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    更新日 : 2023年09月29日

    更新日 : 2023年09月29日

    【塗装前に要チェック!】和風住宅における外壁塗装のポイント

    和風住宅の外壁塗装で失敗しない為の注意点

     モルタル外壁に瓦屋根といったように、和風住宅が主流だった昔の日本とは違い、現在ではおしゃれなサイディング外壁やタイルなどの洋風な住まいが増えてきました。昔ながらの和風住宅も減ってきた印象を受ける方も多いでしょう。

     しかし、和風住宅の人気が無くなったわけではなく、畳のぬくもりに触れ、木目の優しい風合いを感じることのできる和風住宅ならではの魅力を好む方も多くいらっしゃいます。近年では洋風住宅と和風住宅の魅力を融合させた“和モダン”住宅も人気が高まっています。 そして、洋風住宅・和風住宅のどちらであっても、大切なお住まいを守るためにはメンテナンスが欠かせません。ただし、使われている建材の違いから、和風住宅と洋風住宅ではメンテナンスのポイントも異なります。今回は、洋風住宅との違いや外壁塗装のポイントなど、和風住宅の外壁塗装について詳しくお伝えしていきます。

    【「和風住宅の外壁塗装ポイント」】
    長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。

    動画で見たいという方は是非ご覧ください!

    和風住宅はなぜ人気?洋風住宅との違いは?

     “和風住宅”と聞いて思い浮かべるイメージは、どんなものでしょうか?

     最近では、新築するなら洋風住宅という流れが一般的になりつつあることから、和風住宅には「昔っぽい」「古びた感じ」というマイナスイメージを持つ方も多いでしょう。

     ただ、なかには“和”の雰囲気を上手にアレンジしながらリノベーションする動きも見られ、古民家再生で和風住宅が素敵によみがえるケースも多々あります。

     和風住宅と言えば「木材」が頭にイメージできるのではないでしょうか。 日本の風土や気候に合った自然素材を用いて建てられている和風住宅は、「調湿」「調温」「吸音」に優れています。木や畳の独特な香りに、和を感じる方も多いでしょう。

    和風住宅は日本の風土・気候に合わせて様々な自然素材が使用されています

     和風住宅と洋風住宅には構造上の大きな違いはありません。和風住宅は木造軸組み工法(在来工法)で建てられることが多く、洋風住宅ではツーバイフォー工法軽量鉄骨・RCなど様々ですが、在来工法が採用されることもあります。つまり、工法や構造によって「和風?洋風?」は一概に区別できません。 和風住宅と洋風住宅には、○○だから和風住宅、××だから洋風住宅といったような明確な違いはなく、見た目による印象の違いでしかないのです。特に、様々な様式が取り入れられるようになった近年の住宅ではより境界線があいまいになってきています。

    和風住宅と洋風住宅の明らかに違う点はないのです!

     ただし、築年数が経過している和風住宅であれば多くの場合が「木造・在来工法」でしょう。風通しが良く通気性が高いと言っても雨漏りが起これば木材は腐食し、お住まいの寿命にも大きく関わります。木材がふんだんに使われている和風住宅は、定期的な外装メンテナンスが欠かせません

    雨漏りが起きれば和風住宅の構造木材は腐食し耐久性は著しく低下

    和風住宅で良く使用される建材

     前述した通り、工法や構造に明確な違いがない和風住宅と洋風住宅。ただ、和風住宅ならではといった建材もあり、それが見た目のイメージに大きく影響を与えています。和風住宅でよく採用されている建材を部位ごとに詳しくご紹介します。

    1.瓦

    日本家屋・和風住宅ならではの瓦

     和風住宅と言われて最初にイメージするのは“瓦屋根”ではないでしょうか。瓦の重厚な雰囲気は日本住宅の象徴とも言えるかもしれません。瓦の特徴として挙げられるのがその重さです。屋根材の中でもっとも重量のある瓦屋根は、屋根を支えている柱や壁に大きな負担がかかっていますので、定期的に外壁塗装メンテナンスを行い、劣化を予防しましょう。

