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外壁タイルはメンテナンスフリー?塗装は必要?外壁タイルのメンテナンス方法

新築した際に担当だった営業から「外壁タイルはメンテナンスフリーだからコストメンテナンスが大変良いですよ!」と勧められて外壁材にタイルを採用したという方も多いのではないでしょうか。あれから5年、10年、同じ時期に新築したご近所さんで外壁塗装をされる方も増えてきます。「タイルには外壁塗装は不要と言われたけど本当かな・・・」「10年も経ったら外壁に汚れが目立ってきた・・・」と、メンテナンスフリーと言われたもののメンテナンスが必要ないのか心配という方も多いのではないでしょうか。答えを最初にお伝えすると外壁タイルであっても10年に一度はメンテナンスをしなければいけません。
それではなぜ外壁タイルがメンテナンスフリーと言われるのか?またタイルの特徴、そしてメンテナンス方法までご紹介いたします。
それではなぜ外壁タイルがメンテナンスフリーと言われるのか?またタイルの特徴、そしてメンテナンス方法までご紹介いたします。
【動画で確認「外壁タイルのメンテナンス方法」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
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外壁タイルがメンテナンスフリーと言われる理由
冒頭で「外壁タイルは10年に一度はメンテナンスを」と述べましたが、なぜメンテナンスフリーと言われることがあるのでしょうか。
そもそも外壁材には無機質の外壁材と有機質の外壁材が存在します。無機質とは石や砂、金属、ガラスなど自然から採取される物質であり、タイルは原材料である土や石、砂といった自然素材を高温で焼き、成形した無機質の外壁材です。
石や砂といった無機物は、劣化することなく自然界に存在し続けることができる物質であるため、当然無機物からできたタイル自体も抜群の耐久性を持ち、紫外線や雨風の影響を受けても変色や劣化を起こしにくい外壁材なのです。つまり耐候性が高いということがタイルの特徴の一つです。
石や砂といった無機物は、劣化することなく自然界に存在し続けることができる物質であるため、当然無機物からできたタイル自体も抜群の耐久性を持ち、紫外線や雨風の影響を受けても変色や劣化を起こしにくい外壁材なのです。つまり耐候性が高いということがタイルの特徴の一つです。
タイルは吸水性の違いによりⅠ類、Ⅱ類、Ⅲ類に分けられています。JIS規格によると、それぞれの分類の吸水率はⅠ類で3.0%以下、Ⅱ類で10.0%以下、Ⅲ類で50.0%以下となっております。
外壁材にはⅠ類とⅡ類のタイルが使用されますが、驚くほどの吸水率の低さです。
外壁材にはⅠ類とⅡ類のタイルが使用されますが、驚くほどの吸水率の低さです。

サイディングやモルタルなどの外壁材は吸水・乾燥を繰り返すことで伸縮が起きることで劣化につながっていくため、外壁材に水を吸わせないよう定期的に外壁塗装を行い塗膜によって防水性を維持させなくてはならないのです。

耐候性・耐傷性・耐水性に優れた外壁タイル なぜメンテナンスが必要になるのか?

紫外線や雨風の影響を受けにくく、傷もつきにくい、耐水性もあるそんな頑丈な外壁タイルですが、他の外壁同様約10年に一度はメンテナンスを行う必要があります。
素材自体頑丈な外壁タイルになぜメンテナンスが必要になるのでしょうか?外壁タイルの施工方法とともにその理由を見ていきましょう。
素材自体頑丈な外壁タイルになぜメンテナンスが必要になるのでしょうか?外壁タイルの施工方法とともにその理由を見ていきましょう。


