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更新日 : 2025年02月10日
更新日 : 2025年02月10日
外壁塗装の耐用年数はどのくらい?グレード別に塗料を解説!
![外壁塗装の耐用年数はどれくらい?塗料をグレード別にご紹介!](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_01.jpg)
外壁塗装を長持ちさせるためには、適切な塗料選びが重要です。
ただし、塗料の耐久性だけでなく、外壁材の種類、建物の立地環境、気候条件などによっても耐用年数は大きく変わります。
「できるだけ長く外壁を美しく保ちたい」と思っていても、実際にどの塗料を選べばいいのか迷う方も多いでしょう。
そこで今回は、外壁塗装における塗料の耐久性に焦点を当て、それぞれの特徴や長持ちするおすすめの塗料を、実際の施工事例とともにご紹介します。
外壁のメンテナンスを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
目次
![一般的な塗料の耐用年数](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_02.jpg)
外壁塗装の耐久年数を決める最も大きな要因の一つが、使用する塗料の性能です。
塗料の耐用年数とは、外壁が紫外線や雨風、砂ぼこりなどの影響を受けながらも適切に機能する期間を指します。この年数は、塗装後に次の塗り替えが必要になるまでの目安となります。
![外壁塗装の耐用年数](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_03.jpg)
外壁塗装で使用される塗料の耐久性は、おおよそ10~20年といわれています。
新築時の外壁材の中には30年以上もつものもありますが、一度塗り替えを行うと、その後は10年ごとの塗り替えが推奨されます。
ただし、塗料の耐久年数は、
✅ 塗料の種類
✅ 施工する外壁材の特性
✅ 塗装の施工方法や技術
などによって大きく変わります。
そのため、ご自宅の外壁材が何でできているのか、前回使用した塗料の耐久性はどのくらいだったのかを把握しておくことが大切です。
![外壁塗装の塗り替え目安:10年ごと](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_04.jpg)
外壁塗装に使われる一般的な塗料の耐用年数と特徴
塗料の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 約5~8年 |
|
ウレタン塗料 | 約7~10年 |
|
シリコン塗料 | 約10~13年 |
|
ラジカル制御型塗料 | 約12~15年 |
|
フッ素塗料 | 約15~20年 |
|
無機塗料 | 約15~25年 |
|
上記で紹介したもの以外にも、外壁塗装に使われる塗料は数多く存在します。
たとえば、ピュアアクリル塗料、光触媒塗料、ナノテク塗料、さらには施工業者が独自に開発したオリジナル塗料など、多種多様な製品があります。
ただし、市場に流通しているメーカーの少ない塗料は、耐久性に関する実績やデータが不足している場合があるため、慎重に選ぶ必要があります。
![耐用年数が高い塗料](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_05.jpg)
先ほど紹介した塗料の中で、特に耐久性に優れているのが「ラジカル制御型塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」の3種類です。
ここでは、耐用年数が長く、実績豊富な塗料の中から、特におすすめのものをご紹介します。
ラジカル制御型塗料
ラジカル制御型塗料の代表的な製品として、日本ペイントの「パーフェクトトップ」が挙げられます。
この塗料は、以下のようなさまざまな下地材に適用可能です。
✅ モルタル、窯業系サイディングボード
✅ コンクリート、ALCパネル(軽量気泡コンクリート)
✅ 鉄部、FRP(繊維強化プラスチック)、木部
✅ 金属サイディング、亜鉛めっき、アルミニウムなど
幅広い外壁材に対応できるため、多くの住宅や建物で使用されています。
パーフェクトトップの特徴
![パーフェクトトップ](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_06.jpg)
高作業性
・塗料が滑らかに広がり、ローラー塗装が軽快に行える
・高い密着性とカバー力を備え、塗料の飛び散りを最小限に抑える
高耐候性
・独自の「ラジカル抑制技術」により、紫外線による塗膜の劣化を軽減
・従来のシリコン系塗料を超える耐久性を発揮
高光沢
・ポリマー技術による緻密な塗膜が、ムラのない美しい艶を実現
・専用の下塗り材と併用することで、より均一で上品な仕上がりに
防藻・防カビ性
・藻やカビの発生を抑え、建物の美観を長期間維持
低汚染性
・独自の親水性コーティングにより、雨水が汚れを洗い流し、外壁の清潔感をキープ
【施工事例】
築10年のALC外壁をパーフェクトトップで外壁塗装
![Before-icon](/wp-content/uploads/before-3.jpg)