     屋根を軽くしたいけど屋根材は瓦がいい。といった場合には金属屋根材と瓦を組み合わせた「腰葺き屋根」を選択するのもおすすめです。瓦の伝統的な趣を保ちながら、全面を瓦にするより屋根を軽量化できます。素材自体が少し現代風になるので濃い色の外壁との相性も良いです。

    金属屋根材と瓦を組み合わせた屋根も屋根全体の軽量化につながります

    2.漆喰

    漆喰は防水性・調湿機能・防火性に優れている

     漆喰やモルタルなど、職人が手塗りで仕上げる建材も”和風”を感じさせてくれます。

     防水性や調湿機能、防火性に優れた漆喰は、二酸化炭素を吸収して強度をあげることができる素材です。ただし、汚れやすいといったデメリットがあり、外壁塗装や塗替えが必要になりますが、気をつけたいのが塗料です。専用の塗料を使って塗装しないと数年も経たないうちに剥離やひび割れなどが起こってしまいます。塗装経験が豊富で、漆喰の特徴をきちんと知り尽くした塗装・左官業者への依頼が重要です。漆喰はひび割れや欠けがよく見られますが、定期的にメンテナンスをすることで、まるで新築のような見た目を持続させることができます。

    通常の塗料を使用してしまうと数年で剥がれを起こす
    ひび割れや欠けが発生しやすい漆喰も定期的に塗り直せば新築同様
    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ

    3.モルタル

    モルタル外壁の和風住宅は多く仕上げ方や塗る職人によっても違う印象に

     モルタル外壁はスタッコやリシン、ボンタイルなど、様々な仕上げ方法があり、手作業によって塗り上げられるため、まさに”一点もの”の外壁に仕上がります。

     また、モルタルは構造上、クラックが発生しやすい外壁です。塗装はもちろんですが、その際にクラックの状態に合わせた補修を施すことが、外壁の見た目や耐久性にも影響します。適切なタイミングで外壁メンテナンスをして、和風住宅の素敵な外観をキープしましょう。

    構造上発生しやすいクラック
    クラックを適切に補修することで長期に渡り綺麗な外観を維持

    4.化粧垂木

    化粧垂木(けしょうたるき)

     和風住宅でよく見かける化粧垂木とは、軒天の外側に取り付けられた木材のことを言います。一般的な住宅にある「軒天(のきてん)」は、小屋裏の垂木(たるき)や野地板などを隠すために取り付けられたものです。

     和風住宅では、この垂木を敢えて外側に取り付けて「化粧垂木」にするケースがあります。木材が等間隔で軒天に取り付けることでデザイン性が高まり、重厚感を与えてくれます。
     軒天を塗装する際には、化粧垂木にも塗装を施しましょう。それほどのダメージがなく、軽く黒ずみが見られる程度なら、汚れを洗い流す「灰汁洗い(あくあらい)」というメンテナンスも可能です。

    化粧垂木も軒天とあわせて塗装が可能

    5.心持ち材

    心持ち材(しんもちざい)

     和風住宅・洋風住宅に関わらず、建物の出入りの際、雨に濡れないように突き出た屋根があるお住まいが多くあります。和風住宅では「心持ち材(しんもちざい)」という太くて安定感のある木材が使われているケースが多いですが、洋風住宅では錆にくく耐久性に優れたアルミ素材が用いられるケースが多いです。

     和風住宅で多く用いられる心持ち材の裏側には大きな切れ込みが入っており、乾燥によって背割れが起きないための工夫です。心持ち材もメンテナンスのために塗装することができます。ただ、塗装をした場合、経年で塗膜の剥がれが起こって美観を損なうリスクもあるため、灰汁洗い(あくあらい)でのメンテナンスを希望される方が多いです。

