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更新日 : 2024年05月22日
更新日 : 2024年05月22日
黒い外壁で住まいをお洒落に!失敗しないためのポイントとテクニック
外壁を黒く塗り替えたいと思っている方々の中には、迷いや不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。黒はスタイリッシュで都会的なイメージを持ち、個性的で目を引きます。白やベージュ系のお住まいの方からも、思い切って黒系に変えてみたいという相談が増えてきました。
ただし、「黒い外壁は夏に熱くなりませんか?」、「汚れが目立つのではないか?」といった心配も多く寄せられています。
これまで数多くの塗装工事に携わってきたプロの外壁塗装業者として、外壁を黒く塗り替える際に押さえておくべきポイントをご説明いたします。失敗や後悔のない塗装工事を進めるためにお役立てください。
目次
目次
多くの方々が、建物全体が引き締まり高級感が漂うという理由で、外壁を黒(ブラック)にすることを選択されます。ただし、黒い外壁には欠点も存在します。
- 1.個性的でおしゃれ
- 2.高級感がある
- 3.組み合わせる色の自由度が高い
- 4.黒ずみが目立たない
- 1.汚れが目立つ
- 2.外壁が熱くなりやすい
- 3.ご近所から不満が出る可能性がある
黒(ブラック)に塗り替える際、気を付けておきたいのは以下のポイントです。
黒い外壁は汚れが目立たないと考える方も多いかもしれませんが、実際には白い外壁と同じく、汚れが目に付きやすい色です。
車を思い浮かべていただくと分かりやすいですが、黒い車は砂埃や鳥の糞などが付着すると特に目立ってしまいます。立地的に、主要道路沿いや周囲に畑がある場合は、砂埃が多く鳥糞の被害も増えることがあります。
もし常に埃っぽく、洗濯物も外に干せないような地域にお住まいの場合や、車やカーポートに常に鳥糞の被害がある場所であれば、黒い外壁は慎重に検討しなければなりません。
また、黒系の塗料に使用されるカーボンブラックは紫外線に対して強いため、色あせしにくい特徴がありますが、表面の艶が失われると色あせたように見えることがあります。
塗料選びで対策
黒い外壁の汚れを目立たなくするには、塗料の選択が非常に重要です。
ホコリや汚れが気になる地域にお住まいの場合は、汚れがつきにくく、雨で汚れが洗い流される低汚染塗料を選ぶことをおすすめします。
さらに、耐久性の高いフッ素塗料や無機塗料など、高グレードの塗料を選択することで、外壁の艶や鮮やかさが長期間持続します。
外壁を黒にする際、もう一つ気を付けたいのが、外壁の温度が上がりやすいということです。黒(ブラック)は太陽光を吸収する性質があり、外壁が熱くなります。夏場などには近くにいるだけでも熱さを感じるでしょう。
ただし、外壁がどれだけ熱くなっても、高い断熱効果を持つ断熱材が使用されていたり、外壁に通気性のある空気層が設けられていたりする場合は、室内にほとんど影響を及ぼさないでしょう。築年数の古い建物については、通気性のない直貼り工法で施工されていたり、断熱材の劣化や欠損の可能性もあるため、まずは専門業者に相談してみることをおすすめします。
遮熱塗料の効果
最近では、外壁塗装において遮熱塗料を望む方が増えています。この塗料は、太陽光の熱源である赤外線を反射し、外壁の表面温度の上昇を抑える効果があります。遮熱塗料を使用することで、外壁が過度に熱くなるのを防ぐことができます。
ただし、遮熱塗料が最も効果を発揮するのは白などの明るい色です。黒(ブラック)系などの暗い色では機能が低下することに留意してください。一般的に白系の遮熱塗料では80〜90%の日射反射率を持ちますが、黒系の場合は30〜35%程度になります。塗料によってはカタログなどで公表されている場合がありますので、必ず確認してください。
最近では、黒い外壁の家も珍しくなくなりましたが、かつてはほとんど存在しませんでした。
昔の外壁は白っぽい色が一般的で、アイボリーやベージュ、ライトブラウンなどが主流でした。そのため、外壁を黒にするという発想はほとんどありませんでした。
しかし、現在は家のデザインも洗練され、建築会社も黒い外壁を採用することが増えてきました。建売住宅や注文住宅などの新築住宅でも、黒い外壁の住宅をよく目にするようになりました。
上述したように、外壁を黒にするというアイデアが珍しくなくなった現代ですが、それでもまだ抵抗を感じる方や、周囲の景観を損ねると感じる方もいますので、近隣から不満が生じることもあるようです。