![築10年のALC外壁のお住まい](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_07.jpg)
![矢印](/wp-content/uploads/before-after-arrow-6.jpg)
![After-icon](/wp-content/uploads/after-4.jpg)
![パーフェクトトップで塗装](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_08.jpg)
築10年が経過した建物のALC外壁に、苔や汚れが目立つようになったため、塗装メンテナンスを検討。
「耐久性の高い塗料を使用し、長持ちさせたい」とのご要望がありました。
提案した塗料と施工のポイント
✅ 耐候性に優れ、仕上がりの美しい「パーフェクトトップ」を採用
✅ 外壁自体の傷みが少なく、補修工事不要だったため、メンテナンスコストを抑えられた
✅ 施工後は、耐久性と美観を兼ね備えた仕上がりに
このように、適切な塗料を選ぶことで、長期間にわたり外壁の美しさと耐久性を維持できます。
フッ素塗料
フッ素塗料の中でも、特に信頼性が高いのが日本ペイントの「ファイン4Fセラミック」とエスケー化研の「クリーンマイルドフッソ」です。
これらの塗料は、耐候性に優れ、長期間にわたって外壁を保護できるのが特徴です。
ファイン4Fセラミックの特徴
![ファイン4Fセラミック](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_09.jpg)
「ファイン4Fセラミック」は、幅広い素材に対応できる高性能塗料 です。
✅ コンクリート、モルタルといったセメント系の下地
✅ 鉄部やステンレス、アルミニウムなどの金属系素材
✅ 硬質塩ビやFRP(繊維強化プラスチック)などの特殊素材
このように、多様な下地に適用可能で、強力な耐久性と美観を兼ね備えています。
高耐候性
・表面張力が低く、強固な原子結合を持つ「ファイン4セラミック」により、劣化しにくく高い耐候性を発揮
・長寿命な塗膜が外壁の劣化を抑え、塗り替え頻度を減らすことでトータルの維持費を軽減
耐汚染性・透湿性
・塗膜表面の親水性を高め、雨水が汚れを浮かせて洗い流すことで外壁を清潔に保つ
・汚れが付きにくい塗膜設計により、長年にわたりきれいな状態をキープ
防藻性・防カビ性
・独自のバイオ技術により、カビや藻の発生を抑制し、外壁の衛生環境を向上
【施工事例】
ファイン4Fセラミックで外壁を一新!
![Before-icon](/wp-content/uploads/before-3.jpg)
![苔や藻が付着した窯業系サイディングのお住まい](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_10.jpg)
![矢印](/wp-content/uploads/before-after-arrow-6.jpg)
![After-icon](/wp-content/uploads/after-4.jpg)
![ファイン4Fセラミックで塗装](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_11.jpg)
築年数が経過し、外壁の窯業系サイディングに苔や藻が発生。防水機能も低下していました。施主様のご要望としては、「屋根のリフォームと合わせて、耐久性の高い塗料で住まいを守りたい」とのことでした。
施工のポイント
✅ 超耐候性のある「ファイン4Fセラミック」を採用
✅ 防水性能を回復させ、耐久性アップ
✅ カラー変更によるイメージチェンジも実現
結果として、高い耐久性と美観を両立した仕上がりになり、お客様にも大変ご満足いただけました。
エスケー化研「クリーンマイルドフッソ」の特徴
![クリーンマイルドフッソ](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_12.jpg)
「クリーンマイルドフッソ」は、弱溶剤系のフッ素塗料で、多様な外壁材に対応可能です。
✅ コンクリート、モルタル、ALCパネル(軽量コンクリート)
✅ スレート板、GRC板(ガラス繊維補強セメント)
✅ 鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレスなどの金属系下地
優れた耐候性・防汚性を持ち、長期間にわたり建物の外観を美しく保つことができます。
超低汚染性
・親水性を持つセラミック成分と有機成分を組み合わせた独自技術により、汚れに強く長寿命な塗膜を形成
・塗膜表面の帯電を最小限に抑え、空気中の汚染物質が付着しにくい仕組みを採用
超耐久性
・耐候性基準の最上位である「1種」相当の耐久性を備え、厳しい環境下でも長持ち
・太陽光や雨風、湿度の変化を再現する耐候性試験(2500時間)で、ツヤ保持率80%以上を確認済み
防カビ・防藻性
・特殊配合により微生物の繁殖を抑え、外壁の美観と清潔さを維持
透湿性
・塗膜は水を弾きながら内部の湿気を外へ逃がし、結露を防いで建物の劣化を軽減
無機塗料
無機塗料は、フッ素塗料を超える耐久性を持ち、長期間にわたり美観を維持できるのが特徴です。特に「日本ペイントのパーフェクトセラミックトップG」と「ダイフレックスのダイヤスーパーセランフレックス」は、その性能の高さから人気を集めています。
