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更新日 : 2024年05月15日
更新日 : 2024年05月15日
このような劣化のサインが見られたら屋根補修が必要!?補修方法を解説!
街の外壁塗装やさんでは、突発的な損傷や経年劣化による屋根補修も受け付けています。この記事では、お住まいの屋根で起こりやすいトラブルや経年劣化の一例をご紹介しています。
さらに、劣化の状態に応じて必要な補修方法についても詳しく解説しています。
屋根補修が必要かどうか悩んでいる方、雨漏りが心配な方は、ぜひ参考にしてください。
目次
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屋根の修理を考えるきっかけはさまざまですが、大切なお住まいに問題が生じると、誰もが心配になります。この記事を読んでいる皆様も、以下のような心配事やトラブルをお持ちではありませんか?
台風・強風で屋根の一部がめくれてしまった
突発的な強風や年々訪れる台風のような、ときに壮絶な威力を持つ風災は、私たちにとって本当に恐ろしい存在です。風災が過ぎ去った後、外に出てみると、瓦がいくつか吹き飛ばされたり、金属屋根が軒先から剥がれてしまったりといった被害が多く発生し、そのために相談を受けるケースも多くあります。
屋根材が大きくめくれている場合は、「修理が必要だ」と判断されるかもしれません。しかし、屋根材に軽微なめくれが見られる場合、人々は「これぐらいなら問題ないかもしれない」と考え、そのまま放置してしまうこともあります。ところが、屋根材が少しでもめくれていると、雨水の流れが変わり、雨漏りのリスクが高まる可能性があるため、放置することはお勧めできません。
雨漏りが起きている
屋根の修理を検討する最も一般的な理由は雨漏りです。雨漏りが進行すると、建物の耐久性だけでなく、室内に浸入した雨水が家具や家電を損傷させたり、カビの繁殖を招いたりするなど、さまざまな実害が発生する可能性が高まります。
屋根の雨漏りを無視する方はほとんどいないと考えられますが、屋根修理の専門業者を誤って選んでしまうと、「修理し続けても雨漏りが解消されない」という状況に陥る可能性があります。信頼性のある業者を選び、屋根の修繕を頼むことが非常に重要です。
瓦がズレていて落ちてこないか心配!
日本の伝統的な住宅に使用される「本瓦」は、その風格ある外観から、どんな屋根材にも匹敵する魅力があります。しかし、この魅力的な瓦屋根は、台風や強風の際に最も影響を受けやすい屋根材の一つと言えます。
自宅の屋根の瓦がずれているのを発見すると、しばしば「もし瓦が落ちて、誰かに当たったらどうしよう?」「雨漏りが心配だ」と不安を感じることでしょう。
瓦屋根の下には通常防水シート(ルーフィング)があり、それによってすぐに雨漏りが発生することはありません。しかし、防水シートの劣化が進行すると、雨漏りのリスクが高まります。また、瓦が落ちる可能性もあるため、早急に屋根の修理を検討することが賢明です。
現在は瓦屋根だけど、地震で崩れないか不安
堂々とした外観が魅力の瓦屋根には、その重さからくる重心の高さがあり、地震の揺れに対して脆弱な一面も存在します。
もし「家が古くなってきたし、瓦屋根が地震が起きたら不安だ」と感じている場合は、屋根の全面的な葺き替えを検討してみることをお勧めします。屋根の葺き替え工事により、軽量で地震に強いガルバリウムなどの屋根材や、見た目も瓦そのものを再現した軽量ハイブリッド瓦に切り替えることができます。
2階から見える屋根にコケが生えている
2階の窓から外を眺めている際、屋根に苔が繁茂していることがあるかもしれません。厳密に言えば、2階の窓から見えるのは外屋根(げやね)と呼ばれる箇所ですが、外屋根に苔が生えている場合、同じように2階の屋根にも苔が生えている可能性が高いでしょう。
スレートなど、塗装が必要な屋根材の場合、表面を保護する塗膜が劣化すると、屋根材自体の防水性が低下し、苔が生えやすくなります。もし自宅の屋根に苔が生えているのを発見したら、専門業者に相談して塗装などのメンテナンスを検討することをお勧めします。
訪問営業から「屋根補修が必要だ」と言われた!