特に「景観地区」と呼ばれる地域では、外観の規制が非常に厳しくなっていますので、その地域の法律に準拠しなければなりません。
黒い外壁にしたことで、近隣とのトラブルが生じる可能性も考慮しなければなりません。ですので、慎重に業者と相談し、徹底的な調査を行った上で判断することが重要です。黒は非常に印象的な色であるため、その影響は大きいのです。
これまでの内容を踏まえた上で、なぜ黒い外壁を選ぶ方が増えているのか、その利点について見ていきましょう。
多くの人が、黒い外壁に都会的でモダンなイメージを持つでしょう。黒い外壁はスタイリッシュな印象を与え、個性的でお洒落な仕上がりになります。
黒は、高級感や重厚感のある雰囲気を出すことができます。外壁を黒にすることで住まいの印象もガラリと変わるでしょう。
黒と他の色と組み合わせると、組み合わせた色が引き立ちます。組み合わせる色によって与える印象も異なり、自分自身の好みに合わせた演出が楽しめます。黒は非常に自由度の高いベース色と言えるでしょう。
黒の外壁を選ぶと、サッシ周辺などによく見られる雨垂れの黒ずみが目立たないという利点があります。白系や薄い色の外壁では、雨垂れの黒い跡がくっきりと残ってしまいます。1階の場合は自分で清掃できますが、2階のサッシ周りなどは手も届かず、自分での清掃は難しいでしょう。
外壁に黒を採用する際の注意点やデメリットについて理解したところで、これらの失敗やトラブルを回避するためにはどうするべきでしょうか。重要なポイントをご紹介します。
濃いグレーやグリーン・ネイビーなどにする
ダークな色で引き締まった雰囲気を出したいけど、諸々を考えると黒にするのは二の足を踏んでしまうという方は、濃いめのグレーやネイビー、濃いグリーンから選んでみてはいかがでしょうか。
黒い塗料を選んでも、光の当たり方によってはグレーに見えたり青みがかって見えたりすることがあります。また、カタログ上では黒に見えても、実際に塗装すると濃いグレーまたはブラウンになることが一般的です。絶対に黒にしたいというわけでなければ、これらのダークカラーもスタイリッシュな外壁に仕上がりますのでおすすめです。
付帯部にアクセントを入れる
外壁を黒一色に塗装すると、お洒落でスタイリッシュな一面がありつつも、重々しく威圧感を感じる人もいるでしょう。 そこで、屋根の色に変化をつけたり、破風板や鼻隠し、軒天、幕板、雨樋などの付帯部にアクセントカラーを取り入れることで、重々しい印象を軽減することができます。
もし外壁を完全に黒一色にするなら、屋根の色を明るくし、コントラストを強調したり、破風板や鼻隠しを白にするなど、黒を基調としたアクセントカラーを上手に組み合わせると良いでしょう。また、軒天や幕板、雨樋などをグレーにすることで全体的に柔らかい印象を持たせることができます。もし元々サッシや玄関などが明るい色であれば、それを活かす手も有りでしょう。
黒と相性の良い配色を慎重に考え、お好みの色をアクセントとして取り入れてみましょう。
ツートンカラーにする
黒一色ではなく、2色以上を組み合わせたツートンカラーの外壁にすることで、黒のデメリットを軽減することができます。基本的には黒をベース色に据え、建物の見切りが付く部分で色を変えてツートンカラーにする方法です。
ツートンカラーの組み合わせ方にはさまざまなパターンがありますので、いくつかご紹介いたします。
外壁の上下で色分け
家の外壁を1階と2階で色を分ける方法です。
1階は黒をベースにし、2階には異なる色の組み合わせを用いることが一般的です。これにより、堂々とした安定感と重厚さが生まれます。2階の配色には、反対色である白を採用しても良いですし、アイボリーやベージュ、ライトグレーなどの優しい中間色を使用するのも人気があります。
もし1階と2階の間に幕板がある場合(後から設置することも可能です)、幕板をアクセントとしてうまく活用すると一層引き締まった印象になります。 また、黒を2階の外壁に持ってきても、個性的で面白いコーディネートになるでしょう。
ベージュ色の外壁に汚れや色あせが目立ち始め、悩まれていたお住まいです。外壁を塗り替えてガラッと印象が変わりました。雨樋も黒で塗装し直すことで、お洒落な雰囲気に仕上がりました。
外壁を縦ストライプに色分け
縦方向に外壁色を分けるデザインはやや難しいですが、建物の突起やくぼみに合わせて色分けすることで綺麗にまとまります。
特に、1階と2階に同じデザインの窓がある場合に効果的です。窓の周りを縦方向に色を変え、上下の窓をつなげるようなイメージで仕上げます。上から下まで続く垂直なラインがスタイリッシュで、美しく統一された雰囲気を演出します。