日本ペイント「パーフェクトセラミックトップG」の特徴
![パーフェクトセラミックトップG](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_13.jpg)
✅ フッ素塗料を超える高耐候性
✅ ラジカル制御技術×セラミックハイブリッド技術の融合
✅ 20年以上の耐久性が期待できる
「パーフェクトセラミックトップG」は、日本ペイントのパーフェクトシリーズの最高峰に位置付けられる塗料です。ラジカル制御技術に加え、セラミックハイブリッド技術を採用することで、フッ素塗料以上の耐久性を実現しました。
また、以下の さまざまな下地に適用可能 です。
✅ 窯業系サイディングボード
✅ モルタル・コンクリート
✅ ALCパネル(軽量コンクリート)
※ただし、高弾性タイプの旧塗膜には適用不可
フッ素樹脂塗料を超える高耐候性
・従来の無機塗料が持つ「硬くひび割れしやすい」課題を解決し、適度な弾力性を持たせた塗料
美しいつやと光沢
・専用の中塗り材と併用することで、滑らかで均一な艶と輝きを実現し、美観を長期間キープ
・つや有り、7分艶、5分艶、3分艶、つや消しの中から、好みに合わせて仕上がりを調整可能
超低汚染性
・高い親水性により、付着した汚れが雨水で自然に洗い流されるため、お手入れが簡単
・汚れが付きにくく、長期間にわたり美しい外観を維持
難燃性
・バーナーによる5秒間の燃焼試験をクリアし、高い耐火性を発揮
防藻・防カビ機能
・藻やカビの発生を抑え、外壁を清潔に保ち、美しさを長く維持
透湿性
・通気性があり、内部に水蒸気がこもるのを防ぐことで、塗膜の膨れや剥がれを抑制
【施工事例】
高耐候塗料パーフェクトセラミックトップGで初めての外壁塗装
![Before-icon](/wp-content/uploads/before-3.jpg)
![外壁にチョーキングが発生したお住まい](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_14.jpg)
![矢印](/wp-content/uploads/before-after-arrow-6.jpg)
![After-icon](/wp-content/uploads/after-4.jpg)
![パーフェクトセラミックトップGで外壁塗装](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_15.jpg)
外壁にチョーキング(白い粉が付く劣化現象)が発生し、防水性能が低下。「苔や汚れが短期間で発生しない塗料はないか?」とご相談いただきました。
そこで、耐用年数20年以上が期待できる「パーフェクトセラミックトップG」をご提案!
3年後の定期点検でも汚れの付着ゼロで、お客様にも「思った以上にキレイな状態が続いている」と大満足いただけました。
ダイフレックス「ダイヤスーパーセランフレックス」の特徴
![ダイヤスーパーセランフレックス](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_16.jpg)
✅ 独自の「無機複合コアシェル構造」で低汚染&柔軟性を両立
✅ セルフクリーニング機能(親水性)で、汚れが自然に流れ落ちる
✅ 特に、蓄熱性の高い窯業系サイディングやALCパネルに最適
「ダイヤスーパーセランフレックス」は、無機塗料でありながら柔軟性を持つのが特徴です。通常、無機塗料は硬く、ひび割れしやすいデメリットがありますが、本製品は独自の技術でそれを克服しています。
また、親水性に優れ、雨水で汚れが自然に洗い流されるため、美観を長期間維持できます。
超耐候性
・独自の技術により、フッ素塗料を超える高い耐久性を実現
・蓄熱しやすい下地でも塗膜の劣化を最小限に抑え、機能低下を防ぐ
柔軟性
・弾力性のある塗膜が建物の動きに追従し、クラック(ひび割れ)の発生リスクを軽減
超z低汚染性
・静電気が発生しにくい無機塗膜が汚れの付着を防ぎ、雨水で自然に洗い流すセルフクリーニング機能を発揮
透湿性
・雨水の浸入を防ぎつつ、内部の湿気は逃がすことで、塗膜の膨れや剥がれを抑える
防カビ・防藻性
・微生物の繁殖を抑え、長期間にわたり外壁を清潔な状態に保つ
【施工事例】
ダイヤスーパーセランフレックスで長期にわたって外壁を保護
![Before-icon](/wp-content/uploads/before-3.jpg)
![外壁の汚れでお悩みのお住まい](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_17.jpg)
![矢印](/wp-content/uploads/before-after-arrow-6.jpg)
![After-icon](/wp-content/uploads/after-4.jpg)
![ダイヤスーパーセランフレックで外壁塗装](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_18.jpg)
外壁の汚れが目立ち、「できるだけ長く綺麗な状態を維持したい」とのご相談をいただきました。そこでセルフクリーニング機能を持つ「ダイヤスーパーセランフレックス」での塗装をご提案!
