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お住まいを建築・購入された時点から建物を守る為のメンテナンスが必要です。外装の最も安価なメンテナンスといえば塗装ですが、業者に勧められるがままに塗装をしていませんか?簡単なメンテナンスですが、使用塗料を誤ると無駄な出費が大きくなる可能性があります。
このページでは、塗装の必要性から塗装箇所によって使い分ける塗料の種類と耐用年数をご紹介致します。塗料と建材の耐用年数・特徴を把握しお住まいに合った塗装工事を行いましょう。
このページでは、塗装の必要性から塗装箇所によって使い分ける塗料の種類と耐用年数をご紹介致します。塗料と建材の耐用年数・特徴を把握しお住まいに合った塗装工事を行いましょう。
目次
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お住まいに使用されているスレート屋根材や窯業系サイディング、モルタルの主成分は「セメント」です。セメントは水分に弱い素材ですので、素材本来の耐用年数を維持する為には、雨水との接触を妨げ屋根や外壁材の劣化を防ぐ僅か3㎜の塗膜が重要な役割を担っています。
ログハウスや付帯部に木材を使用しているお住まいは、木材自体が劣化してしまうと腐食し木材本来の耐久性(耐用年数)が維持できなくなってしまいます。
ログハウスや付帯部に木材を使用しているお住まいは、木材自体が劣化してしまうと腐食し木材本来の耐久性(耐用年数)が維持できなくなってしまいます。




耐用年数は建物を守る耐久性を維持できるであろう年数ですので、耐久性に優れた建材の耐用年数を維持するためにも塗装が必要なのです。建材の耐用年数を知るという事は、メンテナンスに耐用年数がどの程度の塗料を使用するかを考えることが出来ます。
耐用年数の短い塗料で頻繁に塗り替えるか、耐用年数の長い塗料で塗り替え回数を減らすかはそのお住まいの状態次第です。耐用年数の長い塗料がお住まいに適している訳ではありません。お住まいの状態にあった耐用年数の塗料を使用することが大切なのです。
耐用年数の短い塗料で頻繁に塗り替えるか、耐用年数の長い塗料で塗り替え回数を減らすかはそのお住まいの状態次第です。耐用年数の長い塗料がお住まいに適している訳ではありません。お住まいの状態にあった耐用年数の塗料を使用することが大切なのです。


顔料を含んだいわゆる着色塗料を「エナメル」、顔料を含まない塗料を「クリアー」と呼ばれます。

水で希釈したものを「水性塗料」、シンナーで希釈したものを「油性(溶剤)塗料」と呼ばれますが、近隣住宅への臭い対策や健康被害が懸念され水性塗料が主流になりつつあります。現在は水性塗料でも油性(溶剤)塗料に劣らない耐用年数です。

防藻・防カビ性能のある塗料や、艶消し塗料には少量ですが必ず含まれています。

塗料のグレードは原料となる樹脂を表しており、樹脂の違いで塗料の耐用年数が大きく変わります。加工時に二酸化炭素を発生させてしまう石油系資源に代わる、地球に優しい塗料も注目されています(水谷ペイント:ナノコンポジットWなど)。



非常に安価ですが耐用年数が5~8年程度と短いので現在塗り替えに使用されることはほとんどありません。しかし全く使用されていないという事でもなく、新築時は構造木材の動きからひび割れを起こしやすい為、アクリル塗料が使用されることがあります。
透湿性が高いので太陽光や雨水に晒されにくい軒天塗装にも使用されます(日本ペイント:ケンエース等)。
透湿性が高いので太陽光や雨水に晒されにくい軒天塗装にも使用されます(日本ペイント:ケンエース等)。

耐用年数が7~10年程度でメンテナンスサイクルが短くなりますので、現在はほとんど使用されませんが柔軟性と密着性に優れています。頻繁にカラーチェンジをしたいというお住まいにお奨めです。

耐用年数が10~13年程度と長く、耐候性に優れていながら比較的リーズナブルな価格でバランスの良い現在の主流塗料です。


白色顔料の原料である酸化チタンは紫外線に晒されることで「ラジカル」と呼ばれるエネルギーを発生させます。ラジカルは樹脂や顔料を劣化させ、塗料の耐久性(耐用年数)を低下させてしまいます。 チョーキング現象の原因にもなるラジカルの発生を抑える為に、高耐候酸化チタンと光安定剤(HALS)を取り入れた塗料がラジカル制御型塗料です。
日本ペイントのパーフェクトシリーズはアクリル樹脂塗料ですが耐候性はシリコン塗料以上と言われており、耐用年数は12~15年程度と今後更に期待される塗料です。
日本ペイントのパーフェクトシリーズはアクリル樹脂塗料ですが耐候性はシリコン塗料以上と言われており、耐用年数は12~15年程度と今後更に期待される塗料です。


本来アクリル樹脂は耐久性の高い物質ですが、可塑剤等の不純物が入ることで耐用年数が短くなってしまいます。純度を上げたピュアアクリルは本来の高い耐久性(耐用年数)・弾性・耐候性・防水性・遮熱性を持つ塗料で、モルタル外壁に発生するクラックも抑えることが出来ます。耐用年数はフッ素樹脂同等15~20年程度です。ブライトンのエラストコートは艶消し・骨材不使用で、既存の風合いそのままに塗り替えが出来ます。


蛍石という珍しい石を原料にしたフッ素樹脂塗料は紫外線や酸性雨に強く汚れが付きにくい、あらゆる面で優れた塗料です。硬膜ですので塗装時に注意点がありますが、15~20年程度の長い耐用年数で塗り替え回数を減らすことが出来ます。
塗料の密着性が悪く今後の塗り替えが難しいといわれていますが、適切な下塗り塗料を使用すれば問題ありません。
塗料の密着性が悪く今後の塗り替えが難しいといわれていますが、適切な下塗り塗料を使用すれば問題ありません。


