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  • HOME > スレートの寿命を延ばす屋根塗装。正しい塗装方法と工程を詳しくご紹介!

    更新日 : 2023年03月31日

    更新日 : 2023年03月31日

    スレート屋根の正しい塗装方法と工程
     スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根は日本の屋根材としてもスタンダードで多くの住宅で使われています。数ある屋根材の中でも「施工しやすく」「コストが安い」ことが普及率の高さの理由です。
     また、定期的な塗装メンテナンスで屋根材の寿命を延ばすことができ、屋根材を長持ちさせればその分ランキングコストも下げることができます。
     今回の記事では、スレート屋根を長く安心して使うための正しい塗装メンテナンスについて詳しくお伝えしていきます。

    【動画で確認「スレート屋根」】
    長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。

    動画で見たいという方は是非ご覧ください!

    スレート屋根を維持するために不可欠な塗装メンテナンス

     威厳があって和の雰囲気が感じられる昔ながらの瓦屋根もあれば、最近人気が高くなっている金属屋根、そして多くの住宅で選ばれているスレート(カラーベスト・コロニアル)屋根など、屋根材の種類は実に豊富です。

    屋根の見える街並み
    最も選ばれている屋根材スレート(カラーベスト・コロニアル))
    苔や藻が発生する前に塗り替えるのが正しいメンテナンス

     スレート屋根は適切なメンテナンスを行っているかどうかが外観に大きく左右し、メンテナンスが行き届いた綺麗な屋根があれば、苔や藻が発生して深緑や黒ずんで見た目を損なっている屋根までさまざまです。

     

     スレート屋根は定期的に塗装してあげることが大切ですが、「スレート屋根は塗り替えなくてもOK」と言うリフォーム業者もいます。「美観は悪くなるけれど、塗装しても耐用年数はそれほど伸びない」という主張です。しかし、私たち街の外壁塗装やさんでは、間違った認識だと考えています。

    屋根塗装について詳しくはコチラ
    自分でできる外壁と屋根のチェック診断について詳しくはコチラ

    防水性を復活させることが本来の目的

     屋根塗装の目的は「傷んだ屋根材を復活させる」のではなく、「屋根材が傷まないよう保護する」ことです。そのため、老朽化して傷みが激しいスレートに塗装しても、確かに寿命を延ばすことはできません。
     街の外壁塗装やさんでは、「塗膜は衰えている」けど「スレートは傷んでいない」といった状態になりやすい新築から約10年前後を目安に塗装することをおすすめしています。

    塗装することで防水性を回復させ耐食性を高めます

     スレートは吸水による膨張と乾燥による収縮を繰り返すことで変形や欠け、ひび割れを引き起こしますので、塗膜が衰えてきたタイミングで塗装を行い、防水・撥水性能を高めてスレートを保護してあげる必要があるのです。

    変形したスレート屋根
    スレートの欠け
    スレートのひび

    防水性を高めることで防げる「凍害」

     寒冷地でよくあるトラブルが「凍害」です。塗膜の防水性がなくなり、建材が吸収した水分が凍結することで体積が増加し、建材を破壊してしまう症状です。

    体積が増え、建材を破壊してしまう凍害
    凍害は霜や氷が貼る地域ならどこでも起こりえる現象です

     
     水(液体)から氷(個体)へ凝固する際に増加する体積は約9%です。その膨張力は約2,000気圧に達し、1㎠あたりに換算すると約2トンもの圧力になります。これだけの圧力がかかれば丈夫な屋根材とはいえ簡単に破壊されてしまいます。

     また、凍害は特に寒冷地で起こりやすいものの、極端に温暖でないかぎり、冬になれば日本全国どの地域でも起こる可能性があります。「雪が降る」「霜がおりる」などは、近年、全国的に起こる現象です。塗装によって防水性を高めておけば、そもそもスレートが水を吸うこともなくなりますので、凍害から屋根を守ることができます。

    スレート屋根を塗り替える最適なタイミングは?

