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更新日 : 2025年02月06日
更新日 : 2025年02月06日
外壁塗装における詐欺の手口とは?狙われやすい住宅の特徴や対策まで解説!

「外壁が傷んでいます!」「このままでは大変なことになりますよ!」と大げさに不安を煽り、契約を迫る外壁塗装の詐欺が後を絶ちません。
特に「すぐに点検したほうがいいですよ!」と強引に点検を始め、そのまま契約を結ぶまで帰らない点検商法による詐欺は年々増加しており、国民生活センターにも多くの相談が寄せられています。
では、こうした外壁塗装の詐欺に引っかからないためにはどうすればいいのでしょうか?
今回は、詐欺業者が使う巧妙な手口とその対策の方法について詳しい情報を解説いたします。
「もしかして、これって詐欺かも…?」と不安に思われた方もぜひ参考にしていただき、適切な機関に相談しましょう。
目次
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
外壁塗装の詐欺の中でも特に多いのが、「点検商法」と呼ばれる手口です。
「無料で点検しますよ」と言葉巧みに近づき、必要のない工事を勧めたり法外な費用を請求したりして強引に契約を迫る悪質な商法です。

特に外壁塗装工事では、お客様側に専門知識が無い事がほとんどだと思います。
業者の言うことを鵜呑みにしてしまい、よく分からないまま契約を結んでしまうケースが後を絶ちません。
点検商法の事例
外壁の無料点検 | ・近所で工事をしている業者を装い、外壁の異常を指摘して不安を煽る ・無料点検をすると言い、敷地に侵入してくる |
屋根の無料点検 | ・屋根材の落下や剥がれを指摘して不安を煽る ・無料点検をすると無断で屋根に上る |
給湯器の無料点検 | ・ガス会社と身分を偽り、無料点検を迫る ・給湯器の交換を無理にすすめる |
上記の事例に共通するのは、「無料点検」を口実に突然訪問し、敷地内に入り込むことです。そして、外壁や屋根、給湯器などの不具合を指摘し、必要以上に不安を煽ります。
さらに、「今すぐ工事しないと大変なことになりますよ!」と、その場での契約を強く迫るのも特徴です。半ば脅しのような口調で話し続け、契約するまで帰ろうとしないケースも少なくありません。

「代金を前払いしたまま連絡が取れなくなった…」
「不要な工事をされ、かえってリフォームが難しくなってしまった…」
こうした被害が後を絶たず、泣き寝入りするケースも多発しています。
最近では、30代・40代の方が被害に遭うことも増えており、外壁塗装の詐欺は決して他人事ではありません。

外壁塗装の詐欺を防ぐためには、そもそも詐欺業者のターゲットにならないことが重要です。
そこで、狙われやすい家の特徴を押さえ、詐欺に巻き込まれないための対策を知っておきましょう。
外壁の汚損やクラックが目立つ

詐欺業者が狙うのは、メンテナンスが行き届いていない家です。
「近所で工事をしていたのですが、お宅の外壁がかなり傷んでいますよ」
「大きなヒビがありますが、外壁塗装ですぐに直せます!」
このように声をかけ、「早く直したほうがいいですよ」と不安を煽り契約を迫ります。
しかし、外壁のクラック(ひび割れ)は、単なる塗装では補修が不十分なケースもあります。高額な費用をかけて塗装工事をしても、雨漏りが発生してしまえば意味がありません。
本当に外壁塗装が必要かどうかを判断するためにも、必ず別の業者にも点検を依頼し、相見積もりを取ったうえで慎重に検討しましょう。
庭先や門扉・フェンスの手入れがされていない

家全体が雑然としていたり、手入れが行き届いていないように見えたりすると、詐欺業者に狙われやすくなります。
特に、大きな家に住んでいるのにメンテナンスが不十分な場合、「この家なら高額なリフォーム工事を契約させられるかもしれない」と目をつけられることもあります。
詐欺業者は、ちょっとした「ゆるみ」も見逃しません!
普段から庭先や外壁まわりをきれいに保ち、住まいのメンテナンスを意識することが不要なトラブルを防ぐための大切な対策となります。
単身世帯の高齢者

※2022年度同期件数(2022年12月31日までの登録分)は346件
※独立行政法人国民生活センターHPより
高齢者の単身世帯を狙った詐欺被害は毎年多発しており、特に2023年には給湯器の点検商法による詐欺が1,099件報告されています。これは前年度の約3倍にあたり、被害者の7割以上が70歳以上と、高齢者が標的にされていることが明らかです。
特に、近くに家族や親類がいない高齢者の方は狙われやすいため、十分な注意が必要です。「今すぐ工事しないと危険です!」と急かされても、焦って契約してはいけません。
その様な場合は、「家族と相談してから決めます」とはっきり伝え、その場で契約しないようにしましょう。
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外壁塗装の詐欺は年々巧妙になっており、親切な業者に見せかけて工事を勧め、契約後も被害に気づかないまま過ごしてしまうケースが増えています。
・契約してお金を支払ったにも関わらず工事が完了しない
・施工に不具合が生じる
・施工後に予想外の高額な追加料金を請求される
上記の様なトラブルが、詐欺被害として多く相談されています。
外壁塗装の詐欺には以下のような手口がありますので、十分に注意しましょう。
工事費用の大幅な値引き
モニター商法
自社で開発したオリジナル塗料
工事費用の大幅な値引き

