ明るいほどそれに比例して鮮やかな原色が映えるのです。北欧の明るさに近い北海道では落ち着いた色が周りと調和する色になります。赤道では映える鮮やかな原色も45程度の横浜や東京では浮いた印象になり、落ち着かない感じになってしまうのです。当然、季節によっても太陽光の明るさは変わるので、夏は鮮やかな原色が似合いますし、冬は抑えた色がマッチすることになります。
色選びの基本
環境と景観を踏まえましょう!
最近のお住まいはデザインも、色も、実に様々です。一昔前に較べれば、カラーバリエーションも増えました。とは言っても、周囲の環境や景観に調和は大事です。原色や暗すぎる色は避けた方が無難です。最も見慣れている肌の色の明るさを基準にしてください。
原色や暗すぎる色を避けるべき理由
1
緊張感や威圧感を周りに与えてしまう
つまりは目立ち過ぎてしまうということです。道行く人に変なサプライズを与えてしまいます。店舗でも、一般的なお住まいでも、いかがなものでしょうか。住宅街では控えるべきでしょう。
2
汚れと色褪せが目立つ
外壁に付着する汚れには様々なものがありますが、そのほとんどは中間色です。砂や土埃も薄茶や黄土色ですし、苔やカビも緑を含んだ薄茶のような色です。同じ白でもピュアホワイトよりはベージュ系、黒でもフルブラックよりもグレー系を選んだ方が汚れが目立ちません。
また、原色は色が鮮やかすぎるため、少しで色褪せすると目立つようになります。色褪せなどの変色が目立たないのはやはり、落ち着いた色です。
[汚れの目立たないカラー]
白でも
ピュアホワイトよりはベージュ系
黒でも
フルブラックよりはグレー系
[原色は色褪せに注意]
鮮やかな色なので
色褪せすると目立ってしまう
3
街並みの美しさを考えて
美しい街並みが多数存在するヨーロッパ。そのいずれもが建物の色彩が統一されており、大きさも法律などで規制されています。景色として完成されており、街として調和しているのです。塗り替えた後の貴方のお住まいは街と調和し、美しさを引き立てているでしょうか。
フランス・パリ
イギリス・ノッテンガム
[色の組み合わせには相性があります]
虹の色を順番に並べていくと、赤→橙→黄→緑→青→藍→紫となります。これを細かく分類し、環状に配置したものが色相環です。色を客観的にとらえる基準に用いられており、様々な種類の色相環があります。国際的に採用されているのがマンセルシステムで、日本工業規格(JIS)でも採用されています。
色相環の正反対の位置にある色は補色と呼ばれ、「赤」ならば「緑」が補色の関係になります。つまりは反対色です。同じ明るさの反対色を隣り合わせると、派手でどぎつい組み合わせになってしまいますし、人によっては目がチカチカしてしまうハレーションを起こすこともあります。
街の外壁塗装やさん横浜店ではこれまでの実績からお客様の好みにあった色を的確にアドバイス致します。
塗り替え後がどんな仕上がりになるかを明確にイメージしていただくため、カラーシミュレーションを実施しておりますので、お気軽にご利用ください。