    塗装可能ですが灰汁洗い(あくあらい)を希望される方が多い

    6.銅板

    銅板

     銅製の建材も和風住宅にはよく使われます。銅と言えば、「緑青」と呼ばれる経年劣化による色味の変化が魅力で、寺院や神社等でも見かけるケースが多いです。瓦との組み合わせで腰葺きされている住宅もよくあります。

     かなり高価な建材である銅は、耐久性や加工性に優れているのが特徴です。塗装も必要としませんが、腐食が原因で穴あきが起こるケースがあります。早めに補修しなければ雨漏りを引き起こすので注意が必要です。

    銅は塗装を必要としませんが、腐食により穴あきが起こり雨漏りを起こす恐れがあります

    <灰汁洗い>

    灰汁洗いの様子
    灰汁洗いの様子

     太陽にあたり続けた木材は、シミと変色が見られるようになります。これを綺麗にするのが薬品でシミを洗い落とす「灰汁洗い」です。ただ、この灰汁洗いは正しい工程で行わなければ仕上がりが悪くなります。正しい知識と経験がある業者への依頼が大事です。

    木材用保護剤
    保護剤の塗布

    ※薬品の中和のため、作業過程でガスが発生します。危ないので作業中は近づかないようお気を付けください。

     薬品が木に残さないように丁寧に水で流し、保護剤を最後に塗布します。これで灰汁洗いの工程は終了です。街の外壁塗装やさんでは、塗装時に木材の灰汁洗いのご要望も承ります

    和風住宅の外壁塗装を行う際に気にしておきたい点

     木の暖かみのある風合いや、漆喰の美しい外壁など、古くから使われてきた建材ならではの外観に“和”が感じられる和風住宅。それらの建材は、美観はもちろんのこと、家を長持ちさせて住む人を快適に導く役割もあります。ダメージを受ければ見た目も悪くなり、住み心地にも影響します。せっかくの和風住宅の良さが半減してしまうでしょう。

     そこで、安心して住むために必要な外壁塗装のポイントをご紹介します。

    1.木材の持つ風合いを損ねずに外壁塗装を行う

     和風住宅では、軒天や化粧垂木、破風板、鼻隠しと言ったたくさんの部位に木材が使われています。木材が持つ自然な木目を活かすには一般的な塗料はあまり適していません。着色された塗料で塗装面に塗膜を形成する「造膜型塗料」では木材の節や木目が潰れ、木目が見えなくなるからです。

    通常の造膜型塗料で塗装した場合、木材の節や木目が潰れてしまいます

    浸透型塗料で木目を活かす

     木目を活かした塗装を行うためには「浸透型塗料」を採用しましょう。木材の内部に液剤が浸透することで、紫外線や雨水の影響によるダメージを防いでくれる塗料です。塗膜を形成しないので経年劣化によって美観を損なう心配もありません。ただし、耐水性があまり高くないため、造膜型塗料を使用した場合より頻繁に塗り替えが必要です。

    木材の木目を活かしたまま塗装を行うには浸透型塗料を使用しましょう
    浸透型塗料は木材の内部にまで浸透し 紫外線・雨濡れによる劣化を防ぎます

    軒天の木目はクリヤー塗装で塗膜が保護できる

     木目調の軒天も和風住宅によく見られます。クリヤー塗装なら塗膜保護しつつ木目の風合いを保つことができます。ただ、軒天そのものに傷や腐食といった大きなダメージが見られた場合、塗装でのメンテナンスではなく、張替や増し張りなどの補修が必要になります。

    木目調の軒天
    クリヤー塗装で風合いそのままに塗膜保護が可能

    2.和風住宅を美しく仕上げられる色

     和風住宅は色選びが難しく感じますよね。定番のホワイトやクリーム系の色味は落ち着いた雰囲気ですが、外壁塗装による“イメージチェンジ”ができないのはもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。