付着していた汚れがすっかり消え、美観を回復することができました。親水性のおかげで、今後も長期間キレイな状態を維持でき、お客様にも「思い通りの仕上がり!」とお客様も大満足いただけました。
![耐用年数を迎えてる?外壁の劣化サイン](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_19.jpg)
耐久性の高い塗料を選んでも、適切な時期に施工しなければ十分な効果を発揮できません。
外壁塗装の寿命が近づくと、さまざまな劣化サインが現れます。ここでは、代表的な症状とその対策について詳しく解説します。
チョーキング(白い粉の付着)
![外壁を触ると白っぽい粉が付着チョーキング(白亜化)現象](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_20.jpg)
外壁を手でこすったときに、白や淡い色の粉が付着する現象を「チョーキング」と呼びます。
これは、塗膜が紫外線や雨風の影響を受けて劣化し、塗料に含まれる顔料が表面に浮き出てくることで発生します。
この状態が続くと、防水機能が低下し、外壁が脆くなってひび割れや剥がれの原因となるため、早めの塗り替えが推奨されます。
外壁を軽く触るだけで確認できるため、定期的にチェックするとよいでしょう。
クラック(ひび割れ)
![ひび割れは塗膜劣化の他さまざまな原因で発生](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_21.jpg)
外壁に発生するひび割れは「クラック」と呼ばれ、塗膜の劣化や建物の動きによって生じます。
クラックには主に2種類あり、細い線のような「ヘアクラック」は塗膜表面の劣化が原因であることが多く、大きな影響はありませんが、進行すると雨水の浸入を招く可能性があります。
一方で、下地まで影響が及ぶ「構造クラック」は建物全体の強度に関わる深刻な問題です。
ひび割れが広がると雨漏りや内部の腐食につながり、さらに放置するとシロアリなどの害虫被害を引き起こすこともあります。
クラックを見つけたら、放置せずに専門業者に相談し、適切な補修を行うことが重要です。
カビ・苔・藻の発生
![防水性が落ちてしまいカビ・苔・藻が発生](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_22.jpg)
塗膜が劣化すると、防水性が低下し、外壁表面に水分が残りやすくなるのですが…その結果、カビや苔、藻が発生し、外壁に黒ずみや緑色の汚れが広がることがあります。
特に日当たりの悪い北側の外壁や、植栽が近く湿気がこもりやすい場所では、この現象が起こりやすくなります。
そのまま放置すると、塗膜の劣化を加速させるため、スポンジやブラシを使って定期的に清掃することが望ましいでしょう。
また、塗り替えの際には、防カビ・防苔性能のある塗料を選ぶことで、長期間美観を維持できます。
塗膜の剥がれ
![経年劣化や施工不良などで塗膜が剥がれてしまう](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_23.jpg)
外壁の塗膜が浮いたり、剥がれ落ちたりする現象は、経年劣化や施工不良によって発生します。
塗料の耐用年数はメーカーや種類によって異なりますが、通常は10年程度が目安とされています。
もし塗装から2~3年程度で剥がれが発生した場合、施工不良の可能性が高いため、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
剥がれを放置すると、外壁材が直接雨風にさらされて傷みやすくなるため、早めの対応が重要です。
錆び(鉄部の腐食)
![塗膜の劣化で直接雨水が鉄部に触れ錆が発生](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_24.jpg)
金属製の外壁にとって、錆びは大きな問題です。
塗膜の防水性が失われると、雨水が金属部分に直接触れて錆が発生します。
錆をそのままにしておくと、腐食が進み、最終的には穴が開いてしまうこともあります。
こうなると、補修では対応できず、外壁の張り替えが必要になるケースもあるため、早めの対処が求められます。
錆びを見つけたら、すぐに除去し、防錆塗料を塗布することで進行を防ぐことができます。また、金属系の外壁には定期的なメンテナンスが不可欠です。
![外壁塗装に耐用年数はある?](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_25.jpg)
外壁塗装に使用される塗料の耐久性は一般的に10年から20年程度とされています。
しかし、10年と20年では大きな差があり、「実際にどのくらい持つのか?」と疑問を持つ方も少なくありません。
![外部環境で外壁塗装の耐用年数は変化します](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_26.jpg)
塗料の耐用年数は使用する塗料の種類だけでなく、外壁材の特性・下地の状態・建物の立地・気候条件などの外部要因によって左右されます。
