HOME > 屋根や外壁の大敵 苔・藻・カビの除去や対策法をご紹介
更新日 : 2024年05月21日
更新日 : 2024年05月21日
念願のマイホーム!ご自身の家である以上綺麗を維持したいですよね?新築を購入された方、外装リフォームが終わったばかりの方は尚更その状態を維持したいですよね?しかし屋根も外壁も徐々に汚れてしまう…定期的に水洗いしているのに!と悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?当然定期的に清掃されているお住まいの方が綺麗を長続きさせることができますが、どんなお住まいであっても苔や藻、カビは付着してしまいます。これらは「お住まいを古く感じさせてしまう」「汚い」といった美観に大きな悪影響を及ぼしてしまいますが、その苔や藻・カビは屋根材・外壁材の劣化を促進させてしまう厄介な存在でもあります。
なぜ屋根や外壁に苔・藻・カビが付着してしまうのか、まずはその原因を知った上で出来る対策をしっかり行っていきましょう。美観の維持・汚れ対策に対して効果が大きく長続きするのが屋根塗装・外壁塗装なのですが、今回は清掃方法や注意点に関してもあわせてご紹介していきます。
目次
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皆さんが快適なお住まいで生活できているのは柱があり、雨をしのぐ屋根と風をしのぐ壁があるからです。しかもそれは毎日のことですので、屋根や外壁が過酷な環境下にある以上、今後数年、数十年も変わらずにあるというわけではありませんよね?そう考えると汚れが付着するのも当たり前ですので、あまり深く考えたことがないという方も多いかもしれません。
新築・リフォーム後のお住まいは1~2年程度であれば
□ 軽い汚れしか付着していない
□ 洗えば落ちる
□ まだまだ綺麗
ですよね?この段階ではメンテナンスを検討する必要もありませんし深刻な問題ではないでしょう。しかしその状態が長続きするわけではなく徐々に、
□ 頑固な汚れが付着している
□ 洗っても落ちない
□ 住宅が古ぼけて見える
といった状態になり、そろそろメンテナンスをしようか、どうすれば綺麗になるのだろう?と考えている方はまさにその通り、今そのタイミングで外装メンテナンスのプロに相談しましょう。
多少汚れが付着していても生活はできるし大きな問題ではないだろう。と考えている方は注意が必要です!汚れは必ず付きますが、汚れが落ちにくくなった原因は屋根や外壁の塗膜劣化と大きな関係があります。
今建っている住宅で最も多く使用されている屋根材は化粧スレート、外壁材は窯業系サイディングで、「主原料がセメント」という事がこの屋根材・外壁材の共通点です。ご存じの通りセメントは吸水性が高いため、そのまま使用してはすぐに雨水を吸いボロボロになってしまいます。そこで表面を塗装することで塗膜を形成し、下地を保護している建材が多いのが実情です。
新築・リフォーム後は屋根や外壁表面の塗膜が機能しているので、多少汚れが付着しても雨で流され綺麗が保たれます。しかし塗膜が劣化すれば吸水しやすくなり、屋根材や外壁材が苔・藻・カビを発生させる土壌に変わってしまいます。しかも一度吸水し劣化、強度が低下した屋根材や外壁材は、その後塗装しても強度が改善することはなく、ひとまず劣化を食い止めた状態になります。
吸水しやすくなってしまった屋根材や外壁材に塗装するよりも、そうなる前に塗装したほうがお住まいにとってメリットが大きいのです。
→10年後、点検の結果屋根材・外壁材が使えると判断、塗装を提案され150万円で済んだ。
→10年持たずに塗膜が剥がれ始め再塗装に期待できず、カバー工法や葺き替え・張替工事を提案され250万円かかるといわれた。
このような事はどのお住まいでも起こり得るのですが、苔や藻、カビの付着が屋根材・外壁材の劣化・寿命を示すサインでもあります。もちろんメンテナンス時期はライフスタイル等を考慮して各自検討されるかと思いますが、早めにメンテナンスを行うか否かが今後の支出にも影響する可能性があるということも頭に入れておきましょう。
苔や藻、カビの付着は必ず起きますが、お住まいによっては汚れが付きやすい、汚れが付きにくいといった差があります。この違いは主に3つです。
前述したセメント系の屋根材・外壁材は性質上苔や藻が付着しやすい傾向にあります。対して陶器(和)瓦や金属素材、タイルなどは吸水性が低く苔や藻が発生する条件がそろいにくいため比較的汚れにくい素材です。
※素材ではなく漆喰や水が溜まりやすい凹部には苔や藻、カビが発生する可能性はあります。
屋根材・外壁材を保護している塗膜にはアクリル・ウレタン・シリコンといったグレードがありますが、耐久性に優れた塗料を使えば機能も長続きしますので、通常よりも汚れにくい状態になります。
新築時は安価に仕上げるためアクリル塗料で保護されており、塗り替え時はシリコン以上のグレードで塗装することが多いかと思います。無機やフッ素はガラスのように滑らかな硬膜が形成され、高耐久でありながら汚れが落ちやすい塗膜に仕上がります。
また低汚染性に優れた機能性塗料は親水性があり、付着した汚れを雨水で洗い流すセルフクリーニング機能により綺麗を維持させることができます。雨水が当たりにくい部分は効果が見えにくいですが、定期的な清掃回数を減らすことも期待できます。