    外壁塗装はイメージチェンジが出来る良い機会です

    和風住宅に合っているのは「和色」

     和風住宅では、鶯色(うぐいすいろ)や胡桃色(くるみいろ)、山葵(わさび)など、日本ならではの伝統的な「和色」がとても相性の良い色です。和色の特徴として、彩度が抑えられ、くすんだ色味が多いことが挙げられます。派手過ぎず、落ち着いた印象に仕上げたい和風住宅にはぴったりです。

     和色の種類はかなり豊富で、大きい分類だと赤・黄・茶となどの7系統ですが、細かく分ければなんと400色を超える色があります。きっとお好みの色が見つかると思いますが、色選びについて心配な点がありましたらお気軽にご相談ください。

    外壁塗装はイメージチェンジが出来る良い機会です

    3.塗装できない箇所・あえて塗装しない箇所

     足場代はそれなりに費用がかかるため、外壁塗装工事をするなら外装全体に施工したいという方も多いでしょう。しかし、和風住宅で使う建材には「塗装ができない箇所・性質上敢えて塗装しない箇所」があります。

    陶器瓦やいぶし瓦など粘土を高温で焼き上げた素材

     陶器瓦やいぶし瓦など、粘土を高温で焼いて成形した屋根材には塗装がいりません。もともと耐久性の高い素材ですから、塗装で保護しなくても長寿です。なかには和瓦に向けた塗料もあるのですが、塗装しても“剥がれ”を起こし、かえって美観を損ねるリスクがあるため、あまりおすすめできません。

     瓦屋根のメンテナンスは、全体的なダメージがあれば瓦の葺き替え、部分的なら差し替えなどを行います。

    陶器瓦・いぶし瓦

    銅製の建材

     銅板の屋根材も塗料によるメンテナンスは不要です。前述した通り、銅の最大の特徴と言えば、経年とともに表面が酸化することで緑青色に変化することでしょう。これは、酸化によって保護被膜が作られる症状で、素材自体が劣化をおさえているのです。なかにはあえて塗装を施すこともあるようですが、ゆっくりと年数をかけて独特の美しい色味に変化していくのが醍醐味ですので、やはり塗装によるメンテナンスはあまりおすすめできません

    赤橙色の銅製雨樋
    緑青色の銅製雨樋

     本来は、赤橙色の銅製の雨樋です。年数とともに酸化した銅が緑青に変化し、保護力が高まります。

    高い耐水性で腐食が起こりづらいヒノキなどの木材

     和風住宅のさまざまな箇所に木材が使われています。木材の醸し出す落ち着きや暖かみ、上品な雰囲気など、できればいつまでも表現したいところですよね。ただ、雨水を頻繁に受けやすい屋外に木材があれば、種類にもよりますがメンテナンスには「塗装」が基本です。浴室にもよく使われるヒノキは耐水性があって腐りにくい木材です。こういった耐水性に優れた木材の場合、塗装したことで塗膜の劣化で見た目を損なうより、塗装しない方が風合いを楽しめます。吸水して傷んでしまう木部のみ、造膜型・浸透型塗料で塗装することをおすすめします。

    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ

    和モダンや洋モダン住宅は近年人気の住宅

     お住まい全体が和風のテイストで仕上がっている住宅もあれば、和室や畳スペースを部分的に取り入れた洋風住宅も近年よく見かけます。最近では、建売住宅の多くに小上がりの畳スペースや和室があるようです。また、洋風な外観でも室内では梁を見せるといったデザインも増え、木材をふんだんに使った「和モダン住宅」「洋モダン住宅」は人気があります。白と黒のコントラストで落ち着いた色味の外壁や、窯業系サイディングに木製外壁を組み合わせるスタイルも素敵です。

    和モダン・洋モダン

     昔は「和風」だけだった住宅が、最近では洋風住宅と和風住宅をミックスしたようなスタイルがトレンドになっています。そこで、上手に和洋折衷する方法を紹介します。

    1.ジョリパッド塗装

    柔剛性・可とう性が高くモルタル外壁よりもひび割れも発生しにくい

     ジョリパッドは、モルタル外壁の塗り替え時に「和」にも「洋」にも仕上げられる塗料です。柔剛性や可とう性が高く、モルタル外壁と比べるとひび割れが起こりづらいという特徴があります。カラーバリエーションも豊富で、仕上げ方法や骨材の違いで、さまざまな表情を作り出すことができる塗料です。塗り方に一工夫すれば、欧風の素敵な印象をも作り出すことができるでしょう。

