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    更新日 : 2024年12月10日

    更新日 : 2024年12月10日

    外壁塗装の仕上げ方の種類を徹底解説|パターン・模様の選定でお洒落な景観を実現!

    外壁塗装の仕上げの種類ご紹介

     外壁塗装をご検討されている方の中には、「せっかく工事を行うのだから、塗装のデザインにもこだわりたい!」と思われている方も多いのではないでしょうか。

     そうした中、お洒落で個性的なデザインにもチャレンジしたい一方、どの様な仕上げ方法か分からずお困りの方もいらっしゃると思います。

     そこで、この記事ではモルタル外壁・サイディング外壁の塗装工事における仕上げ・パターンの種類を詳しくご紹介いたします!


    モルタル外壁でできる塗装の種類

     現在、日本の戸建て住宅で主流となっている外壁材は窯業系サイディングです。しかし、1990年以前の住宅では、モルタルを用いた外壁が多く採用されていました。

     モルタルは、セメント・砂・水を混ぜ合わせた材料で、左官職人が丁寧に塗り込み、適切なな時間乾燥させることで造られます。

     また、吹き付け作業により多彩な模様を施すことも可能で、職人の技術力が存分に発揮される外壁材でもあります。

     モルタル壁は独自のデザイン性が魅力で、表面の模様が深みのある独特な風合いを生み出します。また、継ぎ目がないため、窯業系サイディングのようなコーキングの打ち替えといった補修作業を行う必要性もありません!

    モルタルのパターン付けをする様子

     モルタル外壁を塗り替える際には、既存の模様やパターンをそのまま活かして施工することが一般的です。
     しかし、ひび割れが目立っている場合や、外壁のデザインを一新したいと考える場合には、塗装方法を工夫する必要があります。

     まずは、モルタル外壁の塗装方法についてそれぞれの工法や特徴、メリットとデメリットをご紹介します!

     また、モルタル外壁でよく使用される塗料についても併せて解説しますので、塗り替えをご検討する際の参考にしていただければ幸いです。

    マスチックローラー仕上げ

    マスチックローラー仕上げ

     マスチックローラーは一般的なローラーとは異なり、特定の用途に適した塗装道具です!

     このローラーは網目状の構造を持ち、液状ではなく高粘度の塗料を塗る際に使用されます。
     その構造により塗料を多く含むことができ、厚みのある塗装を行いたい場合に最適です。

     モルタル壁の塗装においては、特にひび割れからの浸水を防止する目的で下塗りに使用されます。

     また、ローラーの種類によっては塗装面に独自の模様やパターンをつけることも可能です!

    塗料の種類

    ・エスケー化研「レナフレンド」
    ・関西ペイント「ドリームコート」 等

    ジョリパット仕上げ(コテ仕上げ)

    ジョリパット(コテ仕上げ)

     「ジョリパット」はアイカ工業が提供する意匠性塗材で、幅広い色のバリエーションや素材の選択肢が特徴です!

     施工は左官職人がコテを使って手作業で行うため、さまざまな模様や質感を自由に表現することができます。

    ジョリパッド仕上げのパターン例

    多彩模様塗装(吹付仕上げ)

    多彩模様塗装(吹付仕上げ)

     多彩模様吹付塗装は、2色以上の塗料やチップを混ぜ、万能ガンで吹き付けることで仕上げる塗装方法です。この手法の大きな特徴は、高いデザイン性を実現できる点にあります。

     単色での塗装はシンプルで平坦な印象を与えがちですが、多彩模様吹付塗装ではチップなどが加わることで質感に深みと立体感を生み出し、独自の表情を持つ仕上がりになります。

    多彩模様塗装(吹付仕上げ)のパターン例

    塗料の種類

    ・日本ペイント「水性ペリアートUV」
    ・関西ペイント「ゾラコートEX」
    ・ダイフレックス「アーバントーン」 等

    モルタル外壁塗装の施工事例

    「多彩模様仕上げ」によりモルタル外壁を石目調に!

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     築38年の住宅で、約15年前に一度塗装を施されたものの外壁にはチョーキング現象による劣化が見られました。

     「外観のイメージはあまり大きく変えたくない」とのお客様のご希望により、ダイフレックス社の「アーバントーン」を採用。
     石目調の深みある仕上がりに施工させていただきました。

     チョーキングが起きにくい特性を持ち、美しさを長く保てる点が大きな魅力です。

    モルタル外壁の仕上げ方法の種類

     モルタル外壁の仕上げ方法には、様々な種類があります。

     外壁塗装をご検討される場合、「仕上げ面を活かす」か「大きくイメージチェンジするか」が大きな選択肢となります!