現在、戸建てへ外壁タイルを施工する工法としては後者である乾式工法が主流を占めます。そこには多くのメリットが存在しますが、ひとつは施工期間が短く、コストが安いということ、さらにモルタルが乾燥、硬化することにより変形しにくくなるという性質から紫外線や気温、湿度の変化により起こる下地やタイルの変形に対応できず目地の割れやタイルの剥離・剥落を起こしやすいというデメリットが存在するからです。
このようなモルタルを使用した湿式工法によるデメリットを解消するため2006年にJIS規格であるA5557(外壁タイル張り用有機系接着剤)が制定され、弾性接着剤を使用する乾式工法による施工が拡大しました。
モルタルを使用する湿式工法と比較しても弾性接着剤を使用することで下地やタイルの伸縮といった動きへの追従性を高めることができ目地の割れやタイルの剥離・剥落に強い施工を実現することが可能となったのです。とはいえ弾性接着剤はタイルとは違い有機物であるため劣化しないものではありません。
このようなモルタルを使用した湿式工法によるデメリットを解消するため2006年にJIS規格であるA5557(外壁タイル張り用有機系接着剤)が制定され、弾性接着剤を使用する乾式工法による施工が拡大しました。
モルタルを使用する湿式工法と比較しても弾性接着剤を使用することで下地やタイルの伸縮といった動きへの追従性を高めることができ目地の割れやタイルの剥離・剥落に強い施工を実現することが可能となったのです。とはいえ弾性接着剤はタイルとは違い有機物であるため劣化しないものではありません。
乾式工法が拡大する以前はモルタルでタイルを張りつける湿式工法が主流でした。前述もしましたがモルタルのデメリットは硬化することで伸縮への追従性がなくなり目地に隙間ができたり、ひびや割れを発生させやすいという点です。
こうしたことがタイルの浮きや剥がれへとつながったり、建物自体を脅かす雨漏りへと直結していきます。
こうしたことがタイルの浮きや剥がれへとつながったり、建物自体を脅かす雨漏りへと直結していきます。


雨漏りというと屋根が原因と考えがちですが決してそうではありません。これは外壁タイルに限った話ではなく、窯業系サイディングやモルタル、ALCを採用した外壁についても同様、外壁にわずかでも隙間があれば雨水が浸入してきます。
ほとんどの場合は雨水が目地から浸入してきたとしても防水紙が躯体部分への浸入を防いでくれているため即座に室内に浸入し、雨染みを作るといったことはありません。そのため外壁からの雨漏りは大変気づきにくく、雨染みを発見したといった状況の場合、すでに外壁からの雨水の浸入を長期間にわたって許していた証拠です。場合によっては躯体が腐食してしまい大規模な修繕が必要となってしまうケースも考えられます。紫外線や気温、湿度の変化など毎日負担を受けており必ず経年劣化が発生するからこそ屋根同様、外壁にも定期的なメンテナンスが必要なのです。
ほとんどの場合は雨水が目地から浸入してきたとしても防水紙が躯体部分への浸入を防いでくれているため即座に室内に浸入し、雨染みを作るといったことはありません。そのため外壁からの雨漏りは大変気づきにくく、雨染みを発見したといった状況の場合、すでに外壁からの雨水の浸入を長期間にわたって許していた証拠です。場合によっては躯体が腐食してしまい大規模な修繕が必要となってしまうケースも考えられます。紫外線や気温、湿度の変化など毎日負担を受けており必ず経年劣化が発生するからこそ屋根同様、外壁にも定期的なメンテナンスが必要なのです。

タイル自体は無機物であり、劣化に大変強い素材ですが目地に使用されているコーキングは重要な部分であるにも関わらず大変傷みやすくなっています。外壁タイルにお住まいの方はタイル同士の隙間部分や窓のサッシ部分、ベランダと外壁の取り合い部分をぜひご覧ください。コーキングが施工されているのをご確認いただけると思います。
このコーキング、紫外線や雨風、温度差等により短いと新築から3年、長持ちしたとしても7年程度で傷みだし、劣化が進んでいきます。本来コーキングの弾性を保持するための可塑剤(かそざい)が染み出てしまい硬化してしまうことにより、ひびや亀裂、裂けといった症状に発展します。
このコーキング、紫外線や雨風、温度差等により短いと新築から3年、長持ちしたとしても7年程度で傷みだし、劣化が進んでいきます。本来コーキングの弾性を保持するための可塑剤(かそざい)が染み出てしまい硬化してしまうことにより、ひびや亀裂、裂けといった症状に発展します。