    和風・洋風どちらの雰囲気にも仕上げることができます

    2.金属サイディングでの外壁カバー工法

    既存外壁材に劣化が見られる、和風住宅から洋風住宅へ変更したいという方にお奨め

     外壁の劣化が見られる場合や和風から洋風へイメージチェンジしたいという方には金属サイディングによるカバー工法がおすすめです。既存の外壁材を取り除く手間もなく、さらに処分費用もかかりません。

     また、異なる外壁材が二重になっていることから、断熱性や遮音性も高まるメリットがあります。外壁が二重になることで「重量が増えて建物に負担があるのでは…?」という不安を持つ方もいるでしょう。しかし、ガルバリウム(GL)鋼板金属サイディングなら約3.6㎏/㎡と軽量。住宅への負担も少ないリフォームができます。

    これまでの外壁の上に新しい外壁を重ねて張る
    外壁材には約3.6㎏/㎡の非常に軽量なガルバリウム(GL)鋼板使用で住宅への負担も少ないリフォームが可能

    【施工事例】和風住宅での外壁カバー工法

    【使用材料】センターサイディング:レフィーナウォール

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     築年数が経ち、経年劣化が見られるようになったため、外壁リフォームのお問い合わせをいただきました。長期的にメンテナンスフリーにしたいというご希望をいただき、金属サイディングでカバー工法のご提案をいたしました。

    点検の様子

    モルタル外壁の家
    モルタル外壁の経年劣化

     こちらのお住まいのように、経年でひび割れや塗膜の劣化が起こることは、モルタル外壁の性質上仕方のないことで、10~15年ほどすれば塗装メンテナンスが欠かせません。塗装メンテナンスのほか、「洋風の雰囲気にしてみたい」「もっとイメージチェンジをしたい」という外観の大きな変化を好むケースでは、金属サイディングへのカバー工法をおすすめしています。

    既存外壁材の上に新たな外壁材を被せる外壁カバー工法

    胴縁木材の取り付け
    胴縁木材の取り付け

     カバー工法とは、現在の外壁材を撤去することなく、そのままの状態で施工が可能な方法です。新しい外壁材を上からカバーしていきます。

     まずは通気性を確保するため胴縁木材を取り付けます。新しい壁材を貼る方向によって、木材の向きを変えて設置します。金属サイディングを横張りするなら縦向きに、縦張りするなら横向きに胴縁木材を取り付けていきます。また、サッシと外壁との空間には雨が入り込む確率が高まることから、サッシに合った専用の役物を施すことが重要です。胴縁木材取り付けの前に透湿防水シートを張れば雨漏りの対策にもなります。

    金属サイディングを被せる
    金属サイディングを被せる

     ガルバリウム鋼板は外壁材のほか、屋根材にもよく使われるほど耐久性が高いため、次回のメンテナンスは20年ほど先でも大丈夫です。外壁カバー工法は外壁塗装と比べると施工費用は高くなりますが、次回のメンテナンス時期を大幅に遅らせることから、ランニングコストの軽減も可能です。また、デザインやカラーがたくさんあり、「和風から洋風にイメチェンしたい」というときでも、お好みの外壁にできるでしょう。

    和風住宅の外壁カバー工法竣工

    外壁カバー工法竣工

     このように、ツートンカラーにすれば、一層洋風な雰囲気に近づきます。また、雨戸や破風板などの素材も変更したい場合には、外壁カバーを行う前にご相談いただくと綺麗に納まります。あわせて、ご検討してみてください。

