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更新日 : 2025年01月31日
更新日 : 2025年01月31日
外壁と併せて塗装したい「付帯部」とは?破風・軒天・幕板の場所や見積もりのチェックポイントまでご紹介!
外壁塗装の見積もりには、「付帯部塗装」や「破風」「幕板」などの記載がされている場合があります。
しかし、それらは聞き馴染みが無い言葉ですので、「どこを指しているのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、付帯部の具体的な場所や塗装の必要性など、外壁塗装において知っておきたい「付帯部」の知識について詳しくご紹介いたします!
目次
目次
外壁塗装の見積もりに「付帯部」や「付帯部塗装」といった記載があれば、見落とさずに確認しましょう。
「付帯部」という名称で記載されていない場合もありますが、多くの場合には見積もりの明細に含まれています。
付帯部とは、住宅塗装の際に外壁や屋根以外の各パーツを指す言葉です。
代表的な付帯部には、破風・鼻隠し・軒天・幕板・雨樋・雨戸・戸袋・笠木・水切り・換気フード などがあります。
外壁と同様に付帯部も日々雨風や強い紫外線にさらされているため、塗膜の劣化や素材の傷みが進んでしまいます。
そのため、外壁塗装を行う際には付帯部もあわせて塗装するのが一般的です。
もし付帯部の塗装を行わなかった場合、時間の経過とともに劣化が進み、最終的に部分的な補修や交換が必要になることもあります。
街の外壁塗装やさん では、外壁塗装の際には付帯部も一緒に塗装することをおすすめしています。
外壁塗装の見積書に記載されている破風や軒天などの付帯部。
それぞれの金額は小さくても、積み重なると意外と大きな費用になることがあります。
それでは、付帯部塗装はしなくてはならないものなのでしょうか?
付帯部の塗装時期は部位によって異なりますが、結論として付帯部塗装の必要性は非常に高く、「必ず行うべき」と言っても過言ではありません。
では、その理由について詳しくご紹介いたします。
部材の劣化進行を抑制する
外壁でも付帯部でも、外部に晒されている異常は雨風・紫外線の影響を受けやすい環境にあります。
その為、当然ですが家の中にあるものよりも劣化は早く進行します。
例えば、雨樋はもともと樹脂でコーティングされていたり、塗装で保護されています。
しかし、長年使っていると経年劣化が進み、表面の塗膜がひび割れ・剥離する事で素材が剥き出しになります。
塗装を行わずにこの状態を放置すると素材自体の劣化が進み、最終的には割れが生じてしまいます。
そうした場合、取り替えが必要になるのですが、当然その費用もかかります。
塗膜の劣化は付帯部の劣化進行と密接な関係にあり、その放置は将来的なメンテナンスコストの増大に繋がります。
上記のことから、外壁塗装と一緒に付帯部も塗装するのが、付帯部を長持ちさせる最も効果的な方法です。
付帯部の塗装には、もちろん費用が発生します。
しかし、塗膜の劣化を要因として劣化した雨樋の補修・交換費用を考えると、長期的に見てコストパフォーマンスの高い選択肢と言えます!
塗装しない箇所が悪目立ちする
付帯部分の塗装は、家全体の美観を保つ事にも繋がります。
外壁や屋根がきれいに塗装されていても、付帯部分が古く色が濁ってしまっていると全体の見た目が台無しになってしまいます。
例えば、軒天は下から見ると目立つ部分ですが、白色の塗料がよく使用されます。
古くなった軒天が白色だと汚れが目立ち黒っぽくなってしまうことがほとんどで、下から見た時にどうしても目立ってしまいます。
さらに、外壁がきれいに塗装された状態でその汚れが目立つと、ますます印象が悪くなってしまいます。
付帯部塗装・外壁塗装の同時施工がお得?
じつは、外壁塗装と付帯部塗装を同時に行う事は、工事コストの削減に繋がります。
一般的に、2F以上の住宅においては、どちらの塗装工事でも足場が必要となります。
しかし、別々に工事を行った場合にはその都度足場を組み立てて解体する必要があり、その費用が2重に掛かってしまいます。
一方、外壁と付帯部をまとめて塗装すれば、足場の設置費用は1回分で済ませることが出来ます。
また、同時に施工する事で作業効率が向上する事も大きな利点です。
作業費用自体も抑えられ、工事期間も抑えられます!