コーキングが施工されている理由は地震などによって建物に与えられる衝撃を吸収し、被害を最小限に抑えるため外壁に目地を設けコーキングをします。その役割を果たすコーキングが劣化することで建物に地震等で大きな衝撃が加わった時にコーキングが衝撃吸収の役割を果たさずに建物全体に影響を及ぼしてしまうことになります。コーキングが劣化しているということはお住まいの耐久性が著しく低下している要注意な状態なのです。
また外壁内部に雨漏りの浸入を許してしまう状態にもあるため必ず新築から10年程度でお住まい全体のコーキングの打ち替えや増し打ちが必要になるのです。
また外壁内部に雨漏りの浸入を許してしまう状態にもあるため必ず新築から10年程度でお住まい全体のコーキングの打ち替えや増し打ちが必要になるのです。

常に過酷な自然環境に晒されている外壁ですが、サイディングやモルタル外壁同様、外壁タイルもこれら自然環境の影響を大いに受け、浮きや剥がれが発生します。特に昼夜の寒暖差と、雨風が大きな原因となりますが熱や吸水による膨張、夜間に気温が下がることや吸水した目地などが乾燥することによる収縮によって付着力が低下することにより浮きや剥がれが発生します。
また寒冷地であれば浮きや剥がれが発生した箇所から浸入した水分が凍結・融解で同様に膨張と収縮を繰り返すことで付着力が低下しさらにタイルの剥がれを進めてしまう結果となります。
また寒冷地であれば浮きや剥がれが発生した箇所から浸入した水分が凍結・融解で同様に膨張と収縮を繰り返すことで付着力が低下しさらにタイルの剥がれを進めてしまう結果となります。


また信じられない話ではありますが、施工不良によって新築から数年で剥がれが発生してしまうケースも存在します。例えばタイルを下地に接着する際には強く圧迫することで圧着させますが、圧着不足によって早期に浮きや剥がれが発生したり、そもそも使用されたモルタルの質の問題や下地にごみがついたままタイルが接着されていたなどです。大変悲しい事実ではあるのですが大きな地震があったわけでもないのに新築から数年で耐久性の高い外壁タイルがこのような状態になってしまうといったことがあると当時の施工を疑ってしまいます。
耐候性や耐傷性が高いタイルですが、外部からの強い衝撃によってタイル自体にひびが入ってしまったり、欠けや割れが起こってしまうこともあります。
損傷がひどいとひびや割れた部分から水分が浸入することで付着力を失い、タイルの剥がれにもつながってしまいます。こちらも気づいた時点で早急に専門業者に補修を依頼しましょう。
損傷がひどいとひびや割れた部分から水分が浸入することで付着力を失い、タイルの剥がれにもつながってしまいます。こちらも気づいた時点で早急に専門業者に補修を依頼しましょう。



外壁からタイルが浮いているので補修をしてほしいというご依頼です。タイルの浮きはタイルの付着力がなくなり剥離や剥落が起こってしまう前兆とも言えます。当然雨水も浸入しやすくなるため、剥離や剥落を助長してしまうことにもなりますし、屋内への雨漏りを引き起こすリスクも高まります。そうならないようにピンニング工法にてタイル内部の補修を行います。


浮きが見られる箇所にマスキングテープで印をつけ、目地部分にドリルで穴を空けていきます。そして空けた穴にエポキシ樹脂を注入し、隙間を埋めていきます。これによって外壁内部の密着性が高まり生じた隙間を改善することができます。
外壁タイルにおいてもっとも傷みが出やすい部分が目地のコーキング部分です。お住まいの立地や環境にもよりますが新築から3年、長持ちしたとしても7年程度で傷みだし、劣化が進んでいきます。そうすることで衝撃吸収という役割が果たせなくなるばかりか、劣化部分から雨漏りを引き起こしお住まいに重大な欠陥を与えかねません。新築から10年で外壁全体のコーキングのメンテナンスを必ず行うようにしましょう。
またせっかくですからメンテナンス時には耐用年数が長いコーキング剤でメンテナンスすることをお勧めします。15年以上の耐久性を持つコーキング剤もございます。ぜひご相談ください。
またせっかくですからメンテナンス時には耐用年数が長いコーキング剤でメンテナンスすることをお勧めします。15年以上の耐久性を持つコーキング剤もございます。ぜひご相談ください。


