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最近の外壁塗装事情~2018年度版~
貴方のお住まいにピッタリの塗料を探そう!
●わかりにくいをわかりやすく1
あまりにも多過ぎる塗料の種類を理解しやすいよう整理しました
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、セラミック、
無機、ハイブリッド、ラジカルフリー、アクリル100%(ピュアアクリル)、遮熱、断熱、超低汚染、光触媒…
外壁塗装のお悩みごとの一つに「塗料の種類が多過ぎて、何を選んで良いのか分からない」というものがあります。たしかに従来の塗料のグレードはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類だけでした。値段と耐用年数が比例していたので、選びやすかったのです。
近年ではこれらにセラミック、ハイブリッド(無機)、ラジカルフリー、アクリル100%(ピュアアクリル)といった成分のものが加わり、複雑化していきます。さらに遮熱、断熱、超低汚染、光触媒といった機能を持った塗料が加わり、かなりややこしくなりました。
【動画で確認「塗料の種類」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
いろいろありますが、基本はアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素塗料
塗料選びをややこしくしているのは差別化という販売戦略にあります。
乱暴に言えば、ウレタン、シリコン、フッ素、それぞれをベース(バインダー)に無機などの特殊成分を配合させているのに過ぎないのです。
化学の世界では恐ろしいことに成分の配合を少し変えただけで、あらゆる性質が変化する可能性があります。たとえば耐用年数が6~8年と短いアクリル塗料ですが、これは不純物が多く混じっているためでした。不純物を取り除き、アクリル100%にしますと、耐用年数が15年以上と長寿命な塗料が生まれます。塗料の白色顔料として広く使われている酸化チタンは塗膜を劣化させる原因のひとつでしたが、その性質を応用して光触媒塗料が生まれました。こちらも耐用年数は14年超の長寿命です。
遮熱といった機能性塗料もウレタン、シリコン、フッ素がベースです
夏場の室温を下げる遮熱塗料ですが、こちらも機能ばかりが注目されていますが、ウレタン、シリコン、フッ素がベースで作られています。例えば屋根塗装用塗料のサーモアイシリーズにはウレタンの「サーモアイUV」、シリコンの「サーモアイSi」、フッ素の「サーモアイ4F」が存在します。もちろん耐用年数はそれぞれのグレードによって異なります。
●わかりにくいをわかりやすく2
外壁塗装・屋根塗装 それぞれの塗料の特徴
当店で使用される頻度の高い塗料の特徴や、メリットデメリットをご紹介します。
特 徴
現在、塗り替えにはほとんど使われなくなりました。コストを抑えるため、新築時に用いられることもあるようです。低価格を活かして、塗り替えを何度も行いたい方にお勧めです。
メリット
・低価格で発色が良い
・弾性のものはクラックに対しての追従性がある
デメリット
・屋外での耐久性に欠けるので頻繁な塗り替えが必要
・透湿性が高いので外壁材によっては向いていない
特 徴
もっとも一般的な外壁塗料です。塗装のし易さはアクリル塗料と同等ですが、艶の寿命の点でアクリル塗料よりも優れます。
メリット
・塗る場所を選ばない万能塗料
・価格がやや安い
デメリット
・シリコン塗料の価格が下がった結果、価格差が減少した
特 徴
現在、最も一般的な外壁塗料です。塗装のし易さはアクリル塗料と同等ですが、艶の寿命の点でアクリル塗料よりも優れます。
メリット
・価格と耐用年数のコストパフォーマンスが高い
・防水性・防汚性に優れている
特 徴
シリコンベースにナノテクノロジーをプラスした21世紀型塗料。石油由来の原料が少ないので、エコでもあります。艶なしでマットな仕上がりが特徴で、艶ありのものは存在しません。
メリット
・降雨で汚れを洗い流す超低汚染
・コストパフォーマンスも高い
デメリット
・艶なししか選べない
・彩度が低い色しかない
特 徴
現在、各メーカーとも力を入れている分野で新製品も多い。ほとんどの製品で無機成分が使われており、フッ素と同等、またはそれ以上の長寿命を誇る塗料も存在します。「ラジカルフリー」、「ハルス」、「ハイブリッド」といった単語を組み合わせて商品名にしているメーカーが多く、ちょっとややこしい。価格はシリコンより少し上のものからフッ素と同等のものまで存在し、寿命と比例しています。
メリット
・シリコンよりも耐用年数が長い
・超低汚染で綺麗が長続き
・フッ素と同等以上のものもある
デメリット
・化学技術満載で複雑
・フッ素と同等価格のものもある
特 徴
光で汚れを分解し、降雨で汚れを洗い流すことができます。空気浄化機能も持つという環境にも優しい使用です。日当たりの良い立地のお住まいにお勧めです。
メリット
・超低汚染で降雨で汚れを洗い流す
・空気浄化機能もあり、エコ
デメリット
・光が当たりにくいところでは機能を発揮できない
特 徴
100%アクリル、ピュアアクリルなどという呼ばれ方もします。最大の特徴は弾性で、3~6倍の伸び率があり、クラックへ追従します。モルタルやコンクリートといったひび割れが発生しやすい外壁に向いています。
特 徴
ビルやマンションといった大型の建物に採用され、その耐用年数がしっかりと証明されています。スカイツリーもフッ素塗料で塗装されました。公共性の高い建物に採用されているということはそれだけ実績があり、信用できるということです。
メリット
・公共の建物にも多く使用されている
・耐用年数の長さに実績があり、信用できる
デメリット
・同価格帯で耐用年数がより長い塗料が存在する
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