ALCパネルという言葉をご存知でしょうか。おそらく、聞いたことがないという方の方が多いかもしれません。
ALCとは建材で、“Autoclaved Lightweight aerated Concrete”の頭文字をとって名付けられ、板状に成型したものを「ALCパネル」と言います。
しかし上記の説明だけではまだよくわからないですよね。そこで今回はALCパネルの特徴や塗装についてご紹介したいと思います。
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ALCパネルとは？その特徴や適した塗装について
更新日：2017年5月18日
textsALCパネルの特徴
コンクリートといったら、硬く、重たいイメージがありますよね。「軽量気泡コンクリート」と呼ばれているALCパネルは軽石のような見た目と軽さがあるのが特徴です。耐火性や防火性など建築物に求められる多くの性能を満たしているため、高層ビルや新幹線ホームなどや一般的に屋根や外壁、床などのいろいろな部分にも使用されています。
また、外壁材でありコンクリートの一種で、厚形パネルと薄形パネルの2種類が存在します。
鉄骨、鉄筋の建物であれば、厚形。木造、鉄骨または全て木造の建物であれば薄形を使用することが一般的です。
パネル自体は金網状の鉄筋が組み込まれているため強度はサイディングやモルタルよりもあります。しかし、表面は衝撃に弱いので取り扱いには注意が必要です。
また、断熱性、耐火性、遮音性に優れている為、耐火建築物の外壁に使用されていますが、その反面、水分を吸いやすく、塗装をする際は防水性を持たせるなど様々なことに注意する必要があります。
ALC外壁に適した塗装
ALCパネルは内部にたくさんの小さな気泡がありますが、そこに水が浸入してしまうと内部にある金網状の鉄筋が錆びてしまいます。
そこで、水の浸入を防ぐにはシーリング材が適されます。シーリング材はサッシまわりなどに使われていて、パネルとパネルの繋ぎ目に充填されいいて防水機能の役目を果たします。
シーリングがALCパネルの断面から剥がれた場合は撤去し打ち直しますが、上から増し打ちするのみで大丈夫です。
下塗り材には塗膜に割れや剥がれがなければ、一般的に使われているフィラーを使用しますが、もし塗膜に割れや剥がれがある場合は、微弾性フィラーを使用します。
また、上塗り材には一般的なシリコンやフッ素塗料、ラジカル制御型塗料などの塗料を塗布します。
ALC外壁の塗装の時期
ALC外壁の塗り替え時期の判断目安は、通常の外壁塗装で言われている塗り替え時期の目安と同じで、チョーキング（外壁を手で触ると白く粉状のものが手に付く）、色あせ、ひび、カビやコケの発生、塗膜の剥がれなどがあります。
上記のような症状が現れた場合は外壁塗装を考える時が来たのかなと思っておくと良いかもしれません。
最後にALCパネルの塗装についての注意点
上記を読むと如何に防水への対策が大切かがわかるかと思いますが、他にもALCパネルの塗装は、軽石のように小さな気泡が開いていることや、水に弱いことなどの特徴をを知っておくととても良いかと思います。
特徴を知っていれば、ALCパネルの特徴を生かし、外壁の状況に合わせた塗装を行うことができ、外壁の耐久性を伸ばすことも出来ます。また、下地はしっかりと塗り仕上げを2回、透湿性の高いものを使用する綺麗で長持ちするように心がけると良いかと思います。
ALCの施工事例一覧
- 横浜市保土ケ谷区新井町で、ツタに囲まれたALC外壁をパーフェクトトップ（ND-174）で塗装メンテナンスしました！
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【施工内容】
外壁塗装【使用材料】
パーフェクトトップ（NDー１７４）
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- 約2週間
- 横浜市西区浅間町でALC外壁をパーフェクトトップ（７５-２０D）で塗装しました
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【施工内容】
外壁塗装【使用材料】
パーフェクトトップ ７５-２０D
- 施工期間
- 約2週間
- 川崎市幸区塚越にて築19年になるALC外壁のお住まい、パーフェクトトップによる塗装工事を行いました
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【施工内容】
外壁塗装【使用材料】
パーフェクトフィラー パーフェクトトップ
- 施工期間
- １２日