経年劣化で痩せてしまって、ひびが発生しているコーキング目地です。メンテナンスフリーと言われている外壁タイルですがコーキング部分は必ず経年劣化でこのような状態になります。ひびや割れがお住まいに重大な被害を与えないためにも外壁タイルは新築から10年で一度はこのコーキング部分のメンテナンスが必要になるのです。




三枚のタイルが剥落し、外壁が歯抜け状態となってしまっています。新たに使用するタイルは色はもちろん規格の違いから大きさや厚みが違うこともあります。その場合はサンダー等で削り、厚みを調整します。その後剥落している部分に調整したタイルを張りつけモルタルで固定します。




比較的広範囲に渡るタイルの交換です。タイルは一枚でも落下するとその周囲の下地が傷んでいるケースも多く、それにつられて周囲のタイルが剥落してしまうことがあります。そのような場合は万が一の二次被害を防ぐためにも広範囲に渡ってメンテナンスが必要となります。まずは新しいタイルを張るためタイルと下地を剥がしていきます。下地処理をおろそかにしてしまうとタイルを平らに張れないばかりか、施工不良により短期間でタイルの浮きや剥がれが発生してしまいます。




代表的な防水剤であるプラザオブレガシーのウォータープルーフを塗布していきます。白華防止や塩害やカビや苔にも強い防水剤です。まずは洗剤を使用してタイルや目地に付着した汚れを落とします。当然ですが洗浄をしないままだと防水剤として100%の力を発揮させることはできません。


洗浄後、水圧を当てて洗剤を流したあとに乾燥をさせ、その後ウォータープルーフを塗っていきます。タイル面はローラーで塗り、目地部分は刷毛で塗っていきます。ウォータープルーフは二回塗りのため一度目の塗布の後に乾燥を終え、もう一度塗っていきます。塗布後の風合いや質感ですが表面に塗膜をつくるわけではないためタイルの風合いや質感は施工前後で変わることはありません。
外壁タイルに塗装は必要ないのか?


何度も触れましたがタイルという素材は使用されている原材料や製造方法から耐久性が非常に高く、劣化の少ない外壁材です。
外壁塗装を行う目的の一つは美観保持、もう一つは外壁材の保護です。美観保持という観点で見るとそもそも変色のないタイルに塗装を行う必要がありません。
外壁塗装を行う目的の一つは美観保持、もう一つは外壁材の保護です。美観保持という観点で見るとそもそも変色のないタイルに塗装を行う必要がありません。

クリア塗装とはその名の通り透明な塗料を外壁材に塗る工事です。無色透明な塗料で塗るため外壁材の素材感そのままに、外壁材の保護や艶出しといった目的で行われます。
通常の塗料同様、シリコンやフッ素といった様々なものが存在しますがいずれにしてもタイルの耐用年数と比較すると断然短いため、外壁タイルの耐久性を高めるという点では疑問を抱かざるを得ません。しかしタイル用のクリア塗材もメーカーから販売されており、艶出しといった美観向上を目的とした塗装が行われるケースもあります。検討中の方は専門業者に相談したうえで慎重に行うようにしましょう。
通常の塗料同様、シリコンやフッ素といった様々なものが存在しますがいずれにしてもタイルの耐用年数と比較すると断然短いため、外壁タイルの耐久性を高めるという点では疑問を抱かざるを得ません。しかしタイル用のクリア塗材もメーカーから販売されており、艶出しといった美観向上を目的とした塗装が行われるケースもあります。検討中の方は専門業者に相談したうえで慎重に行うようにしましょう。

定期的なメンテナンスはお住まいの健康状態を長持ちさせることはもちろん、長い目で見たときにメンテナンスコストを抑えられるという大きなメリットもあります。
街の外壁塗装やさんは外壁リフォームや外壁メンテナンスの専門店です。新築から10年以上を経過して一度も外壁のメンテナンスをしてこなかった・・・、コーキングの劣化やタイルの剥離など目に見える形で外壁タイルが傷んでいる・・・という方はまず街の外壁塗装やさんの無料点検をご活用ください。お住まいの現状を正確にお伝えするとともに最適なご提案をさせていただきます。
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