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headlinesheadline施工場所を選ばない「ウレタン防水」は屋上・ベランダに最適!膨れや劣化の補修もお任せください
防水工事は、お住まいを守る大切なメンテナンス。防水工事のなかでも、近年はFRP防水の知名度が高まっている印象があります。軽くて高耐久、工期が短いなどのメリットが有名なFRP防水ですが、実際に日本で多く選ばれているのは「ウレタン防水工事」です。
ウレタン防水について「塗料だから安いのでは?」「施工しやすいから勧めてくるの?」というイメージが先行されているようですが、多くの家で選ばれているウレタン防水にはおすすめしたいだけのメリットがたくさんあります。
今回はウレタン防水がどんなものなのか、メリット・デメリットにも触れながら、防水工事の役割や重要性についても詳しくお伝えしていきます。
ウレタン防水について「塗料だから安いのでは?」「施工しやすいから勧めてくるの?」というイメージが先行されているようですが、多くの家で選ばれているウレタン防水にはおすすめしたいだけのメリットがたくさんあります。
今回はウレタン防水がどんなものなのか、メリット・デメリットにも触れながら、防水工事の役割や重要性についても詳しくお伝えしていきます。
【動画で確認「ウレタン防水の施工方法と補修」】
【動画で確認「ウレタン防水についてプロが解説」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
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目次
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ウレタン防水が初めて防水層に活用されたのは1966年のことです。実は、防水工事の歴史としてはアスファルト防水やシート防水の方が歴史的には古いのですが、ウレタン防水は活用され始めてから改良が重ねられ、今では防水機能に長けた工法です。
一般住宅でも使われることが多かったので、ウレタン防水は世間的にもよく知られている防水工法と言えるかもしれませんね。
一般住宅でも使われることが多かったので、ウレタン防水は世間的にもよく知られている防水工法と言えるかもしれませんね。
ただ、ウレタンは外壁塗装に使われるイメージがあり「耐久性が心配」と思われる方も多いです。しかし、改質アスファルト防水とウレタン防水の併用「複合防水」などの研究を経て、1995年頃からは防水性の高さを意識しなければならない屋上駐車場、順応性が求められる地下などにも使われる優秀な防水工法となりました。
次に、ウレタン防水の特徴・メリットを簡単にご紹介していきます。
ウレタン防水の大きな特徴は、塗料を塗っていくため継ぎ目のない仕上がりが実現することです。シート防水の場合、剥がれや、施工不良でできた隙間から雨漏りが発生する心配もあります。シームレスな仕上がりのウレタン防水なら安心です。
施工する場所に凸凹があっても、塗料ですから問題ありません。
シート防水の場合、凸凹の形状に合わせて切り貼りをする…という手間がかかりますが、液状の樹脂を塗るウレタン防水は施工がしやすいのがメリットと言えるでしょう。段差や凸凹が多い場所でも、ウレタン防水ならしっかりとした対応が可能です。
シート防水の場合、凸凹の形状に合わせて切り貼りをする…という手間がかかりますが、液状の樹脂を塗るウレタン防水は施工がしやすいのがメリットと言えるでしょう。段差や凸凹が多い場所でも、ウレタン防水ならしっかりとした対応が可能です。
ウレタン防水は、塗料を3㎜ほどまで塗り重ねて防水層を形成する工法です。アスファルト防水などと比べるととても軽いため、建物への負担をかけません。
塗る面積に対して単価が比較的リーズナブルとなっています。施工後に塗るトップコートと言われる表面保護の塗料は5年ほどで塗り替える必要性があるものの、そのメンテナンスのおかげで防水層部分が傷みづらくなり長持ちします。メンテナンス費用を考えると、比較的コストパフォーマンスの良い防水工法と言えるでしょう。
ウレタン防水は「重ね塗り」が可能というのがメリットです。