    3.外壁材の張替

    外壁材が劣化し強度が不足している場合、補修も兼ねて外壁材の張替でイメージチェンジを図りましょう

     既存外壁材のダメージがひどく、強度が著しく落ちている場合は「外壁カバー工法」によるリフォームはできません

     こういった場合には、外壁の張り替えを検討いただく必要があります。外壁リフォームのなかではコストが高いものの、透湿防水シートの張替、胴縁の交換など、内部の不具合を含めた補修ができます。今後の耐久性にも期待できるでしょう。

     また、外壁カバー工法はサッシの納まりと外壁材の厚みとの調整が必要ですが、下地から補修する張替なら柔軟に対応できます

    これまでの 外壁を撤去し、新しい外壁に 張り替える
    リフォーム費用としては最も高いですが透湿防水シートの張替や胴縁の交換等、内部の不具合も含め補修することができます

    和風住宅で外壁塗装する際に大切なのは“仕上がりのイメージ”

     多くの方は、「和風」の建物と聞くと、厳かで落ち着いた印象のお寺や神社などをイメージするのではないでしょうか。メンテナンスせずに経年劣化がひどくなれば、伝統的な雰囲気を持つ外観を失ってしまいます。綺麗な外見を損なわないためにも、定期的な外壁塗装が必要です。ただし、色選びには注意していただく必要があります。「和風だから派手な色は似合わない」と思いこみ、色選びの幅を狭めてしまうことが良くあるのです。

     最近では和風と洋風を織り交ぜたデザインの住宅も増え、和の建材の魅力を失わないようにバランス良くまとめ上げることも可能です。そこで大切なのは、仕上がり後のイメージを持つことです。

    仕上がり後のイメージを持つ

     色選びの際は、カラーシミュレーションで全体的なイメージをチェックし、実際の色を見本板で再度チェックしてみましょう。また、塗装する面積の大小によって、同じ色でも見え方が異なる「面積効果」がありますので、見本で気に入った色よりもワントーン暗めの色を選ぶことも色選びのポイントです。

    外壁塗装を行う前にカラーシミュレーションで住宅全体のイメージを確認
    見本板で使用色を再度チェックしましょう

     和風住宅の外壁塗装を検討されている方、木材の質感を生かした塗装をご希望の方は街の外壁塗装やさんへご相談ください。経験豊富なスタッフがお住まいに適した塗装方法をご提案いたします。色選びのご相談もお受けしていますのでお気軽にお問い合わせください。

    和風住宅の外壁塗装でお悩みの方お気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください
    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ

    外壁塗装工事を行った和風住宅の施工事例

    【使用材料】

    外壁:エラストコート(A-13)

    木部:ニューボンデンDX(ウォルナット)

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     こちらは、築年数21年ほど経過した和風住宅です。初回の外壁塗装からすでに15年経過しています。そろそろ外壁や塀などのクラックが見られるようになったとのことで、2回目の外壁塗装メンテナンスをご相談いただきました。「どのくらい費用がかかるか?」という費用の比較のため、3社の相見積もりをされたとのお話でした。

    点検の様子

    リシン外壁の家
    木目調の軒天材

     リシン外壁のざらざらした表面の外壁です。砂と塗料を混ぜて吹き付けたリシンは塗膜が薄く、一方のスタッコは塗料とセメントを混ぜたものに骨材を入れるため、塗膜は厚めです。微細な凹凸が特徴的なモルタルは、汚れが付着すると見た目が損なわれます。

     また、表面に汚れが付けば雨が降ったときに滞留しやすいほか、素材に水が吸われて傷みも進むため、塗装メンテナンスは大切です。軒天やさまざまな箇所に木目の穏やかな“和”の美しさが感じられます。