     スレート屋根のトラブルを未然に防ぐために必要な塗装メンテナンスですが、どのタイミングで行うのが最適?とお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。実際、街の外壁塗装やさんのお客様からも「新築後(塗装後)、何年経過したら塗り替えすべき?」といったご質問を良くいただきます。

     お住まいの状況によって最適なタイミングは異なりますが、新築から10年を目安に考えておけば間違いありません。「心配なので早めに塗装したい」ということであれば、もちろん早いタイミングでも問題ありません。ただし、建築・施工会社によっては「他社が工事を行ったらその時点で保証を無効にする」という保証内容になっている場合がありますので注意が必要です。保証期間が切れたタイミングに合わせてメンテナンスを行うのがベストかもしれません。

    スレート屋根の塗装をお考えのお客様からの疑問
    塗膜が剥がれているスレート屋根
    塗装の様子

    塗装のタイミングを過ぎてしまった…そんなときはどうすべき?

     
     塗装すべきタイミングを逃してしまっても、気づいた段階でなるべく早急に対応しましょう。塗膜が衰え防水性が低下した状態が続けば、それだけ屋根の寿命も縮まります。スレート屋根材は流通量が多いため塗料のラインナップも充実しており、ダメージの大きいスレート屋根の保護・強化を目的とした下塗り材も販売されています。
     街の外壁塗装やさんで試した中で最も効果を実感できたのが、下塗り材「ベスコロフィラー」です。

    苔の生えたスレート屋根
    劣化したスレート屋根
    塗膜が劣化して剥げたスレート屋根
    ベスコロフィラーを使用した際の下塗り工程

     一般的な塗装工程と言えば「下塗り・中塗り・上塗り」です。
     しかし、傷んだスレート屋根の場合は、

    1. ①下塗り1回目としてフィラーを塗布
    2. ②下塗り2回目としてシーラーを塗布
    3. ③中塗り
    4. ④上塗り

     という工程が必要になります。つまり、下塗りが2回行われます。
     ただ、フィラーとシーラーの役割を兼ね備えた「ベスコロフィラー」を用いた場合は、シーラーの塗布は不要です。
     つまり、スレート屋根が傷んでいるときも、

    1. ①下塗り1回
    2. ③中塗り
    3. ④上塗り

     という工程となります。

     価格的にも高額ではなく、一般的なシーラーと同じくらいです。傷んだスレート屋根でも、ベスコロフィラーを使えば防水性を復活させることができるでしょう。
     とは言え、基本的に傷みが大きいほど、メンテナンスの選択肢が限られるのは事実です。便利な製品があるから大丈夫と思わずに、できるだけ早めにメンテナンス計画を立てることが大事なのです。

    ベスコロフィラーについて詳しくはコチラ

    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ


    スレート屋根の特徴と成分
    スレート屋根の特徴と成分

     天然の粘板岩を切って成型した「天然スレート」、価格面や取り扱いのしやすさから工場で人工的に加工された「化粧スレート」があります。これまでは、人工か天然かで呼ばれ方にも違いがありましたが、最近では呼称の区別がなくなり、工場生産の人工的なタイプを「スレート屋根材」と言うケースが多いです。

     

     セメントと繊維質からできたスレート屋根材の厚みは約5~6mmしかありません。また、セメント自体に防水性がないため、塗装が施されてから屋根材として出荷・施工されることになります。

     スレート屋根材は、商品名として使われていた「カラーベスト」「コロニアル」といった呼称もあります。スレート屋根・カラーベスト・コロニアル…と呼び方の違いはあっても、基本的に同じ成分で厚みなどの特徴も同じです。

     

     ちなみに外壁材の主流として知られる窯業系サイディングもセメントと繊維を混合したものですので、多くの住宅は繊維とセメントからできた建物と言えるでしょう。

    窯業系サイディングについて詳しくはコチラ
    スレート屋根の正しい塗装方法

     住宅の屋根材として知名度もあり、流通量が多いスレート屋根。これまでにたくさんの住宅で塗り替えされているにもかかわらず、なかには間違った方法で塗装されているケースもあります。

     塗装における基本的なポイントは以下の3つです。

    • ・塗装部分を綺麗にして乾燥させる
    • ・適切な下塗り材を使って中塗りと上塗りの密着率を上げる
    • ・中塗りと上塗りで仕上げる

     それぞれの間に十分に乾燥時間を作り、正しく塗装していかなければなりません。そして、スレート屋根の塗装には、こういった基本のほか、屋根材についてのしっかりした知識が必要です。

    屋根塗装の様子
    1洗浄後、乾燥
    2下塗り材で密着率を上げる
    3中塗りと上塗りで仕上げる
    塗装工事の工程についてはこちら
    塗料の乾燥時間についてはこちら