急にやってきた訪問セールス担当者に「屋根が劣化しており、修理が必要です」と言われた経験がある方もいるかもしれません。特にこれまで屋根の保守メンテナンスを行ってこなかった方にとって、屋根の劣化状態に気付かないまま指摘を受けると、非常に不安になることでしょう。
こうした状況では、提案された価格が適切かどうか、また本当に屋根補修が必要なのかといった多くの疑問が浮かぶことでしょう。
訪問セールスを行う業者の中には信頼性に欠ける業者も存在します。そのため、提案された見積もりが適正なものかどうか、また本当に屋根補修が必要なのかどうかを確認するために、別の業者からも見積もりを取ることが非常に重要です。
先ほどは、多くの方が屋根補修を考えるきっかけについて説明しました。ここから、屋根とその周辺部分でよく見られる劣化の兆候や、補修の方法の一例を見てみましょう。
屋根材
屋根に関連する問題について最も一般的なのは、屋根材のトラブルでしょう。屋根材には多くの異なる種類があり、それぞれに固有の劣化兆候が現れます。
瓦(粘土瓦)
日本の伝統的な住宅によく見られる瓦(粘土瓦)は、耐用年数が半世紀以上に及ぶため、屋根材自体の劣化による問題は稀です。ただし、漆喰部分の劣化や、強風や飛来物の影響によるズレや欠けなど、いくつかのケースでトラブルが発生する可能性があります。
スレート・セメント瓦
屋根塗装が必要なスレートやセメント瓦などは経年劣化によって色褪せたり、防水性を失って苔が発生してしまったり、脆くなってひび割れや欠けといった問題が発生することがあります。
ガルバリウム・トタンなどの金属屋根
ガルバリウムやトタンなどの金属屋根は、塗膜がはがれ、防水性が損なわれると錆びが発生し、さらに劣化が進行すると腐食して崩れてしまいます。ガルバリウムは一般的に錆びにくい素材として知られていますが、それでも適切な定期メンテナンスが行われていることが前提と言えます。
屋根材が劣化している状態のとき、補修の選択肢は次の3種類です。
- ☑屋根塗装
- ☑一部屋根材の補修や差し替え
- ☑葺き替えや屋根カバー工法といった屋根リフォーム
屋根材自体に問題がなく、塗膜の剥がれやひび割れがわずかな程度の場合
屋根材そのものが健康で、ただ塗装の色褪せや剥がれが見られる場合、屋根塗装を行って表面のコーティングを新たに施します。瓦屋根以外のほとんどの屋根材は、塗膜によって防水性が保たれており、定期的な塗装が行われない場合、スレート屋根や金属屋根では屋根材に水分が浸透し、苔や藻の発生、割れ、雨漏りなどのリスクを引き起こす可能性があります。金属屋根の場合、錆びの発生や錆びによる穴や欠けなどの症状も発生することがあります。
屋根材の一部に不具合がある場合
屋根材の一部に亀裂や欠損、ずれなどの問題がある場合、コーキングを使った修理や、一部の屋根材を取り替えて交換することが検討されます。
耐用年数を迎え全体的な不具合がある場合
屋根材、防水紙(ルーフィング)、野地板など全体的な耐用年数の終了に伴う総合的な問題が見られる場合、単に一部を修復するだけでは問題が繰り返し起こる可能性があるため、屋根の完全な葺き替えや屋根カバー工法など、屋根リフォームを検討することも重要です。
棟板金
棟板金(むねばんきん)は、屋根の頂上部に配置される板金製の部材を指します。棟とは屋根の最上部で、つまり屋根の板同士が接合する部分を指し、これは屋根材を固定し、雨水の侵入を防ぐために取り付けられています。
そんな棟板金で特に見られる劣化のサインは、次の4種類です。
棟板金は金属製であり、金属屋根材と同じように錆びが深刻な素材です。通常は10年ごとに屋根の塗装メンテナンスを実施し、錆びから保護する必要があります。ただし、もしも錆びが進行し、耐用年数を超えてしまっている場合は、交換が必要となることがあります。
原則としては10年に一度程度のペースで屋根塗装メンテナンスを行う