フッ素塗料「ルミステージ」を使用して、外壁塗装を行いました。この塗料には色褪せや塗膜の劣化に対する保証が10年間ついています。窓廻りのホワイトのおかげで、黒い外壁でも爽やかな仕上がりになっています。
ベランダやバルコニー部分で色分け
ベランダやバルコニーなど、外壁よりも突き出た部分を異なる色で塗り分けることで、建物に立体感や奥行きが生まれ、より大きく存在感のある印象を与えます。
建物の構造に従った色分けを行うため、違和感なくなじみ、統一感のある仕上がりになります。
築18年が経過し、シーリングの亀裂やチョーキング現象が目立っていたため、補修と塗り替えのご相談をいただきました。ベランダとサッシの白が素晴らしいアクセントとなっています。
ワンポイントの色分け
ワンポイントのカラーリングは、ごく限られた面積のみを色分けするデザインパターンです。例えば、2階の窓周りや玄関周辺など、外壁のわずかな部分にのみワンポイントの色を取り入れます。 面積が小さいため、鮮やかな赤やオレンジなどの強い色でも効果的で、個性を演出できるでしょう。
原色を使っても違和感なく仕上がるので、色の選択の幅が広がります。
ただし、周囲の環境や景観を損ねることは避けなければなりませんので、慎重に検討しましょう。特に景観条例のある地域では要注意です。
外壁の色あせが気になり始め、レンガ風サイディングをツートンカラーで塗り分けることにしました。軒天なども黒で統一した一方で、玄関周りを明るくすることで近隣でも目を引く鮮やかな仕上がりになりました。
色の選択に悩んだら、カラーシミュレーションをご活用ください。実際の建物の写真を使用して、配色のパターンを変えたサンプルイメージを作成いたしますので、塗装後のイメージを具体的に持つことができるでしょう。
カラーシミュレーションについてはこちらのページに詳しく記載しています→
ツートンカラーでの塗装やアクセントカラーの使用に際して、黒の外壁と相性の良い配色を紹介していきます。
白との組み合わせ
黒(ブラック)と白(ホワイト)は非常にポピュラーな組み合わせであり、どんな色分けパターンでも相性抜群です。これは、スタイリッシュな建物やシンプルモダンなデザインだけでなく、和風住宅にもうまくマッチします。シンプルで清潔感のある配色をお求めの方に特におすすめです。
グレーとの組み合わせ
無彩色同士の組み合わせは、やはり相性が抜群です。白との配色よりもコントラストが控えめで、落ち着いた雰囲気を醸し出します。また、グレーにも様々な濃淡があり、それによって印象も変わりますので、お好みの配色をお選びいただけます。どんな組み合わせがお好みか、ぜひお試しください。
ブラウンとの組み合わせ
黒とブラウンのコンビネーションは、上品で洗練された雰囲気を醸し出します。
特に木目調のサイディングや付帯部との組み合わせはおすすめです。 木の質感を活かしたブラウンとの調和が、より一層魅力を引き立てます。
ベージュとの組み合わせ
ベージュの温かみは黒の圧迫感を和らげ、雰囲気を落ち着かせます。 このおしゃれな組み合わせでは、黒を取り入れつつも柔らかさを表現することができます。
赤・オレンジとの組み合わせ
黒と赤、またはオレンジを組み合わせることで、建物がポップな印象に変わります。 鮮やかすぎる赤やオレンジでも、黒の存在が引き締めてくれるのでバランスがとれます。
個性的な外壁をお望みの方には、この組み合わせをおすすめします。
黒やダークカラーでの塗り替えは、私たち塗装職人も慎重になる工事です。
一般的に、平らな面よりも凹凸のある面は光を多く反射し、より明るく見える傾向があります。したがって、黒い外壁の魅力を引き出すためには、できるだけ均一で凹凸のない塗膜を作り上げる必要があります。
もし外壁を黒で塗り替えたいとお考えでしたら、信頼できる経験豊富な塗装業者を選ぶことをおすすめします。これまでの施工実績から、ご希望に近い色の例を提案してくれるでしょう。また、不安な点や疑問があれば積極的に質問してみましょう。
街の外壁塗装やさんでは、お客様のご希望や要望に真摯に耳を傾けます。現在のお住まいの状況も詳しく調査した上で、最適なカラーや塗料を提案いたします。
また、点検とお見積もりは無料で行っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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