シート防水の場合、劣化や傷みで剥がれ、めくれが起こると、補修の際には「いったんシートを除去してから再施工」と手間や費用がかかります。一方、塗料のウレタン防水の場合、「高圧洗浄で表面を洗い、重ね塗り」と補修がしやすいのです。もちろん、補修の際に「材料の撤去」という工程も発生せず、とてもエコなメンテナンス方法ではないでしょうか。
シート防水の場合、劣化や傷みで剥がれ、めくれが起こると、補修の際には「いったんシートを除去してから再施工」と手間や費用がかかります。一方、塗料のウレタン防水の場合、「高圧洗浄で表面を洗い、重ね塗り」と補修がしやすいのです。もちろん、補修の際に「材料の撤去」という工程も発生せず、とてもエコなメンテナンス方法ではないでしょうか。
次は、ウレタン防水のデメリットを見ていきましょう。
手作業で塗り進めていくウレタン防水は難易度が高い工法です。単に「塗る」だけでなく、厚みを一定に保ちながら塗っていかなければなりません。液状のものを均一に塗るのは簡単ではなく、長年の経験と技術が必要です。
仕上げが悪いと、「雨水が排水溝に流れない」「水たまりができる」「厚みが足りずに雨漏りが起こる」などの問題が発生します。熟練の技術でしっかり塗ってもらうことで、ウレタン防水の性能が発揮できるのです。
仕上げが悪いと、「雨水が排水溝に流れない」「水たまりができる」「厚みが足りずに雨漏りが起こる」などの問題が発生します。熟練の技術でしっかり塗ってもらうことで、ウレタン防水の性能が発揮できるのです。
施工後の乾燥に時間がかかるのがウレタン防水のデメリットです。
「雨が降れば数日間は施工できない」ということも踏まえ、ウレタン防水の施工計画はある程度のゆとりを持って組む必要があります。一方、乾燥が早いFRP防水はバルコニーやベランダへの施工なら1日で済むケースもあります。
「雨が降れば数日間は施工できない」ということも踏まえ、ウレタン防水の施工計画はある程度のゆとりを持って組む必要があります。一方、乾燥が早いFRP防水はバルコニーやベランダへの施工なら1日で済むケースもあります。
○密着工法~ウレタン樹脂を下地に直接塗る方法
○通気緩衝工法~下地と密着させない方法
通気緩衝工法は絶縁工法ともいわれる工法で、下地と密着させない防水方法です。下地に密着しませんから下地の影響を受けづらいのが大きな特徴です。そのため、下地に水分がある状態でも施工ができます。
防水層の膨れを防ぐために、下地に多数の穴が空いた“通気緩衝シート”と呼ばれるシートを貼って密着しないようにします。また、通気緩衝シート部分に溜った水蒸気だけを逃がす「脱気盤」「脱気筒」という脱気装置も設置していきます。
防水層の膨れを防ぐために、下地に多数の穴が空いた“通気緩衝シート”と呼ばれるシートを貼って密着しないようにします。また、通気緩衝シート部分に溜った水蒸気だけを逃がす「脱気盤」「脱気筒」という脱気装置も設置していきます。
防水層は、傷みや雨漏りなどの症状が起こることがあります。劣化で水分が溜まっている状態の場合、密着工法では水分が逃げきれずに防水層を破ってしまいます。その場合は、下地と防水層が密着しない通気緩衝工法の方が適しています。
○1.表面にひび割れが起こってくる
防水層で初めに気づく劣化症状のひとつに「表面のひび割れ」があります。だいたい築5~7年ほどで、表面にひび割れを見つけたという方も多いです。
ただ、ウレタン防水の耐用年数は12~13年程ですから、表面のひび割れを見て「そんなに早くダメになるのか…」と施工不良を疑ってしまうかもしれません。しかし、これは表面を保護している「トップコート」のひび割れなのです。
ただ、ウレタン防水の耐用年数は12~13年程ですから、表面のひび割れを見て「そんなに早くダメになるのか…」と施工不良を疑ってしまうかもしれません。しかし、これは表面を保護している「トップコート」のひび割れなのです。
トップコートは防水層を覆っているもので、それ自体に防水性があるわけではないため、「ひび割れ=雨漏り」に結びつくことはありません。ただ、ひび割れにより防水層が露出すると紫外線や雨水にさらされることに…。
結果的に防水層が劣化するため、トップコートのみにひび割れが現われたとしても、早めに再塗装をしなければいけません。
columns ○2.塗膜に浮きや膨れが見られる
塗膜の浮きや膨れは、早めに対処したい劣化症状です。水分を含んだ下地の影響で防水層が膨らんでいるかもしれません。雨漏りが起こっている可能性もあるため、早めに点検で状況を確認しましょう。
