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    更新日 : 2024年05月16日

    更新日 : 2024年05月16日

    頑固なカビ・汚れの除去なら浴室塗装が効果的!

    浴室塗装で掃除では落ちないカビ・汚れを除去!

     お住まいのなかでも使用頻度が多く、汚れやすいのが浴室などの水回り。特に、浴室はこまめに掃除しても少しずつ汚れやカビが発生してしまうものです。気づかないうちにカビや汚れが増え、いつしかひどい汚れになっても「汚れたから新品に交換しよう」という訳にはいきません。しかも、浴室リフォームともなれば数日はお風呂に入れないので、かなり不便です。

     「掃除しても落ちない」と、浴室のカビ汚れに頭を悩ませている方もいるでしょう。おすすめなのは「浴室塗装」です。“塗装”と聞くと、外壁や屋根などの外装をイメージする方もいると思いますが、実は浴室内の壁も塗装が可能で、綺麗な浴室を復活させることができます。
     今回は浴室塗装のメリットやデメリット、どんな風に塗装が行われるのか、注意点などもあわせてお伝えしていきます。

    浴室塗装のメリット・デメリット
    浴室塗装のメリット
    新築同様綺麗になる
    カビや水垢等は塗装で綺麗に隠し施工後は汚れが付きにくく色も綺麗

     長く使っている浴室の場合、どうしてもカビや水垢などで汚れているものです。掃除しても除去できないようなひどい汚れも塗装すれば隠せます。しかも、施工後は塗膜の効果で汚れが付きにくい状態を保てます。「どんなに頑張っても汚れが取れない…」と諦めかけていた浴室内のカビも、浴室塗装で美しさが復活すれば、今後の掃除に張り合いが出そうですね。

    浴室塗装前

    矢印

    浴室塗装後

    色の変更でイメージチェンジ

     これまでと違う色で塗ることができるため、イメージチェンジが可能です。ひと昔前であれば、浴室と言えば「白」などのシンプルな色味が多かったものですが、浴室塗装なら現在流行の色に変えられます。最近では、壁の一面にアクセントの色味を加えた、ツートンカラー仕上げが人気です。

    浴室塗装で手軽にイメージチェンジ

     また、色による視覚的な効果も大きく、浴室塗装後に「前より広くなった気がする」という方も多いです。

    浴室リフォーム前

    矢印

    浴室リフォーム後

    屋根・外壁塗装のイメージチェンジについてはこちら
    ユニットバス導入よりもはるかに低コスト

     浴室リフォームと聞くと「ユニットバスの導入」が頭に浮かぶ方も多いでしょう。しかし、ユニットバスのメーカーや機能にもよりますが、ユニットバス本体、交換作業工事の費用を含めると総額で100万円を超えることも少なくありません。浴室そのものに不具合があるときはユニットバス導入も選択肢になりますが、「壁の汚れが目立つだけ」という美観だけの問題の場合には、コストをおさえるために浴室塗装がおすすめです。


    ユニットバス高い、浴室塗装安い
    交換ができない場合のメンテナンスとして
    マンションや集合住宅など交換できない場合のメンテナンスとして塗装可能

     マンションや集合住宅などの場合、構造上の問題からユニットバスの導入が難しい場合もあります。

     浴室塗装は「壁や天井の下地」「塗料」の相性が良ければ施工可能です。ユニットバスにしたいけれど難しい…とお悩みのときは、浴室塗装もご検討いただければと思います。

    カビによる健康被害を回避

     カビは見た目がよくないばかりか、健康被害をもたらす可能性があります。浴室内はそもそもカビが生えやすい状態のため、除去せずにいるとどんどん増えて、浴室内の空気がカビの胞子まみれになってしまいます。

    浴室はカビが発生しやすい
    浴室のカビはアレルギー疾患を引き起こす原因の一つ

     浴室は閉鎖的な空間ですので、空気中にカビの胞子が漂っていれば間違いなく吸い込んでしまうでしょう。人によっては、肺炎・気管支喘息などの辛いアレルギー疾患を引き起こす原因のひとつになります。見た目にも汚いカビが知らず知らずのうちに体のなかに入っているかと思うと怖いですよね。浴室塗装であればカビを閉じ込めて健康被害のリスクも減らすことができます。