それでは、付帯部の具体的な名称や場所についてより詳しくご紹介いたします!
破風・鼻隠し
屋根の軒先部分において、雨樋が取り付けられている場所を「鼻隠し」、雨樋がない側を「破風」と呼びます。
破風板や鼻隠しは、ケイカル板や木材、窯業系の素材で作られていることが多く、さらにその上に板金が覆われている場合もあります。
これらの素材を保護するためには、塗装が欠かせません!
破風板や鼻隠しは紫外線や風に直にさらされる場所であるため、経年劣化が進みやすく、反りや変形が起きることがあります。
ジョイント部分のシーリングが劣化することも注意が必要で、特に木材で作られている場合は塗装による保護を怠る事で腐食が進んでしまいます。
さらに、これらは外からよく見える部分でもあるため、塗装をしないと住宅全体の美観を損ねてしまうことにも繋がります。
軒天
軒天は、屋根が外壁から突き出した部分の天井にあたります。
破風板とは異なり紫外線が当たりにくい場所ですが、その分湿気が多くカビやコケが繁殖しやすい場所でもあります。
これらは美観を損なう原因になると同時に、塗膜の劣化を進行させる大きな要因となります。
汚れやカビ、コケがひどくなっている場合、素材を守るためにも塗装が効果的です。軒天が劣化すると、板が剥がれたり、穴が開くこともあります。
さらに、軒天にシミが見られる場合、雨漏りを引き起こしている可能性もあります。
そうした症状が確認された場合、早期に点検を行い状態を確認しましょう!
幕板
幕板は1階と2階の間や縦向きに設置され、デザイン性を高めるための板です。
そのため、存在しない家も多いですが、幕板がある家では外壁と一緒に塗装することをおすすめします。
デザイン目的で取り付けられているとはいえ、外壁の一部として見なされるたことから美観を保つためにも塗装が欠かせません。
塗装を怠ると汚れや劣化が目立ってしまいます!
雨樋
馴染みがないかもしれませんが、実は雨樋も塗装できます(外側のみ)。
雨樋は雨水を流す役割を担っていますが、劣化が進むと割れたり穴が空いたりしてしまい、その結果、雨水が漏れてしまいます。
特に大雨が降ると雨樋から水が吹き出し、最終的には破損して折れてしまうこともあります。
雨樋の素材としてよく使用される「塩化ビニール」は、劣化が進行すると割れ・破損が生じやすい特徴があります。
劣化原因としては紫外線が大きな要因となりますので、塗装による保護が効果的です。
また、金属製の雨樋は塗装しないままでいるとサビが発生し、腐食が進行してしまいます。
雨樋は外からよく見え、目立つ部分です。
その為、もし雨樋だけが塗装されていないと全体のバランスが取れず、浮いて見えてしまいます。
住宅全体の美観を保つためにも、雨樋の塗装はおすすめです。
雨戸・戸袋
家に雨戸がある場合、雨戸と戸袋の塗装も検討しましょう。
また、シャッターボックスがある場合も、塗装をおすすめします。
これらの部分は意外と塗装ができない部分と思われがちですが、じつは塗装する事が出来ます。
シャッターボックスや雨戸、戸袋の多くはスチール製で、劣化が進むとサビが発生します。これらの部分は外壁と同様に外観に大きな影響を与えるため、塗装することでお住まい全体を美しく保つことができます。
ただし、素材がアルミの場合は塗装の必要はありません。
霧除け(庇)
霧除け(庇)や出窓の天板も塗装が必要な場所です。
これらは小さな屋根のような役割を持ち、風雨や紫外線の影響を受けやすい部分です。
特に天板だけでなく霧除けの破風部分も劣化しやすく、意外と目につく場所でもあります。
こちらも外壁塗装と一緒にメンテナンスを行うことをおすすめいたします。
見積書を確認する際、付帯部の塗装がどのように記載されているかを把握しておくことが大切です。
「付帯部」として一括でまとめられている場合もあれば、「破風」「軒天」などの個別の項目として記載されているケースもあります。
次に、見積書を確認する上でチェックしておきたいポイントについて解説いたします!
見積もりに「付帯部塗装」は記載されている?