    木製の戸袋
    屋根は和瓦

     吸湿機能がある木材は、一方で水分が浸透すると腐りやすくなります。ただ、メンテナンスをこまめに行えば、長く住まいを守ってくれる素材です。木目の表情を活かすなら浸透型塗料や保護剤での塗装をご検討ください。木材に一回でも造膜型塗料を塗った場合、その後は浸透型塗料を使えません。今後、長い視点で見ても「木目調を消したくない」ときは、造膜型塗料の使用はNGです。和瓦は、塗装の必要性がありません。日光があまり当たっていない部分には少なからず苔が付いています。こちらは、高圧洗浄で丁寧に洗い流せば美観は維持できます。瓦屋根は半永久的にメンテナンスフリーと言われるほどの高耐久です。屋根や外壁をはじめ、和風住宅では耐久性の高い素材を使う傾向にあります。メンテナンスを怠らず、必要に応じてケアできれば、突発的な大きな出費を防ぐこともできます。

    外壁塗装工事の様子

    銅板の下屋
    高圧洗浄の様子

     下屋に使われていたのは、耐食性が高いという特徴がある「銅板」です。銅板は基本的に塗装しなくても長寿の素材。長ければ60年以上も使うことができます。銅板の専用塗料も見られますが、基本的には経年によって緑青色に変わりつつ、表面を保護してくれています。ただ、ときには施工不良や酸性雨の被害で錆び、雨漏りにつながるケースもあります。ひどい劣化が見られたときは、補修や交換などでダメージを解決することが大事です。このように、和風住宅では塗装を行わなくてもOKな箇所があります。ただ、基本的には一般的な外壁塗装と同じ工程で進めるため、高圧洗浄にて外装についている汚れと古い塗膜を除去していきます。

    ペーパー掛け(サンディング)
    浸透型塗料ニューボンデンDXのウォルナット

     下地処理については、木材の状況次第で変わります。たとえば、ヤニが木材から出てきたケースでは水性塗料を弾くため、仕上がりは美しくならず、シンナーを使いながら拭き取っていく必要があります。また、木材の節がはっきりとザラザラした表面になっていれば塗装では改善が難しいです。ペーパー掛けや、凹部を木部用パテで埋めるなどして表面を平らに仕上げてから塗装をすることになります。年数が経って傷みがひどく細かな穴があいてきた場合、塗料が大量に吸い込まれる恐れがあります。「シーラー」や「との粉」などを刷り込んで“目止め”を行っていきます。施主様のご希望は「木目を活かして塗装したい」とのことでした。選んだのは、浸透型塗料ニューボンデンDXのウォルナットです。現在、木材の黒ずみがある場合、明るい浸透型塗料で塗れば、そのまま黒ずんだ質感が表現されます。そこで、既存の木材の色味に比べて濃い色を使えば、既存の色味の影響を受けにくくなります。

    浸透型塗料を塗布

     塗料は、丁寧に下地処理を施した木材に塗り込んでいきます。浸透型塗料は木材に浸透して効果を表すため、たとえ厚塗りしたとしても木目はほとんど消えません。木材の風合いを残して塗装したい希望があるときにはおすすめの塗料です。

    浸透型塗料を塗布

     ただ、浸透型塗料は、塗膜を造る「造膜型塗料」と比べて耐用年数が短いケースが多いです。そのため、メンテナンス時期を計画しながら塗り替えていきましょう。

    木部の塗装
    モルタル外壁に下塗りフィラー

     クラックが発生しやすいモルタル外壁ですが、その大きさによって補修方法も違います。ヘアクラックと言われるような0.3㎜未満のひび割れは塗料で埋めることが可能です。フィラーで下塗りの際滑らかに仕上げることが大事です。また、それよりも太い「構造クラック」は塗料だけで補修することはできません。そのままでは雨水が浸入したり、さらに被害が大きくなる可能性もあります。クラックを補修材で埋め、被害を食い止めるための補修をしましょう。

    100%アクリル塗料のエラストコート(A-13)
    中塗りの様子

     「エラストコート(A-13)」は100%アクリル塗料。中塗り・上塗りで塗っていきます。弾性力が360%でクラックを防止する効果が特徴です。高い透湿で塗膜に膨れ・しわを起こしにくいうえ、雨水の浸入も防いでくれます。それに、骨材が入らない艶なし塗料のため、これまでの風合いはそのままで塗装が可能です。落ち着きのある表情に仕上げられるエラストコートは、モルタル外壁の塗料の選択肢のひとつとなるでしょう。