「今すぐ契約していただければ、50万円値引きします」
「今日決めていただければ、30万円お安くできます」
こうした大幅な値引きを提示して契約を急がせる業者は、詐欺の可能性が高いです。
外壁塗装の工事代金は時期によって大きく変動することはなく、足場や塗料、さらに人件費や出張費などの費用が掛かります。
値引きをするということは、塗料の質を下げたり必要な作業を省いたりする可能性があるということです。
優良業者であれば、お客様を不安にさせて契約を急ぐことは絶対にありません。
「なんかおかしいな、どうしよう…」と迷ったときこそ冷静になり、「NO」と断る勇気を持ちましょう。
モニター商法

「モニター価格」や「モニター割引」など、通常料金よりも安くなると謳って契約を急かすモニター商法にも注意が必要です。
このような商法では飛び込み営業により契約を取らなければならないため、必ず「お得な条件」を提示してきます。
例えば、「モニター価格」として足場代が無料になる、工事代が半額になるといった提案がされる場合、詐欺の可能性が非常に高いです。
自社で開発したオリジナル塗料

「自社開発のオリジナル塗料」を売りにして、格安料金を提示してくる業者にも注意が必要です。
外壁塗装に使われる塗料は数百種類以上ありますが、2020年時点で日本ペイントが50%、関西ペイントが30%、エスケー化研が7%というように、およそ9割が大手メーカー製の塗料です。
大手メーカーが膨大な時間とお金をかけて開発した高品質な塗料よりも、オリジナル塗料が格安で提供されるのは非常に難しいです。
もし本当に優れた塗料が安価であれば、市場に出回っているはずですよね。
「オリジナル塗料」と謳いながら実際には既存の塗料を使っていたり、大手メーカーの塗料よりも性能や保証が不十分なことがあります。また、市場に出回らないため相場が不明で、価格が過剰に高く設定されていることもあります。
「オリジナル塗料=安くて高品質」という事は、まずありえない事です。

手口が巧妙化し、被害が後を絶たない外壁塗装の詐欺に騙されないためには、正しい知識と対応を身につけておくことが重要です。
外壁塗装を勧める訪問業者が来た際、詐欺に騙されないための対策と注意点を5つ紹介します。
絶対に家に上げない
その場の契約はしない
契約内容は細かくチェックする
クーリング・オフ制度の記載があるかチェックする
相見積もりを活用する

訪問営業が必ずしも詐欺を行うとは限りませんが、その場で詐欺かどうかを判断するのは非常に難しいものです。
詐欺から身を守るための最も有効な対策は、業者を家に入れないことです。
インターホンがある場合は、対面せずにすぐに断るのがベストと言えます。
しかし、万が一家に入れてしまった場合は、相手の営業トークが激しくなる前に「契約しません」とはっきり伝え、帰ってもらいましょう。もし業者が契約するまで帰らない場合は、遠慮せず警察を呼びましょう。

また、契約後に「何かおかしいな、騙されたかもしれない」と感じた場合でも、クーリング・オフ制度を活用して契約を解除することができます。
クーリング・オフは、契約書面を受け取った日から8日以内に契約を解除できる制度です。
契約書に不備があれば8日を過ぎても解除可能な場合がありますし、重要な記載事項が欠けていたり、クーリング・オフの説明がされていなかった場合も同様です。
もし「クーリング・オフ期間は過ぎている」と業者に断られても、すぐにあきらめずに国民生活センターに相談してみましょう。