    リシン仕上げ

    リシン仕上げ

     リシン仕上げは細かく砕いた石や砂などの「骨材」に、樹脂・セメント・着色剤を混ぜ合わせた材料を吹き付けて施工する仕上げ方法です。

     ツヤを抑えた落ち着いた風合いが特徴で、上品な雰囲気を演出します。
     そのため、純和風の住宅だけでなく洋風をはじめとするさまざまなスタイルの住宅にも幅広く採用されています。

    スタッコ仕上げ

    スタッコ仕上げ

     スタッコ仕上げには、大きく分けて「コテ塗り」と「吹き付け塗装」の2つの方法があります。

     コテ塗りは、左官職人がコテを使いながら手作業で模様を作り出す塗り方です。職人の腕が仕上がりを大きく左右する技術的な施工方法で、コテだけでなく、角材や刷毛を使用して独特の模様や風合いを表現することもできます。

     一方、吹き付け塗装はコンプレッサーを使って塗材を吹き付ける施工方法です。吹き付けることで表面に凹凸が生まれ、美しい質感が特徴の仕上がりになります。

     どちらの方法もそれぞれの特徴を生かして、外壁に個性やデザイン性を加えることが可能です。

    吹き付けタイル仕上げ

    吹き付けタイル仕上げ

     吹き付けタイル仕上げは、スプレーガンを使って外壁の表面に模様を施す施工方法です。

     「タイル」という名前が付いていますが、実際のタイルではありません!
     タイルガンと呼ばれる口径の大きい塗装器具を使用し、外壁表面に凹凸をつけていきます。

     塗材にはけい砂・寒水石・軽量骨材といった原料に樹脂を混ぜ合わせたものを使用され、それらを吹き付けることで独特の質感が生まれます。

     また、吹き付け後にローラーで表面を押さえる「押さえ仕上げ」という方法を取り入れることも可能です。
     なめらかで統一感のある仕上がりにする事ができます!

    堀の塗り替えも可能です

    塀の塗替え

     外壁塗装を行う事で、家全体が新築のように美しい景観に生まれ変わります。
     しかし、そこで気になってくるのがブロック塀などの汚れです。

     建物が綺麗になった一方、周囲の塀が汚れたままだと全体の美観がアンバランスになり、「せっかく外壁塗装を施したのに…」という気持ちになってしまいますよね。

     外壁と同様にブロック塀も塗り替え、模様やパターンを取り入れてリフレッシュされることもおすすめです!

     家の外壁だけでなくブロック塀も併せてイメージチェンジを行えば、住まい全体が新築の様に統一感のある仕上がりになります。

    塀の塗替えの例

    塀を塗り替える際は、専用の塗料や透湿性が高い塗料を使用することが必須です。
     ⇒堀・門扉の塗装工事についてこちら


    サイディング外壁でできる塗装の種類

     サイディングは多様な模様やパターン、色合いなど、豊富なバリエーションが魅力です!

     石目調・レンガ調・テラコッタ風など、建物のイメージに合ったお好みのデザインを新築時に選ばれて仕上げられた方も多いのではないでしょうか。

     経年劣化によって塗装が必要になった際には、どのように塗装を行えば建物の外観を損なわずに美しさを保てるかが重要なポイントとなります。

     ただし、一般的にサイディングに塗装を施すと、もとのデザインや色合いが塗りつぶされてしまうことがあるため注意が必要です。

    サイディングに塗装する様子

     単色でのコーティングを施すと、せっかくのデザインや模様が失われてしまうことがあります。もちろん、単色塗装でも色を変える事でイメージチェンジをすることはできますし、ピカピカに塗り替える事が可能です。

     ですが、サイディング外壁をさらにワンランクおしゃれに仕上げたい場合には、塗装方法にも工夫が必要となります!

     それでは、以下にサイディング外壁の塗装方法について詳しくご紹介いたします。

    多彩模様塗装

    多彩模様塗装

     モルタル外壁の塗装方法でも触れましたが、多彩模様塗装は異なる色を混ぜたり細かなチップを加えたりする方法です。

     単色の吹き付け塗装とは異なり、色の広がりや変化を表現する事が出来ます!
     サイディングに自分好みのデザイン・パターンを取り入れる事で、独自の深みを持つ仕上がりになります。

     単色では出せない重厚感や高級感を演出し、個性的な外壁にイメージチェンジすることも可能です!