    上塗りの様子
    塗装完了

     黒系の調色が簡単ではないエラストコートの場合、彩度はやや高めです。実際の色味とのイメージ違いを防ぐためにも、見本帳で選んだ色よりもワントーン暗めの色にすることをおすすめします。そのほか、和風住宅の塗り替えで人気なのは低汚染塗料ナノコンポジットW(防藻+)です。セルフクリーニング機能が特徴的で、長い間「綺麗」が持続します。また、3分艶仕上げの落ち着いた印象を受ける色です。明るめの色がお好みならナノコンポジットW防藻+、暗めの色での仕上げにしたいときはナノコンポジットWをおすすめしています。

    鉄部のケレン
    鉄部に吹き付け塗装

     和風住宅の付帯部は、多くの場合、黒でまとめています。重厚で落ち着いた印象が魅力です。鉄部の塗装は、ケレンやペーパー掛けで目粗しをしてから行います。その後、吹付塗装により均一に仕上げられるように吹付塗装を施します。必ずしも黒っぽい色味でなくてもいいですが、付帯部の色によって印象はだいぶ変わるでしょう。塗料を選んだら、カラーシミュレーションで全体イメージをしっかりと確認することが大事です。

    工事を終えて

    和風住宅の塗装工事完了

     モルタル外壁の塗り替えが完成しました。クラックの補修もあわせて行い、今後のお住まいを守ってくれることでしょう。丁子色(ちょうじいろ)・香色(こういろ)・薄香(うすこう)に近い和色で仕上がりました。今回使った塗料のエラストコートは、塗り替え後に水洗いできます。今後のメンテナンス性にも長けている塗料と言えるでしょう。

     「どんな色があるか聞いてみたい」「使ってみたい色があるけれど我が家にマッチするか?」など、塗り替えの塗料の色でお悩みのときは、ぜひお問い合わせください。街の外壁塗装やさんでは、ご自宅を点検の上、ベストな塗料のご提案をしています。カラー選びに迷っているときは、カラーシミュレーションをいくつか作り、イメージのご参考にできるように一緒に考えてまいります。

    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ
    「和風住宅における外壁塗装のポイント!」のまとめ
    • • 日本ならではの気候に合わせて作られた和風住宅は、風通しの良さや採光性が魅力です

    • • 昔ながらの温かい雰囲気を感じられることが和風住宅が人気な理由です

    • • 瓦や木材、銅などは和風住宅でよく使われている建材で、それぞれ特徴や塗装メンテナンスの方法が異なります

    • • 木目を活かして塗装したい場合は浸透型塗料やクリヤー塗装をご検討下さい

    • • 耐久性や塗替えサイクルを優先される場合は造膜型塗料をご検討ください

    • • 和風住宅で使われる建材には「塗装をしなくてもよいもの」や「そもそも塗装が出来ないもの」もあります

    • • 近年は、昔ながらの和風住宅の印象を覆すようなデザイン性が高くおしゃれな和風住宅も増えています

    • • 和風住宅の域を超え、洋風住宅のデザインやカラーも取り入れた和モダンや洋モダン住宅を見かけることも多々あります

    • • 外壁リフォームをすれば、和風住宅や洋風住宅の外観のイメージチェンジが可能です

    • • 外壁塗装や外壁カバー、外壁張替など、外壁リフォームの方法はひとつではありません。コスト面はもちろん、下地の状態も確認したうえでリフォーム方法を選びましょう

    • • 外壁塗装時、塗料の色を決めるときに悩みがちな和風住宅。大事なことは塗装後のイメージです。カラーシミュレーションを作ってもらい、全体像を掴んでから外壁塗装を行うことが大事です

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