出典:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
住宅相談統計年報 2023 -2022 年度の住宅相談と紛争処理の集計・分析-
住宅リフォーム・紛争処理センターに寄せられた新規の相談件数は、2022年に35,772件に達し、年々増加しています。
この数字は、外壁塗装の市場が拡大する中で詐欺被害がますます増加していることを示しています。
https://www.chord.or.jp/assets/documents/tokei/pdf/NP2023_WEB.pdf
こちらは、国民センター寄せられた実際の紛争事例です。
相談内容 | 経緯 | 結果 |
クーリング・オフ期間が過ぎた外壁塗装工事の請求を破棄したい |
訪問販売で外壁塗装を勧められ、保留のつもりが勝手に契約したことにされていた。契約書に署名はしていないが、よく分からないまま印鑑を渡した。 クーリング・オフ期間が過ぎていて解約できないと言われ、契約金額43万円のうち材料費27万円を請求された。 | 契約書には代金の支払時期や工事時期といった法定記載事項の記載が無く、契約書面に不備がある。 書面不交付として、クーリング・オフが可能。 本件契約は有効に成立しているとすべきではなく、和解の見込みはないと判断され手続きが終了。 |
外壁塗装工事を契約したものの工事内容がずさんで契約を取り消したい | 訪問販売をきっかけに光触媒の外壁塗装工事を契約した。 契約金額は197万円(337万円から140万円値引き) 頭金 4,000円を支払い、残金を72回ローンとした。 施工後の仕上がりがずさんであったためクーリング・オフを申し出たが、工事が完了しいる事を理由に聞き入れられなかった。 |
4回に渡る現地調査・資料提出の末、業者側から請求額を20万円減額して解決を図りたいとの申し出があった。 双方の合意が得られたため、和解が成立。 |
オリジナル塗料を使用した外壁塗装で施工不良があったのでやり直しを希望 | 訪問販売でオリジナル塗料による外壁塗装工事を契約し、工事代金110万円を支払い保証書も受け取った。 「15年は持つ」と説明されたオリジナル塗料だったが、施工後2年で変色し始めた。原因究明及び20万円での再塗装を求めたが、瑕疵担保責任の期間が過ぎたことや保証対象外であることを理由に応じてもらえなかった。 |
契約書面としての一体性がない点、法定記載事項を満たしていない事からクーリング・オフが可能。 施工後の不具合は事業者に原因追及と説明責任がある。30万円で再塗装工事を行うこと、再塗装後5年間の保証期間を設けることで合意が得られたため和解が成立した。 |
上記の事例は、署名を求められた覚えがないにもかかわらず強引に契約を結ばされたり、100万円を超える大幅な値引きをちらつかせて契約を急がせられたり、「オリジナル塗料」を推してくるといった詐欺の典型的な手口によるものです。
契約を急がせる、無理に値引きを強調する、または自社製のオリジナル塗料を強く勧めてくるような訪問販売には詐欺の可能性が非常に高いため、その場で契約することは絶対に避けましょう。

もし外壁塗装の詐欺に遭ってしまった場合、お早めにに以下の窓口に相談することをおすすめします。
また、万が一クーリング・オフの期間を過ぎてしまっても、下記の窓口で相談を受け付けていますのでご安心ください。
詐欺被害を受けた際の相談窓口
消費者センター(国民生活センター) |
局番なし「188」 https://www.kokusen.go.jp/category/consult.html |
・消費者庁管轄機関であるため安心 ・専門の相談員が受付を行い、公正な立場で無料で対応してもらえる ・最初の相談先として最適です |
住宅リフォーム・紛争処理支援センター |
ナビダイヤル 0570-016-100 (または 03-3556-5147) https://www.chord.or.jp/specialist/index.html |
・国土交通大臣指定の住宅専門相談窓口です ・新築や中古住宅のリフォーム、各種工事など住まいに関するトラブルを相談可能です |
弁護士ドットコム | https://www.bengo4.com |
・日本最大級の法律相談ポータルサイトです ・上記2つで解決できない場合の最終手段と言えます ・有料な点に注意 |

「外壁塗装が助成金で賄える」「補助金で外壁塗装が無料になる」といった宣伝や広告は、実際には契約を獲得するための誇張された内容が多いです。
外壁塗装の助成金は最大でも20万円程度であり、一部費用が補填できるに過ぎません。
また、助成金が適用されるためには、条件や対象地域などの細かい確認が必要です。
詐欺業者に引っかからないためにも、以下のポイントをしっかり確認して慎重に対応しましょう。
市町村・自治体毎に助成金の条件や金額は異なります
助成金が対象となる外壁塗装工事は定められています
助成金の申請期間は予め決まっています
助成金の金額は自治体ごとに異なります。自分が住んでいる市町村が助成金の対象となっているか、またどれくらいの金額が助成されるのかを、事前にしっかりと調べておくことが大切です。
各市町村の助成金・補助金対象の検索サイトはこちら
(外部リンク:https://www.j-reform.com/reform-support/)

省エネリフォームやヒートアイランド現象の防止に関連する塗装工事以外は、助成金の対象外となる場合があります。そのため、外壁塗装すべてが助成を受けられるわけではないことは念頭に置いておきましょう。
また、助成金には申請期間が設けられており、期間を逃すと受け取れなかったり、予算が達した場合にも受付を終了してしまうことがあります。
お得感や安さに惹かれて契約を急ぐと、詐欺に遭うリスクが高くなります。
後々のトラブルを避けるためにも、外壁塗装の訪問販売にはしっかりとした態度で断ることが大切です。

外壁塗装の詐欺を疑われている方がおりましたら、街の外壁塗装やさんの無料点検をぜひご利用ください。お住まいの状態を隅々までチェックし、外壁塗装が本当に必要かどうかを判断した上で最適な工事内容を基にお見積りを作成いたします。
また、お客様の不安を解消するためのマイスター制度も導入しており、わからないことや心配な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

街の外壁塗装やさんは日本全国へ展開中です!
街の外壁塗装やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも外装リフォームを承っております。お住まいのエリアをお選びいただくと、各エリアの街の外壁塗装やさんサイトへ移動します。
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