    誤った塗り方はスレート屋根へ雨漏りを引き起こす

     多くの方は、雨が入らないよう屋根に穴や隙間があいていてはいけないと思われているのではないでしょうか。建築知識に長けている人には分かるかもしれませんが、屋根には通気を目的とした隙間があいています。屋根材の内部に水蒸気が溜まらないように、この隙間から外に排出させるのが役割です。

    スレート部分の重なり部分の構造

     基本的には屋根材と屋根材が重なる部分に雨が浸入しないように設ける隙間ですが、横殴りの雨が降ったりすると隙間から屋根の内部に水が入り込んでしまうこともあります。ただ、屋根の下に敷かれている防水紙が屋内への浸水を防いでいるため、隙間があっても防水紙が正常に機能していれば雨漏りの心配はありません。ですから、室内に雨漏りが起こった場合は屋根材や外壁材などの不具合だけではなく、防水紙も傷んでいるケースが多いのです。

    室内の雨漏り
    防水紙が劣化

     もちろん、スレート屋根にも狭い隙間があります。ただ、この隙間の役割を知らずに適当に屋根塗装をすると、隙間が塞がって本来の目的が果たせなくなります。一度屋根材の内側に雨が入れば排出することができず、屋内への雨漏りを引き起こします。

     そして、塗装によって隙間を狭めてしまった場合、雨水を吸い上げる毛細管現象が発生する可能性もあります。雨漏りの原因には、こういった背景も考えられるのです。

    隙間がゼロ
    縁切り不足や毛細管現象による雨漏りの仕組み

     これまでに街の外壁塗装やさんに寄せられた相談のなかにも「屋根塗装をした後、部屋の湿気がひどい」「カビ臭くなり、雨漏りしだした」という事例があります。

     こういった事例でお住まいを詳しく点検すると、塗料で隙間を塞がれた状態であることが多いです。スレート屋根の塗装メンテナンスは、単に「塗料を塗ればいい」という単純なものではなく、通気のための隙間を設けてあげる必要があります。

    スレート屋根の縁切り
    縁切り後水が出てくる
    屋根塗装トラブル事例について詳しくはコチラ
    毛細管現象とは
    毛細管現象

     毛細管現象とは、狭く細い隙間の管内が濡れることで、液体が持つ表面張力が引き起こす現象です。飲料水にストローを指したときを思い浮かべてみてください。ストロー内の液面の高さが容器の液面よりも高くなりますよね。これが毛細管現象です。

    スレートとスレートの間に隙間を設ける「縁切り」
    適切な隙間を人為的に設けてあげる工程を縁切りと言います
    スレート屋根の縁切り

     「縁切り」とは、スレート屋根の塗り替え後、スレートとスレートとの間に適切な隙間をあける工程のことです。かつての縁切り作業は、塗装後に塗料で覆ってしまった屋根材同士の重なり部分にカッターや革すきで切り込みを入れて隙間を確保していました。手作業で行う作業のため、とても時間がかかってしまうのが難点で、面積が80㎡程の屋根で施工した場合、作業員2人で8時間もの時間を費やしていました。意図しない部分の塗膜を傷つけてしまったり重なり部分の塗料がなかなか乾かず剥がれてしまったりと苦労も多い作業でした。現在では、画期的な製品が登場したこともあり、多くの職人が苦労から解放されています。

    通気性の確保はタスペーサーを使った縁切り

    タスペーサー
    ダブル工法

     現在の縁切りで使われるのはポリカーボネイト製の「タスペーサー」という道具です。下塗り後の乾燥が終わった後、屋根材が重なる箇所にタスペーサーを挿入することで、中塗りを行う前に隙間を確保していきます。バネ構造を持っているため踏んでも壊れず、塗料を希釈するシンナーで溶けたりすることもありません。

     

     一般的なスレート屋根材(約910mm幅)であれば、シングル工法ならスレートの中央、ダブル工法なら左右それぞれ150mmの箇所へタスペーサーを挿入します。街の外壁塗装やさんの場合、雨漏りリスクを極力おさえるためダブル工法での取り付けを標準としています。1㎡あたり10個とタスペーサーの使用量は多くなりますが、お客様に長く安心して暮らしていただくために必要な方針です。