塗料メーカーでは、さまざまな試験を行い「おおよその耐用年数」を設定していますが、実際の環境下では紫外線や雨風の影響を受けるため、必ずしもカタログ通りの期間持つとは限りません。
そのため、耐用年数にはある程度の誤差が生じることを理解しておくことが重要です。
また、外壁塗装の耐久性は 建物の法定耐用年数と密接に関連 しています。
法定耐用年数とは、建物の構造や用途ごとに国が定めた「資産の減価償却期間」のことで、国税庁のウェブサイトなどで確認することができます。
この耐用年数をもとに、塗装工事の時期や計画を立てることが望ましいでしょう。
建物の法定耐用年数
建物の構造 | 耐用年数 |
---|---|
鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造 | 47年 |
れんが造、石造又、ブロック造 | 38年 |
金属造 (骨格材の肉厚が四ミリメートルを超えるもの) |
34年 |
金属造 (骨格材の肉厚が三ミリメートルを超え四ミリメートル以下のもの) |
27年 |
金属造 (骨格材の肉厚が三ミリメートル以下のもの) |
19年 |
木造、合成樹脂造 | 22年 |
木骨モルタル造 | 20年 |
■参考元:財務省「減価償却資産の耐用年数等に関する省令 令和6年改正版」
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=340M50000040015
外壁塗装は比較的高額な工事になることが多いため、費用計上の方法についても知っておくと役立ちます。立ちます。
オーナーや事業用建物の塗装工事費用は、税務上「減価償却費」または「修繕費」のどちらかとして処理するのが基本です。
■修繕費として計上できるケース
① 費用が20万円未満である
② 3年以内の周期で定期的に塗り替えを行っている
■減価償却費として計上するケース
① 20万円を超える高額な工事である
② 長期間にわたって効果が持続する塗装を施す
特に、建物全体の外壁塗装を行う場合は高額になることが多く、多くのケースで 減価償却費 として処理することになります。
税務上の取り扱いについては、事前に税理士や会計士に相談すると安心です。
![外壁をキレイに保つコツ](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_27.jpg)
外壁塗装は高額な工事になるため、簡単に決断できないものです。しかし、安価な塗料を選ぶと耐久性が低くなり、結果的に塗り替え頻度が増えてコストがかさむこともあります。
![ウレタン塗料は塗り替え回数が増え高額になる可能性があるが、無機塗料は回数が少ないのでトータルコストを抑えることができることも](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_28.jpg)
そこで、外壁の耐用年数を長く維持するための重要なポイントを3つご紹介します。
① 耐久性の高い塗料を選ぶ
外壁塗装の寿命を延ばすには、耐久性に優れた塗料を選ぶことが最も重要です。
耐用年数の長い塗料を使用すれば、外壁の劣化を抑え、メンテナンスの回数を減らすことができます。
![耐用年数の長い塗料を選ぶ](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_29.jpg)
② コーキングの劣化に注意する
コーキング(シーリング)は塗装とは異なり、劣化が早い傾向があります。
紫外線や風雨の影響で劣化すると、ひび割れや剥がれが生じ、雨水が侵入する原因になります。
塗装だけでなく、コーキングの状態も定期的に点検し、適切なメンテナンスを行いましょう。
![コーキングの劣化に注意](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_30.jpg)
③ 施工実績の豊富な業者に依頼する
どんなに優れた塗料を使っても、施工技術が伴わなければ本来の性能を発揮できません。
業者選びでは、
・施工実績の多さ
・口コミ・評価
・複数社の見積もり比較
これらをチェックし、信頼できる職人に依頼することが大切です。
![外壁塗装の施工実績が豊富な業者に依頼する](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_31.jpg)
「外壁の劣化が気になるけれど、塗り替えのタイミングが分からない」
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そんな方は、街の外壁塗装やさんにご相談ください。
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![街の外壁塗装やさんにご相談ください!お住まい徹底調査、最適なご提案をいたします!](https://xn--rms9i4i661d4ud435c.net/wp-content/uploads/wallpainting-life/ga_taiyounensu_32.jpg)
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