錆びが進行しており、耐用年数を迎えている場合
釘が浮いていると、釘穴が雨水の侵入経路となり、板金内部に設置されている貫板(木製の場合)を腐らせる可能性があります。
当然ながら、このような状況は雨漏りの原因となるため、釘が浮いている場合は新しいビスで固定し、コーキングによる防水処理が必要です。しかし、釘の浮きが長年放置され、貫板が腐食してしまった場合、貫板自体の固定力が喪失している可能性があるため、状況に応じて貫板を交換する必要があるかもしれません。
釘が浮いている場合
貫板が腐食している場合
さらに、棟板金の接合部に隙間が見受けられる場合には、コーキングを使用して隙間を埋めるなど、適切な防水処理が必要です。
接合部に隙間ができている場合
谷板金
谷板金とは、屋根の谷部に配置された板金部材で、雨水排水のために設置される重要な部材です。これは、谷樋とも呼ばれます。谷板金は、屋根材の種類に関係なく、谷部分に設置され、雨水を収集し、雨樋に排水する役割を果たします。屋根の中で雨水が最も集中する場所であるため、劣化が起きやすく、一度問題が発生すると雨漏りのリスクが高まります。
谷板金の劣化のサインの例として、次のような状態が挙げられます。
先述したように、谷板金は雨水排水のために設置されており、上の写真のいずれかのような劣化のサインが見られると、室内に雨漏りの危険性が生じます。この部分は雨漏りの発生しやすい箇所であるため、定期的に屋根を点検し、谷板金の劣化サインが見られないかを確認することが重要です。
天窓(トップライト)
屋根部分に設置される天窓はトップライトとも呼ばれ、通常、太陽の光を取り入れるための採光の目的で設置されますが、デザイン面でも魅力がありますよね。しかし、天井にあるからこそお手入れがしにくい側面もあります。
天窓に以下のような状態が見られたら、不具合や劣化が起こっているサインです。
窓のフレームとガラスの隙間にあるゴムパッキンは年月が経過することで劣化しますし、また経年劣化やパーツの問題によって開閉がスムーズでなくなることがあります。さらに、台風や強風によって運ばれた飛来物によってガラスが破損することもあり、天窓を構成するパーツそのものに損傷が生じる場合があります。
窓の枠とガラスの隙間を埋めるゴムパッキンが経年劣化すると、雨漏りの原因となることがあります。このゴムパッキンは紫外線や風雨にさらされるため、通常、約10年ごとに交換したり、問題がある場合はシーリングで防水処理をするなど、定期的なメンテナンスが必要です。
ゴムパッキンが劣化している場合
窓の開閉がスムーズでない場合、通常、天窓全体を取り替えるか、天窓そのものが必要でなければ塞ぐか、ガラスが割れた場合は修理が難しいので新しいガラスに交換する必要があります。
開閉不良の場合
屋根からの雨水は通常、屋根表面を流れ、雨樋へと排水されますが、天窓はこの流れを遮断します。言い換えれば、天窓は屋根の中でも雨水がたまりやすい部分と言えます。
雨漏りが発生すると、室内の壁紙が汚れたり、カビが繁殖したりする可能性があるため、定期的な点検を行い、潜在的な劣化や不具合を早期に発見し、雨漏りを防ぐことが重要です。
雨樋
塗装業界では「付帯部分」と呼ばれている雨樋。
外壁塗装の際には、外壁と同時に雨樋の塗装も行います。しかし、雨樋の塗装メンテナンスを怠ると、紫外線の影響を受け劣化が早まり、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。
雨樋の劣化が見られる兆候は、色あせ、ひび割れ、接合部からの雨漏りなどです。また、劣化に伴ってコケが発生することもあります。さらに、劣化ではないですが、ゴミがたまって詰まる問題も頻繁に発生します。
雨樋に問題が生じると、正しい排水が妨げられ、余分な雨水が外壁に損害を与える可能性があります。ひび割れたり穴があいた雨樋は、一部の場合には補修テープを使用して修復できますが、通常は交換をお勧めします。部分的な交換もできますので、ご安心ください。