     また、初回塗装時に設置してしまえば次回以降の塗装時には作業が必要ないというところもタスペーサーを使用した工法の大きな利点です。

    タスペーサーについて詳しくはコチラ

    スレート屋根塗装におすすめの塗料

    スレート屋根塗装

     スレート屋根用の塗料はさまざまなメーカーから発売されています。暑い夏に備えたいときは遮熱塗料、見た目を美しく保ちたいときはラジカル制御型塗料というように機能性も豊富です。豊富なラインナップの中から様々な付加機能を選ぶことができるのも流通量の多いスレートであればこそです。

    暑い夏を乗り切るための遮熱塗料

     様々な自治体から助成金が出されていることもあり、おすすめできるのが遮熱塗料です。年々、夏の暑さはひどくなっていますので、辟易とされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。電気料金の高騰もあり、冷房の使用量も気にされると思います。そんな中、屋根や外壁の塗装で室温の上昇を防げるというのはとても魅力的ではないでしょうか。遮熱塗料と普通の塗料を比べると、室内温度が約3℃も下がるというデータも公表されています。

    サーモアイ

     塗料シェア国内ナンバー1

     日本ペイントが製造・販売するサーモアイシリーズ

     仕上げ塗りはもちろん、下塗り材にも赤外線反射機能を持たせた塗料。スレート以外の屋根材や外壁用の塗料もラインアップされています。

    サーモアイシリーズについて詳しくはコチラ
    ダイヤスーパーセランマイルドIR

     耐用年数25年!脅威の長寿妙な遮熱塗料

     スーパーセランマイルドIR

     全てのラインアップで耐用年数25年超を誇るスーパーセランシリーズ。遮熱効果を持つ「スーパーセランマイルドIR」は、温度上昇の原因となるカーボンブラック顔料を使用しないことで遮熱効果を実現。

    スーパーセランマイルドIRについて詳しくはコチラ

    色褪せを抑え、塗膜の長寿命化を実現するラジカル制御型塗料

     塗料を劣化させる原因物質である“ラジカル”の発生を抑制できるのがラジカル制御塗料です。ラジカル制御技術は年々進歩し、近年では屋根用のラジカル制御塗料も見られるようになっています。人気のシリコン塗料とそれほど価格も変わらずに長い耐用年数を実現しているため、出来るだけ塗装を長持ちさせたいという方におすすめです。

    ファインパーフェクトベスト

     綺麗な屋根をできるだけ長く保ちたい

     ファインパーフェクトベスト

     多くの塗料に含まれている酸化チタン。紫外線があたることでラジカルが発生するのだが、ファインパーフェクトベストはラジカルの発生を抑制した上で、発生したラジカルが塗膜に干渉しないよう封じ込める技術で高い耐久性を実現。

    ファインパーフェクトベストについて詳しくはコチラ

    屋根塗装で足場を組む際は、一緒に外壁塗装も検討しよう

    外壁も屋根と同様毎日劣化が進んでいます

     屋根の塗装では、足場を組まなければなりません。せっかく組む足場ですから、同時に外壁塗装も検討してみましょう。
     というのは、多くの場合、屋根塗装をする時期になると、外壁も傷みメンテナンスのタイミングとなるからです。

     近年は、戸建て住宅では窯業系サイディングがスタンダードになっています。サイディング外壁のボード同士の隙間に埋められているシーリング(コーキング)材は屋根や外壁などの建材よりも老朽化が早い箇所で、早めにメンテナンスが必要になります。

    チョーキングが出ている外壁

     窯業系サイディングの外壁はもちろん、金属系サイディングやALCもだいたい新築後10年前後で塗り替えのタイミングが訪れます。屋根が劣化しているのであれば、同様に外壁も劣化している可能性があるので注意しましょう。

     外壁は色褪せやチョーキング現象などが劣化のサインです。ご自身で確認されて気になる傷みや汚れがあれば、街の外壁塗装やさんへご相談ください。無料でお住まいの点検を行い、最適なメンテナンスをご提案いたします。

    各種外壁の特徴について詳しくはコチラ
    チョーキング現象について詳しくはコチラ

     「屋根塗装」「外壁塗装」を同時に検討するのがおすすめな理由は、「足場仮設費用が節約できる」からです。お住まいの大きさにもよりますが、15~25万円ほどが足場仮設費用としてかかります。
     屋根塗装と外壁塗装を別々の機会にやるとすれば、それぞれに足場費用がかかってきます。逆を言えば、同時に「屋根塗装」と「外壁塗装」を行うことで、15~25万円程の節約になるのです。