    浴室のカビ

    矢印

    カビのない浴室

     塗装を行う際、下塗りに使用するプライマーとシーラーは、塗装面の下地の状態に合わせて選定しなければなりません。仕上げ塗料と同じように、「水性」「油性(溶剤)」があります。

     あまり臭いがしない水性塗料が適しているのは「築年数が浅い・経年劣化が少ない・綺麗な下地」というケースです。一方、「築年数が経過している・耐久性を高めたい」というケースなら浸透性と耐久性が高い特徴を持つ油性(溶剤)塗料を選ぶといいでしょう。

    プライマーシーラーは下地の状態にあわせ選定

    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ

    浴室塗装のデメリット
    施工次第では塗膜が剥がれる可能性がある

     浴室塗装のデメリットのひとつが「施工の質に仕上がりが左右される」という点です。
     基本的に湿気がある浴室の塗装ですから、下地処理を丁寧に行うことはもちろん、どんな塗料を選ぶかで仕上がりが大きく変わってしまいます。下地処理をおろそかにしたり、塗料の選び方が悪かったりすると、すぐに塗膜が剥がれて見た目が悪くなってしまう可能性もあるでしょう。「浴室塗装の実績は少ない」という業者も多く、経験の少ない塗装業者に依頼するとそれだけ失敗するリスクが高くなるので、注意が必要です。

    経験の少ない塗装業者に依頼した結果、塗膜が剥がれる可能性も!
    断熱性等が向上するわけではない

     浴室塗装は美観を復活させるために非常に有効です。しかし、あくまでも美観を高めるための手段となり、浴室が快適になるわけではありません。「カビだけは何とかしたい」ということであれば浴室塗装はかなりの効果があるものの、「断熱性を高めたい」といったケースであればユニットバスの導入等を検討しましょう。

    ユニットバス交換前

    矢印

    ユニットバス交換後

    快適性、断熱性を向上させる方法としてユニットバスへの交換も有効です
    タイルの色は変更できない

     壁や天井の素材によっては浴室塗装が不可能な場合もあります。浴室でよくも散られるタイルも塗料との相性が悪く、塗料が密着しません。タイルをのぞいた部分に塗装を行う場合、色の取り入れ方も考えておきましょう。

    塗料が密着しないため塗装は出来ない

    浴室の塗装方法


    ○① 清掃・下地処理

    清掃・下地処理

     外壁や屋根では高圧洗浄での洗浄が基本ですが、浴室は乾燥しにくいため、水を使った洗浄は行いません。気温が低い時期であれば、工事前日から浴室の使用を控えてもらうケースもあります。また、塗装前にできるだけカビ、塗膜剥がれを取り除き、クラックがあればパテ補修をします。

     


    ○② 塗装を行わない部分の養生処理

    塗装を行わない部分の養生処理


    ○③ 塗装

    塗装中

     塗り方は屋根や外壁と同じように、「下塗り」「中塗り」「上塗り」という三回塗りをしていきます。塗ってもカビが透けるようであれば、厚みを持たせるように重ね塗りをします。

     ただし、塗り過ぎると塗膜が剥がれるリスクがあります。逆に薄く塗ってしまうと下地色が残ってしまう可能性もありますので、乾燥時間と塗り方に注意しながらご希望の色味になるよう丁寧に塗装します。

    重ね塗り前

    矢印

    重ね塗り後

     集合住宅や公営住宅の一部では、浴室の床が塗装に不向きなことがあります。その場合、防水業者の出番です。ただし、塗装業者と防水業者は同時に施工できませんから、施工日程をずらして工事する必要があります。さらに、剥がれたタイルの補修が必要なら、左官業者も段取りしなければなりません。私たち街の外壁塗装やさんでは出来る限りスムーズに、日程に空きが出ないよう段取りを行っています。

     