外壁塗装の見積もりでは、通常、塗装箇所ごとに項目が細かく分かれています。
しかし、中には付帯部の記載が抜けていたり、「塗装一式」といった曖昧な表現でまとめられているケースもあります。
このような場合、どの部分が塗装されるのか、またどの部分が対象外なのかが分かりにくくなります。
事前にしっかり確認することが大切ですが、そもそも見積もりの内容が不明瞭な業者は避けた方が安心です。
塗装を行う付帯部の場所は明記されている?
見積書に付帯部分の記載がある場合は、どの箇所が塗装対象になっているのかを具体的に確認しましょう。
外壁を一通りチェックし、見積書と照らし合わせながら塗装する部分としない部分をしっかり把握しておくことが大切です。
「ここも塗装してもらえると思っていたのに…」といった認識のズレを防ぐためにも、気になる点があれば工事前に業者へ確認しておきましょう。
塗料の種類について記載されているか?
見積書を確認する際にもう一つ重要なのが、使用する塗料が具体的に記載されているかどうかです。
付帯部分は素材がさまざまで、木製・金属製・塩化ビニール製などが混在しています。そのため、それぞれの素材に適した塗料を選ぶ必要があり、外壁用の塗料と同じとは限りません。
見積もりが一括で計算されていないか、細部までしっかりチェックしましょう。
また、塗料には多くの種類があり、製品やグレードによって性能も価格も異なります。
どんな塗料を使うのか、明確に確認しておくことが大切です!
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→外壁塗装の費用相場と見積もり時のチェックポイント
外壁塗装の業者選びでおすすめしたいのが「相見積もり」です。相見積もりの注意点やポイントについてはこちらをご覧ください
→相見積もりの必要性と活用方法
付帯部分の色選びは、お住まい全体の印象を大きく左右するポイントです。今までと同じ色にしても良いですが、せっかくだからと思い切って色を変えてみるのもおすすめです。
例えば、雨樋を外壁と同じ色にして目立たなくする方法があります。
ですが、あえて対照的な色を使いアクセントとして引き立たせるのも一つの手です。
また、軒天は白のイメージが強いですが、汚れが気になりやすい部分でもあります。そのため、グレーや黒など濃い色にすることで、汚れが目立ちにくくなり、引き締まった印象を与えることもできます。
色選び次第でお住まいの雰囲気がガラリと変わるので、仕上がりのイメージをしっかり考えながら決めていきましょう!
色の種類が多すぎると統一感が失われるため、すべて同じ色でまとめられる方もいらっしゃいます。
塗装によってお住まいの印象を変える楽しみもあり、同じ建物でも配色次第でまったく異なる雰囲気を演出できます。
個性的なデザインにしたいのか、それとも落ち着いた印象を重視するのかによって選ぶ色も変わってきます。
街の外壁塗装やさんでは、豊富な実績と経験をもとにお住まいに合った塗装メンテナンスをご提案させていただきます。
外壁の色は決まっていても、付帯部分まで考えていなかったという方は意外と多くいらっしゃいます。
塗料の種類から配色のバランスまでトータルでご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
付帯部塗装の施工事例
雨どいを白く塗装する事でお住まいのアクセントに!
外壁を鮮やかなネイビーブルーにイメージチェンジしたのに合わせ、雨樋は白にいたしました。元々サッシが白だったことも相まって、外壁とのコントラストが非常に美しい目を惹くようなお住まいになりました。
同系色の塗料を使用してまとまりのある印象に!
軒天や雨樋を外壁と同じオレンジで統一し、幕板をアクセントとして濃いブラウンに塗り替えました。
同系色でまとまりがありつつも、メリハリのある外観に仕上がりました。
外壁塗装は初めての方も多いですよね。
その為、街の外壁塗装屋さんでは点検やお見積もり、ご契約の際にはできる限り分かりやすくご説明し、お客様にご理解いただけるよう努めています。
しかし、それでも不安や疑問が出てくるのは自然なことです。
「ここも一緒に塗装してもらえるのかな?」
「見積もりにあるこの項目はどういう意味?」
など、もし気になる点や質問があれば、お気軽に街の外壁塗装やさんにご相談ください。
お客様の疑問やお悩みにしっかりお答えし、後悔のない塗装リフォームが実現できるよう、より良い塗装プランをご提案させていただきます。
街の外壁塗装やさんは日本全国へ展開中です!
街の外壁塗装やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも外装リフォームを承っております。お住まいのエリアをお選びいただくと、各エリアの街の外壁塗装やさんサイトへ移動します。
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