更新日：2023年08月27日

横浜市戸塚区柏尾町にお住まいのM様より、遠目から見える屋根が黒く見える為に何か異常があるのか点検調査をお願いしたいと街の外壁塗装やさんへ点検調査のご依頼を頂きました。お話を伺いますとまだお住まいを立ててから10年も経っていらっしゃらないとの事でした。何も異常がなければそれでいいのですが、何かあっては大変です。現地調査にお伺いさせて頂きました。

素敵な外観でしたが屋根の上は想像以上に傷んでおりました

さっそく現地にて屋根に上がらせて頂くと思ってた以上に屋根に汚れが散見されました。M様邸は急勾配と呼ばれる6寸の寄棟屋根でして、屋根が四面ございます。その北面に多く黒カビや黄色い苔が化粧スレートの端部に散見されました。化粧スレートは出荷当時は表面にコーティングが施されている為に汚れを弾いたり、はっ水効果がある状態ですが何年もお住まいを守り続けてくれている化粧スレートは紫外線の影響を受けてしまいそのコーティングが破壊されてきます。そうなりますと表面に汚れが繁殖しやすい状態になってしまいます。これはお住まいが教えてくれる塗装のサインでもあります。

雨水が滞留しやすくなると自然と汚れも繁殖しやすくなってしまいます

こちらは屋根材、化粧スレートが重なる端部ですが黄色い苔が多く繁殖している様子が窺えました。雨水を弾けなくなり、はっ水効果が薄れてきている化粧スレートによく見られます。このような苔やカビが繁殖し始めたら塗装のメンテナンス時期が近いという事です。放置してしまうと写真右の様にひび割れ、クラックが多く発生してしまったり化粧スレート自体が反ったりしたりなどしてしまい、塗装でのメンテナンスが出来なくなることもございます。

化粧スレートに塗装を施す意味は、美観の回復と共に化粧スレートの劣化を穏やかにするための保護です。汚れているけど雨漏りしていない。実は屋根裏では既に雨漏りしているケースもございます。

屋根材以外にも役物として屋根材同士がぶつかる取合いに雨仕舞として棟板金が取り付けられております。内部には貫板と呼ばれる木材が野地板へ向けてビスで打ち込まれて固定されており、そこへ写真の様な棟板金を被せて側面から釘で固定しております。こちらがある為に雨漏りを防げますが、経年で隙間が生じてしまい、その隙間から内部へ雨水が入り貫板を腐食させてしまいます。経年で起きてしまうので完全に防ぐことは不可能です。その影響を受けてしまった棟板金は、よく写真の様に固定する釘が浮いてしまったり板金自体も手が入り込んでしまう程浮いてしまう事もございます。強風や台風時に飛散してしまう多くの場合は棟板金自体が傷んでいるというよりも、内部にある貫板が腐食した結果、釘で固定できなくなっている棟板金が飛散するケースが非常に多いのです。

以上の事をご報告し、今回は屋根塗装の必要性をご説明させて頂きました。

私達、街の外壁塗装やさんではお住まい事に変わるメンテナンス方法をしっかりとした現地調査を行った上でご提案させて頂いております。せっかくのご自宅を適当に見てほしくないというお声も多く頂きます。塗装工事全般は、調査から施工まで安心して頂ける街の外壁塗装やさんへお任せください。

　記事内に記載されている金額は2023年08月27日時点での費用となります。
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