    ●集合住宅・公営住宅の場合、浴室床は防水工事が必要になるケースも

    防水工事前

    矢印

    防水工事後


    ●タイルの剥がれが生じていれば左官業者による補修も必要

    左官業者による補修

    矢印

    タイルの補修後

    防水工事についてはこちら
    浴室塗装時の注意点


    ○油性塗料は数日間臭いが残る可能性がある

    油性塗料は臭いがある
    水性塗料は臭いが少ない

     浴室塗装の場合には、水性塗料・油性塗料のどちらでも使用できますが、浴室は狭い空間であるため、油性塗料の臭いがしばらく残ります。既に利用している浴室であれば水性塗料をおすすめします。「どんな塗料を使うか・施工後の臭いはどうか・乾燥時間はどのくらいか」といったことを施工前に確認しておきましょう。

    塗料の臭い対策についてはこちら


    ○浴室を使えない期間に注意する

    最低2日間は浴室を使用できない

     浴室塗装の作業そのものは1日あれば終わります。ただし、次の日は塗料の乾燥に充てる必要があるため、2日間はお風呂が使えません。また、浴室塗装の前日には、お風呂に入った後にじゅうぶんに乾燥させておく必要もあります。


    ○床面を塗装すると、滑りやすくなることもあります

    浴室床の塗装を行うことで滑りやすくなることがある

     浴室の床ですが、塗装や防水を行うと、これまで床が吸収していた水分が塗膜の上に溜まるようになる場合があります。とても滑りやすくなるので注意しなければなりません。高齢の方やお子様が利用される場合、それによって足を滑らせて転倒するのは大変危険です。床の施工には防滑塗料などを選び対策しましょう。

     ※高齢者がいるケースでは、床塗装で防滑塗料を使うと介護保険が適用となることもあります。事前にチェックしておきましょう。

    点検・お見積りは街の外壁塗装やさんへ

    塗装後の綺麗な仕上がりを維持するには下地処理や塗料選びが非常に需要です!

     ただ、「浴室塗装をやったことがない」という塗装業者も多くいます。その背景には、現在の主流がユニットバスであることや、後から塗膜が剥がれて施工不良と言われたくないばかりに「塗装を断っている」という理由があります。つまり、「湿気のある浴室」は、塗装業者にとっても難易度の高い場所なのです。

    実は浴室塗装を行ったことのある塗装業者が少ない
    街の外壁塗装やさんは浴室の状態に合わせた塗装メンテナンスをご提案!
    街の外壁塗装やさんのお住まい無料調査はこちら

    まとめ
    • ・何度掃除を行っても取れない頑固な汚れ・カビは、浴室塗装で綺麗に復活できます。

    • ・浴室塗装も、屋根や外壁塗装と同じように「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りをします。

    • ・基本的に前日の浴室利用はOKです。ただし、乾燥をしっかり行わなければ塗装が難しくなります。換気をしっかりと行っておきましょう。

    • ・ふだんの掃除でなかなか取れないカビはケレン作業で除去します。それにより塗料が密着し塗膜が剥がれることを予防します。

    • ・浴室塗装が終わった翌日は、塗料がしっかりと乾燥できるように浴室を使うことは避けましょう。

    • ・外壁や屋根塗装のように屋外の開放的な空間での塗装と比べて、かなり狭い空間となる浴室塗装。塗料の種類次第ではシンナー臭で頭痛・吐き気が起こることもあります。事前に塗料の種類を確認することをおすすめします。

    • ・浴室の床は、塗装や防水処理により、一層滑るリスクが増えます。床の場合は防滑塗料を使うと安心です。

    • ・塗装業者でも、「浴室塗装は行ったことがない」という業者も多いです。浴室は湿気のある環境で、塗装後に塗膜剥がれのリスクがあることから、塗装業者の方から断ってくるケースもあるからです。

    • ・浴室塗装を依頼する場合、浴室塗装において大切な「下地処理・乾燥時間」を熟知している塗装業者にお願いすることで、施工後の剥がれリスクをおさえることにつながります。

    • ・街の外壁塗装やさんでは、浴室塗装のご相談もお受けしています。「ユニットバス導入は難しい、でも浴室汚れがひどい」というお悩みがあるときは、お気軽にお問い合わせください。

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