    多彩模様塗装の例

    塗料の種類

     ・日本ペイント「巣性ペリアートUV」
     ・関西ペイント「ゾラコートEX」 等

     多彩模様塗装はモルタル外壁・サイディング外壁、どちらにも適している塗装方法です!

    2色塗り・多色塗り

    多色塗り、2色塗り

     多色塗り・2色塗りは、凹凸のあるサイディングに異なる色を重ね塗りすることで、色の違いを活かして表情を作り出す方法です。「ダブルトーン」とも呼ばれています。

     まず、ベースとなる1色を塗装し、その後凹凸の凸部分に2色目を塗り、凹み部分と凸部を塗り分けます。特殊なローラーを使用すれば、さらに独自のパターンを作ることも可能です。

     2色塗りを施すことで外壁に立体感と奥行きが生まれ、全く異なる印象に塗り替えることができます。

    凹と凸の部分を塗り分ける「多色塗り・2色塗り」

     多色塗りや2色塗りに使う色は、同系色で陰影をつけるような配色にしても美しく仕上がりますし、まったく異なる色の組み合わせを選んでも個性的な外壁を作り出せます。

     単色で全面を塗りつぶす事が気になる方にとって、既存のサイディングデザインを生かしながらイメージチェンジができるこの塗装方法は非常に人気がありおすすめです!

    多色塗り、2色塗りの例

    塗料の種類

     ・日本ペイント「ドレスアップコート」
     ・スズカファイン「WBアートSi」 等

    クリア塗装

    クリア塗装

     既存のサイディング外壁のデザインを気に入られている方には、クリア塗装が最適です。

     この方法は、外壁の色やデザインをそのまま保ちながら外壁をしっかりと保護することができます。

     ただし、外壁の傷みがひどい場合にはクリア塗装は適していません。
     クラック(ひび割れ)がない状態で、施工から長くても10年以内の外壁が目安です。

    クリア塗装をする様子

    塗料の種類

    ・日本ペイント「UVプロテクトクリヤー
    ・菊水化学工業「ロイヤルセラクリアー」 等

    サイディング外壁塗装の施工事例

    多色仕上げで玄関周りをお洒落に!

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     築25年のお住まいの屋根・外壁を塗装メンテナンスさせていただきました。

     玄関周りはスズカファインの「WBアート」を使用し、模様を施して仕上げました。

     もともと意匠性の高いサイディングでしたが、凹凸の多いデザインは汚れが溜まりやすいという欠点もありました。
     塗装後は見違えるほどキレイになり、おしゃれな雰囲気に仕上がったことでお客様にも大変お喜びいただけました。

    外壁をツートン・カラフルに仕上げたい時の注意点
     ⇒外壁の塗り分けについてはこちら

    外壁塗装に使用する道具
     ⇒ローラー塗装・吹き付け塗装について詳しくはこちら


    ワンランク上の外壁塗装をしてみたい方へ!

     今回ご紹介させて頂いた塗装の仕上げや種類は、工程や使用する塗料が異なるため、一般的な塗装よりもやや費用が高くなることがあります。

     それでも、

     「せっかく塗り替えをするなら、おしゃれな仕上がりにしたい!」
     「ご近所と違う個性的な塗装をしたい!」


     という方には非常におすすめで、多くの方に喜ばれています。

    こんな塗装をしたい!こんな仕上がりはできる?まずは街の外壁塗装やさんへご相談ください

     外壁塗装と一口に言っても、さまざまな工法や塗料が存在します。
     「こんな塗装をしてみたい」「この仕上がりはできるのか?」という疑問にも、街の外壁塗装やさんがしっかりお答えさせていただきます!

     まずは無料点検でご希望をお伺いさせていただき、最適なプランをご提案いたただければと思います。

     お電話・メールにて、ぜひお気軽にご相談下さい。

    街の外壁塗装やさんではお住まい全体を徹底調査、最適なご提案をいたします!
    まとめ
    •  モルタル外壁は、元の仕上げをそのまま活かして塗装することが多いです

    •  おしゃれな仕上がりやイメージチェンジをご希望の場合は、多彩仕上げやマスチックローラー仕上げ、ジョリパットを用いた塗装方法もおすすめです

    •  サイディング外壁は、一般的に塗装をすると元々の模様が隠れてしまいます

    •  多彩仕上げや多色仕上げを選べば、デザイン性の高い仕上がりが可能です

    •  クリア塗装を施すことで、元のデザインを生かしつつメンテナンスすることもできます(ただし、外壁の傷みがひどくない場合に限ります)

    •  どんな塗装をしたいか、どのような方法が適しているかなど、まずは街の外壁塗装やさんにお問い合わせください

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