まずは、防水層の状態はもちろん、防水層が原因となって外壁・サッシ回りに雨漏りを起こしていないか点検する必要があります。
浮きや膨れのある防水層は、歩行や経年劣化で破れる恐れがあります。浮いた部分だけを剥がして補修するか、それが難しいときには全体的に改修しなくてはなりません。
浮きや膨れのある防水層は、歩行や経年劣化で破れる恐れがあります。浮いた部分だけを剥がして補修するか、それが難しいときには全体的に改修しなくてはなりません。
トップコートだけでなく防水層に起こるのが亀裂です。もともとひび割れが起こっていたものに、年月の経過とともにさらに拡大したケース、もしくは地震で亀裂が生じるケースなどもあります。
亀裂が起こっても、すぐに雨漏りが起こるわけではありません。しかし、亀裂を放置するとやがて下地の傷みや腐食につながります。亀裂の症状があったら、下地に影響する前に、ウレタン防水の再施工を検討しましょう。
○4.雨漏りが起こる
防水層の傷みや劣化を見逃したことで、雨漏りが起こることがあります。雨漏りが起こると住まいの寿命を縮めるため、早めに対処すべきです。
雨漏りの原因を探るために防水層を点検しても異変がないというケースもありますが、真下にある軒天や室内に雨水が侵入していることも考えられます。
「防水層はなんともない」というケースでも、雨漏りが起こっているなら必ず点検してもらうことが大事です。
「防水層はなんともない」というケースでも、雨漏りが起こっているなら必ず点検してもらうことが大事です。
また、「そんなにひどい雨漏りではない」というケースでも、防水層に含んだ水蒸気を逃がすために通気緩衝工法などの対策が効果的です。
columns columns ○1.防水層を触れてみる
柔らかな弾力が特徴のウレタン防水は、防水層を押したときに柔らかい感触があります。柔軟性も感じられるでしょう。爪などでちょっと引っ掻いて跡が残れば柔軟性のあるウレタン防水ですが、くれぐれも防水層を破らないように気をつけてください(力を入れ過ぎると、破れて雨漏りの原因になります)。
一方、強度・耐水性・成形性に優れているFRP防水は、繊維強化プラスチックのため押しても硬いです。爪で引っ掻いても跡が残らないので見分けやすいでしょう。
一方、強度・耐水性・成形性に優れているFRP防水は、繊維強化プラスチックのため押しても硬いです。爪で引っ掻いても跡が残らないので見分けやすいでしょう。
○2.防水層を見る
防水層の表面を見てみましょう。滑らかな防水層がウレタン防水です。
一方、ネット状にしたガラス繊維を貼り付けているFRP防水は、摩耗しているうちに表面に細かい繊維が出現してきます。ひび割れとは違った蜘蛛の巣模様があるときはおそらくFRP防水です。
一方、ネット状にしたガラス繊維を貼り付けているFRP防水は、摩耗しているうちに表面に細かい繊維が出現してきます。ひび割れとは違った蜘蛛の巣模様があるときはおそらくFRP防水です。
ウレタン防水とFRP防水は、バルコニーやベランダなどと施工場所もほとんど同じです。しかし、雰囲気が似ていても、使う材料はまったく違います。塗膜のトラブルを防ぐには「既存の防水方法」を見極めなければなりません。
「既存のウレタン防水に“FRP防水”を新規に施工」、逆に「既存のFRP防水に“ウレタン防水”を新規に施工」というように、間違った防水工法を施すと塗膜の膨れを起こすトラブルもあります。
「既存のウレタン防水に“FRP防水”を新規に施工」、逆に「既存のFRP防水に“ウレタン防水”を新規に施工」というように、間違った防水工法を施すと塗膜の膨れを起こすトラブルもあります。
また、防水工事で大切なことは、状況に合わせた工法を選ぶことです。たとえば、FRP防水は陸屋根やバルコニーなど広い面積の場所への施工が不向きです。伸縮性のない硬膜なFRP防水は、広い場所に施工すると動きについていけず、ひび割れが発生する可能性があります。
防水工事を行うときには「既存の防水方法は何か」を確認したうえで、状況に合わせた工法の相性をチェックしましょう。施工後にトラブルが起きないように、必ず既存の防水層の種類を確かめておきましょう。
防水工事を行うときには「既存の防水方法は何か」を確認したうえで、状況に合わせた工法の相性をチェックしましょう。施工後にトラブルが起きないように、必ず既存の防水層の種類を確かめておきましょう。
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