     平均的な規模の戸建て住宅であれば、節約した費用でもう1回屋根塗装ができてしまいます。
     また、塗装工事以外にも足場の仮設が必要になる工事はありますので、そういった場合もできるだけまとめて工事を行うことでお得になります。

    足場をまとめて行った場合とそうでない場合の塗装工事価格の比較
    足場が必要となる外廻りのリフォームについて詳しくはこちら
    街の外壁塗装やさんの無料点検について詳しくはコチラ

    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ

    スレート屋根塗装のまとめ
    • ・スレート屋根材は適切な時期に塗装することで寿命を延ばせる屋根材です

    • ・スレートと呼ばれる屋根材は工場で作られた製品です

    • ・スレート屋根の塗り替えは、屋根材へのしっかりした知識を持った業者に依頼することが大事です

    • ・誤った塗り方・工程によりスレート屋根材に雨漏りトラブルを引き起こす可能性もあります

    • ・スレート屋根の塗装の際、雨漏りを防ぐために縁切り作業は欠かせません

    • ・タスペーサーと呼ばれる道具で縁切りをするのが近年の主流です

    • ・スレート屋根の塗装タイミングは、新築後10年前後が目安です

    • ・スレート屋根材に傷みが生じている場合、状態を回復できる下塗り材にも注目しましょう

    • ・遮熱塗料やラジカル制御塗料なら、通常の塗料よりも機能性が高く、長持ちにつながります

    • ・足場費用を節約するには、屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことをおすすめします

    スレート屋根塗装の実際の施工例
    スレート屋根塗装はサーモアイ、
    外壁塗装はパーフェクトトップでシックな家に大変身

    before

    before

    矢印

    after

    after

     こちらのお客様は、「別業者に相談した屋根塗装について相談したい」とのことでお問い合わせいただきました。過去に、一回雨漏りが発生したお住まいだそうです。

     今回、お客様は「金属屋根にしたい」とある業者に申し出たところ、「この状態なら屋根葺き替えは必要なく、屋根塗装と外壁塗装をやった方がいい」と提案されたそうです。その提案が本当に適正なのかどうか、屋根の点検をしてほしいという相談でした。

    【点検の様子】現在の屋根の状態

    色褪せが進んでいるスレート屋根
    色褪せが進んでいるスレート屋根
     早速、点検させていただきました。屋根に上がって見渡したところ、色褪せがかなり進んだ状態です。しかも、屋根材の重なり部分も変色、水切れも悪く、防水性が落ちていることがうかがえます。もっと詳しく点検してみました。
    チョーキングが出ているスレート屋根
    素地が出ておらず塗装が十分可能なスレート

     色褪せが進行しているため、塗料の粉化「チョーキング現象」がひどいだろうと思って触れたところ、手袋には粉があまりつきませんでした。つまり、粉となる塗膜がほぼないということでしょう。
     1階の屋根の方はあまり傷んでいないようです。

     全体的にチェックしたところ、屋根全体に色褪せこそ見られたものの、屋根材自体は変形もなく、割れ、欠けもありませんでした。この状態なら、屋根塗装メンテナンスはできるでしょう。

    【点検の様子】現在の外壁の状態

    チョーキングが出ているモルタル外壁
    チョーキングが出ているモルタル外壁
     誘発目地もあり、しっかりとした造りのモルタル外壁です。「誘発目地」とは、クラックが起こりやすいモルタル外壁において、外壁に力が加わったときに目地部分が割れるように作られた箇所です。誘発目地の施工は結構手間ですから、作られないことの方が多いです。しかし、これがあるおかげで修理も楽になるメリットもあります。
    サッシ周り
    雨樋

     モルタル外壁は、サッシの周りもクラックが起こりやすいですが、こちらの住宅はとても綺麗でした。しかし、雨樋の接合部分に水漏れを発見しました。あまりひどくないため、高圧洗浄をするときに詳しくチェックし、必要があれば交換していくことになります。