軒天
軒天(のきてん)とは、屋根が建物から突き出ている部分の内側を指します。この部分は外から見た時に目につきやすく、外壁塗装業界では雨樋と同様に「付帯部分」として扱われます。
軒天部分に見られる劣化の兆候として、塗膜のはがれやひび割れ、ボードの損傷(剥がれなど)などがあります。
軒天部分は塗膜の劣化に伴い汚れやすく、住宅の外観を損なう可能性があるため、定期的な塗装メンテナンスが非常に重要です。
もしひび割れやボードの損傷などが観察される場合、部分的な修復または軒天全体の交換工事が行われます。通常、軒天の修理には足場が必要となることが多いため、屋根修理や塗装工事を行う際、同時に補修を検討することをお勧めします。
ボードの破損やひび割れなどが見られる場合
破風板・鼻隠し
破風板(はふいた)と鼻隠し(はなかくし)は、屋根の側面の部分を雨風から守るために設置されている部材です。これらは外部の要素に晒されているため、塗装業界では外装部分として考えられ、定期的な塗装メンテナンスが不可欠です。
代表的な劣化サインで「塗膜の剥がれ」や「ひび割れ」、「腐食」などが挙げられますが、これは破風板や鼻隠しは木製であるケースが多いためです。
塗膜の剥離や微細なクラックがあれば、コーキングと塗装で修復できますが、腐食が進み部品が劣化している場合、部品の交換が必要になることがあります。
塗膜の剥がれやわずかなひび割れ程度
腐食してボロボロになっている場合
自然災害、例えば台風の被害を受けた際におうちが傷ついてしまった場合、非常につらく心が折れそうな気持ちになるでしょう。家族が無事であれば、一安心ですが、災害の後はお宅の修復が必要になります。
強風、台風、雪やひょうによる被害など、自然災害が外壁や屋根に損傷を与えた場合、火災保険を通じて修理できることをご存知でしょうか。火災保険という名前からは「火災に関連したもの」と思われがちですが、実際には火災以外の多くの災害にも適用される保険です。
屋根や外壁の損傷状態によりますが、修理にはかなりの費用がかかる場合もあり、これが家計に大きな負担をかけることがあります。しかし、こうした状況に対処する際、火災保険をうまく活用すれば、財政的な負担を最小限に抑えつつ、外壁や屋根の修理を行うことができるのです。
火災保険を利用した修繕作業の具体的な情報については、下の記事で詳しく説明していますので、ご興味がある方はぜひその記事もご一読ください。
街の外壁塗装やさんは、屋根補修も対応しています!
街の外壁塗装やさんは、外壁の塗装に限らず、外装全般のリフォームを全体的に幅広く対応しています。屋根の修理ももちろんお任せください。屋根に関する問題でお悩みの方や、定期的なメンテナンスをお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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また、街の外壁塗装やさんでは、お客様に安心してお任せいただけるよう、「10のお約束」と「マイスター制度」を設けています。これらは外装リフォームにおいて最高品質をお約束するための方針ですので、ぜひご一読いただければ幸いです。
このページでは、屋根の修理をご検討中の方や屋根トラブルにお悩みの方に向けて、屋根の代表的な問題や劣化の兆候の実例、さらにそれぞれのケースごとの修理方法について詳しく解説いたしました。
住宅の屋根はさまざまな構成部品から成り立っており、それぞれに独自の目的や役割があります。これらの部品のいずれかに問題が生じると、将来的には雨漏りなどの深刻な問題につながる可能性があるのが、屋根の損傷や不具合の特徴です。
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