北面は南面と較べると日照時間が短いため苔や藻、カビが発生しやすいですが、隣家との距離や周辺環境によっても他面の汚れやすさ、汚れにくさも変わります。苔・藻・カビは高温多湿を好むため、風通しが悪い箇所は日当たりが良くても発生してしまいますので注意しましょう。窯業系サイディング外壁ですと、必ずボードの継ぎ目やサッシ廻り等にシーリングが打たれていますが、日当たりが良い方が剥離したり破断したりと、劣化が早い傾向にあります。
また公園が近い、木を植えているなども土がある=苔や藻が繁殖する理由になりますのでチェックポイントです。
汚れが目立ちにくい色を考慮して塗装をされている方も多いとは思いますが、汚れが目立ちにくいのと付きにくいというのは全くの別物です。グリーンやグレー等苔や藻、カビが目立ちにくいと言えども付着はしていますので、定期的な塗装メンテナンスを心がけましょう。
では実際に屋根や外壁に付着した苔や藻を取り除くにはどうすればよいのかをご紹介しますが、基本的には屋根塗装・外壁塗装がオススメです。
苔や藻が付着する原因は何度も言いますが塗膜の劣化です。築年数が経過していて汚れが気になりだしたお住まいでは、少なからず屋根材・外壁材の吸水も進行しています。今後の屋根材の浮き・反り、外壁材のひび割れを防ぐためにも早い段階で塗装メンテナンスを検討していきましょう。
新築・リフォーム後から5~8年程度のお住まいでは塗膜の劣化も多少あるものの立地・周辺環境が深く関係しているかもしれません。まず外壁の場合は
□ ガーデニングをしている
□ 日当たり・風通しが悪い
ことによって外壁の一面もしくは部分的に苔や藻、カビが発生している場合は中性洗剤を薄め柔らかいブラシやスポンジにつけながら洗いましょう。軽くなぞるだけで落ちる汚れがほとんどです。落ちないと思って強く擦るとかえって外壁材を傷めてしまいますのでやめましょう。
また清掃後はしっかり洗剤を落としておきましょう。洗浄能力があるからと言って残してしまうと外壁材が傷む原因になりますので、外壁に吹付け乾燥させるようなこともしないようにしましょう。
屋根は外壁よりも雨と太陽光の影響を受けやすく苔や藻、カビの繁殖はつきものと考えましょう。見栄えが悪いからと言って自分で清掃するのは非常に危険ですので、屋根にはあがらないでください。苔や藻は濡れると滑りやすくなりますし、屋根での作業に慣れていなければ屋根材を破損しかねません。
また清掃をしたとしても塗膜保護が十分でなければすぐに苔等が発生してしまいます。汚れがみられるという事は色あせもあり塗装の必要性があるという事ですので、塗装メンテナンスの時期を決める頃合いです。
また近年は高圧洗浄、スチームクリーナーをお住まいの掃除用としてお持ちの方が多いかと思います。
家庭用高圧洗浄は塗装前に使う業務用高圧洗浄よりも水圧が低いため外壁を破損させるといった危険は少ないものの、目地の劣化や外壁材のクラック(ひび割れ)に集中させてしまうと雨漏りを起こす可能性があります。
スチームクリーナーは洗浄に効果的に感じられるかもしれませんが、外壁材を痛めてしまいますし、洗浄のみで終わらせてしまうと更に劣化が進行しますので、洗浄と塗装はセットで考える必要があります。
清掃後は今後苔や藻、カビを発生させないような工夫も大事です。例えば物を置いていて風通しが悪い場合は整理をする、木の剪定をし日当たりをよくするだけでも外壁の汚れ付着を抑えることができます。
屋根や外壁のメンテナンスを検討するサインとして築年数はもちろんですが、今回ご紹介した苔、藻、カビといった汚れも大きなポイントになります。
しかし実際はどの程度の汚れや色あせで塗装を検討すれば良いのか分からないという声も伺います。南面は日当たりが良く色あせやすい、北面は日当たりが悪く苔等が発生しやすい傾向がありますが、お住まいの向き・形状・隣家との距離によってその条件にはまらないケースもあることでしょう。
そこでチェックしていただきたいのが、お住まいで最も気になる部分です。汚れが気になる、色あせが気になる、目地の劣化、外壁のクラック等、生活していてご自身が気になる部分を基準に塗装メンテナンス・清掃を検討する他、定期的な清掃を継続しましょう。
汚れや苔・藻、カビは美観性を大きく損ね、立派なお住まいであっても築年数を感じさせる一つのポイントになってしまいます。
どうしても目立ちにくいようにしたい、なるべく気にならない仕上がりにしたいという方は、塗装に使用する色や低汚染塗料や高耐久塗料を使用することも考えてみましょう。苔や藻はグリーン、カビはグレーですので近似色で塗装することで目立ちにくくなります。さらにフッ素や無機塗料、機能性塗料を使用することで綺麗な状態を長く維持させることが可能です。
私たち街の外壁塗装やさんでは点検・お見積りはもちろん、カラーシミュレーションやオンライン相談も承っております。綺麗で安心して生活できるお住まいを維持するためにも、気になる事、不安な事、外壁掃除に関してのご質問等がございましたらお気軽にご相談ください。
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