    【カラーシミュレーション】

    外壁屋根塗装のカラーシミュレーション
    外壁屋根塗装のカラーシミュレーション

     もともと、お客様は屋根葺き替えをご希望していましたが、今回の点検結果もふまえて「屋根塗装と外壁塗装」をすることにご決断されました。また、ほかの業者さんよりも丁寧に点検してくれたとおっしゃっていただき、弊社にご依頼くださる運びとなりました。お客様の塗料のご希望も聞きながら、カラーシミュレーションを行いました。1階と2階で色分けをしたツートンカラー、そして全体的に黒っぽいブラウンで統一した2パターンをシミュレーションして選んでいただきました。その結果、黒っぽく落ち着いたブラウンでの塗装になりました。

    【足場の仮設】

    足場の仮設
    足場の仮設

     はじめに行うのは、足場仮設です。足場仮設は、屋根塗装と外壁塗装を安全に、そして丁寧にしっかり行うために欠かせない工程です。足場なくしては、品質の良い塗装はできません。足場のおかげで安定して作業に集中することができます。

    【高圧洗浄】

    高圧洗浄
    高圧洗浄

     高圧洗浄により、屋根と外壁の汚れを洗います。1平方センチあたりの最高水圧は160kgほどです。勢いよい水流により、細かい汚れも落とされます。水圧が汚れを流すので、水道量もそれほどいりません。

    【屋根塗装】

    サーモアイシーラーによる下塗り
    サーモアイシーラーによる下塗り
     下塗り作業の前に、棟板金のケレンをします。ケレンをしっかりと行うことで塗膜の耐久性にも関わるので、丁寧に作業します。今回使うのはサーモアイSiという塗料です。専用の下塗り材サーモアイシーラーは、太陽の光を効率的に反射するために白い色です。
    下塗り後のスレート屋根
    タスペーサーの挿入
     下塗りを終えたところで、屋根材の重なり箇所に縁切りのためにタスペーサーを入れて隙間を設けていきます。内部の湿気が通気できるように大切な工程です。
    サーモアイSiによる中塗り
    サーモアイSiによる中塗り

     下塗り終了後、タスペーサーを適切に取り付けた後は、いよいよ中塗りと上塗りをしていきます。日射反射率が31.1%というコーヒーブラウンの塗料をお選びいただきました。ちなみに、白の塗料の場合、日射反射率は97%以上にもなります。

    【外壁塗装】

    外壁塗装下塗り
    外壁塗装中塗り

     使用するのは、H09-20Bの色味のパーフェクトトップです。落ち着きがあり、穏やかな色味の焦げ茶色です。

    【付帯部塗装と仕上げ】

    幕板のジョイント部分のコーキング
    幕板のジョイント部分のコーキング
     外装のなかでも傷んでいるところを補修していきます。こちらは、幕板のジョイントの隙間です。シーリングを充填して埋め込んでいきます。この後塗装していきます。
    付帯部の塗装
    付帯部の塗装
     軒や雨樋などの付帯部の塗り替えも行っていきます。ちょっと黒味がかったN-20です。艶消しタイプで落ち着いた印象を受けます。
    庇の塗装
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     庇と幕板にも、N-20の黒めのグレーを使って仕上げていきます。重厚感があって、クールな印象の外観となりました。
    雨戸の塗装
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     雨戸にも、N-20で黒めのグレー、艶消しタイプの塗料を使います。金属製の雨戸は、塗り面を整えるためのケレン作業、そして赤い色の錆止め塗料、さらに中塗りと上塗りと2回塗りで仕上げました。
    塗装後の外壁
    91

     ダークブラウンで重厚感がありながらも、ドアやサッシ、軒天などの白がアクセントになりました。ブラウンと白のコンビネーションにより、重厚さと軽やかさが混じった素敵な外観となっています。埃がついた箇所はお引渡し前に洗浄して綺麗にいたします。

    【竣工】

    屋根外壁塗装施工後
     屋根塗装と外壁塗装の完成です。以前の淡い外壁の色から濃い色にしたことで、受ける印象も変わりました。素敵なイメージチェンジです。お客様は当初「屋根葺き替え」を希望していたところ、「屋根塗装と外壁塗装」になりました。

     屋根葺き替えだけでは、これほどまでの変化は感じられなかったでしょう。屋根も外壁の安心も得られ、さらには外観のイメージチェンジができた工事となりました。次のメンテナンスでは、屋根材の耐用年数を考えると「葺き替え」か「屋根カバー工法」となるでしょう。

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