更新日：2025年06月01日

スレート屋根に苔がびっしり生えているのを見たことはありませんか？

屋根の苔は一見見栄えが悪くなるだけのように感じるかもしれませんが、実は屋根にとっては見過ごせない劣化のサインです。

本記事では、スレート屋根に苔が発生する原因や放置することのリスク、さらに屋根を長持ちさせる塗装のポイントについて詳しくご紹介します。

スレート屋根に苔が生える理由

スレート屋根は軽量性に優れ、デザイン性も高いため、多くの住宅で採用されています。
しかし、屋根材の表面が劣化してくると、次第に水分を吸いやすくなり、苔やカビ、藻類が繁殖しやすくなります。

特に北側や日陰になる部分、風通しの悪い場所では水分が乾きにくく、苔が発生しやすい環境が整います。
また、周囲に樹木がある場合は、落ち葉や湿気が溜まりやすく、さらに苔の繁殖を助長してしまいます。

苔の発生は、見た目が悪くなるだけでなく、スレート屋根自体の性能低下を招く前兆でもあります。

苔を放置するとどうなる？放置のリスクとは

屋根に生えた苔が直接屋根に与える影響は、実際はそこまで大きいわけではありません。
問題は、苔が生えている＝屋根が水分を保持しやすい状態になっているという点にあります。

苔が繁殖しているということは屋根の撥水性が低下しているサインであり、水分を吸い込みやすくなったスレート屋根はひび割れや欠けなどの劣化が起こりやすくなります。

また、冬場には含んだ水分が凍結し、スレートの内部で膨張と収縮を繰り返す「凍害」が発生する恐れもあります。
これがひび割れや剥離を引き起こし、結果として雨漏りの原因になってしまうのです。

苔が繁殖している段階ではまだ大きな問題ではないとしても、早めの対応が結果的にコストを抑えることにつながります。

苔対策には塗装が有効

スレート屋根に苔が発生する前、もしくは初期の段階で適切な塗装を行えば、屋根の表面に撥水性を持たせることができます。
これにより水分が屋根材に染み込むのを防ぎ、苔の発生を抑えることが可能です。

また、塗料には防カビ・防苔機能を持つものもあり、これらを選ぶことで予防効果を高めることができます。
塗装は見た目を整えるだけでなく、「防水性」「耐久性」「遮熱性」などの機能を回復・強化できる重要なメンテナンス手段なのです。

ただし、塗装は表面だけの処理のため、スレートの劣化が著しい場合、下地が劣化している場合は屋根カバー工事や屋根葺き替え工事などを検討する必要があります。

塗装のポイントと注意点

屋根塗装の際には、以下のポイントに注意することで、より効果的に苔の再発を防げます。

高圧洗浄で苔や汚れをしっかり落とす
　苔の上から塗装してしまうと、すぐに剥がれてしまいます。下地処理は非常に重要です。

防苔・防カビ機能のある塗料を選ぶ
　長期的に苔を防ぐためには、塗料選びも重要です。フッ素系や無機塗料なども候補になります。

下塗り・中塗り・上塗りの3工程を丁寧に
　塗膜の厚みと密着力を高めるためには、工程を省かずに丁寧に施工することが不可欠です。

定期点検を前提に考える
　塗装後も5～10年を目安に点検を行うことで、問題を早期に発見し対処できます。

「手抜き工事」はあってはなりません。信頼できる業者に依頼し、適切な施工を受けることが大切です。

こんな症状が出たら要注意！

以下のような症状がスレート屋根に見られたら、早急な点検や塗装の検討をおすすめします。

・屋根にうっすらと緑色・オレンジ色・黄色の苔が見える

・黒ずみや斑点が屋根一面に広がっている

・スレートの反り、割れ、欠けがある

・色褪せが進行している

これらの症状は、スレート（塗装）の劣化が進んでいるサインです。
早めの対応が、屋根全体の寿命を大きく左右します。

まとめ

苔はスレート屋根の劣化を知らせる初期症状です。
「ただの汚れ」と軽視せず、早めに点検・塗装を行うことで、屋根の寿命を延ばすことも可能です。

私たち街の外壁塗装やさんでは、スレート屋根の点検・お見積りを無料で承っております。
「屋根に苔が生えてきたけど、塗装すべき？」「見えないところの劣化が心配…」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

　記事内に記載されている金額は2025年06月01日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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