聞きなれない言葉ですが植物の「光合成」と同じ作用を起こす塗料です。白色顔料の原料である酸化チタンが太陽光を吸収することで活性酸素を発生させ、外壁に付着した汚れを分解・消臭・無害化する、酸化チタンの特性を活かした塗料です。紫外線が当たることで分解と親水の効果を発揮し、分解した汚れは雨水で洗い流す【セルフクリーニング機能】で綺麗な美観を維持することが出来ます。
耐用年数は15~20年程度と長いのですが価格が非常に高く取り扱いも難しい為、光触媒塗料の特徴を熟知した業者へ依頼する必要があります。
耐用年数は15~20年程度と長いのですが価格が非常に高く取り扱いも難しい為、光触媒塗料の特徴を熟知した業者へ依頼する必要があります。

紫外線で劣化しないセラミックなどの無機物を原料にした塗料です。非常に高い耐候性と不燃性を持ち、苔や藻が発生しにくい特徴を持っています。耐用年数は15~25年程度と非常に長く、無機物に有機物の特性を付加したダイフレックスの有機ハイブリッド無機塗料「スーパーセランシリーズ」はスタジアム等の塗り替えにも使用されています。



つまり屋根と外壁にシリコン塗料で塗り替えた場合、外壁には問題がなくとも屋根では色褪せや苔・汚れの付着が著しく見られ、塗り替えが必要になってしまいます。

屋根は耐用年数が2~3年短くなる可能性がありますので、メンテナンスサイクルを揃えて塗装するにはシリコン塗料で外壁塗装をした場合、屋根はシリコン塗料以上のフッ素塗料等を使用することをお奨め致します。

但し屋根材や外壁材にも耐用年数があります。塗装工事で雨漏りを防ぐわけではありませんので、20年使用し続けたスレート屋根材に高耐久塗料を使用するのか、屋根カバー工法等でメンテナンスを行うのかはしっかりと吟味する必要があります。

では外壁や屋根塗装と同時に塗り替える付帯部は同等の塗料で良いのでしょうか?


しかし塩ビは自在に伸縮しますので、硬質のフッ素系塗料等を使用すると塗膜がひび割れてしまいます。台風や積雪によって破損してしまう可能性も充分にありますので、耐用年数が長い弾性塗料での塗装も可能ですが、交換に備える事も大切です。

鉄部の下塗りには鉄と酸素・水との接触を防ぐ「錆止め塗料」が使用されます。現在の錆止め塗料はエポキシ樹脂系が多いのですが、素地の内部に浸透し素地の補強をする効果があります。 従来は鉛を原料にしていたことから赤茶色の塗料が多かったのですが、公害問題から鉛フリー塗料が使用されておりカラーバリエーションも豊富です。

錆止め塗料の耐用年数は5年弱と短い為、必ず仕上げ塗料を塗る必要があります。錆止め塗料は下塗りですので高防錆力で速乾性の高い日本ペイントの1液ハイポンファインデクロやエスパーワンエースが使用されます。


膜を作り耐久性・耐水性を向上させる特徴を持っています。外壁や屋根の塗料も造膜型塗料に分類されますが、木材に塗装するとパリパリと剥がれてしまう可能性があります。
浸透型塗料よりも耐用年数が長いため、簡単に塗装が出来ない高所で仕上がりが気にならない場所に使用されることが多いです。木目等は潰れてしまい、一度造膜型塗料を使用すると以降も造膜型塗料を使用する必要があり、塗り替え時には旧塗膜の撤去が必要です。
浸透型塗料よりも耐用年数が長いため、簡単に塗装が出来ない高所で仕上がりが気にならない場所に使用されることが多いです。木目等は潰れてしまい、一度造膜型塗料を使用すると以降も造膜型塗料を使用する必要があり、塗り替え時には旧塗膜の撤去が必要です。

木部塗装には密着性・高い耐久性(耐用年数)・柔軟性が求められ、日本ペイントのファインパーフェクトトップや日本エンバイロケミカルズのコンゾランが使用されます。
塗料が木材内部にまで染み込んで保護する特性を持っています。塗料の耐用年数は造膜型塗料に劣りますが、着色しながらも木材本来の風合いや質感を残すことが出来ます。
ウッドデッキやログハウス等、塗膜の剥がれが気になる箇所に使用されます。屋外には耐久性(耐用年数)に優れた油性(溶剤)、屋内には臭いの少ない水性が使用されることが多いです。
ウッドデッキやログハウス等、塗膜の剥がれが気になる箇所に使用されます。屋外には耐久性(耐用年数)に優れた油性(溶剤)、屋内には臭いの少ない水性が使用されることが多いです。

木材塗料の代表塗料、日本エンバイロケミカルズのキシラデコールには水性と油性(溶剤)のどちらもございますので使い勝手が良く、植物油を原料とした大谷塗料のVATONは小さなお子様やペットのいるお住まいでも安心して使用できます。

木部塗装の耐用年数は屋根や外壁と較べると非常に短いです。耐用年数が長い造膜型塗料を使用しても剥がれてしまう可能性がある事から、施工保証も3年程度です。木材が傷み腐食し始めている場合は一層塗膜の剥がれが酷くなってしまいますので、木材が吸水し耐用年数が短くなる前に塗り替えを行うか、ガルバリウム鋼板でのカバー工事をご検討ください。

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