現地調査時の屋根の様子

　現地調査時の屋根の様子になります。こちらの屋根は切妻屋根に下屋根もある、広い屋根になっておりました。

　写真は主に北面になりますが、経年で蓄積された苔や黒カビの繁殖が多く散見されます。

　歩くとズルズル滑ってしまい、屋根の状態の悪さが分かります((+_+))

北側の屋根面は特に苔や黒カビが繁殖しやすい

　こちらは下屋根部分になります。丸く囲んだ箇所が真っ黒に覆われている様に見えますね。

　スレートは塗装に防水性能を頼っておりますので、長年紫外線や風雨に曝されているスレート表面は傷みやすく、また傷んだ箇所は雨水を弾けなくなり、結果雨水を吸って常にジメジメしやすい北側面に苔や黒カビが繁殖しやすいという悪循環です。

　赤い矢印の大屋根の軒先下にあります、外壁との際部分はまだ綺麗な緑色を保っておりました。こちらが本来の屋根のお色になります。

高圧洗浄で汚れを流し切ります

　屋根塗装の最初の工程は、新しい塗料をしっかりと食いつかせるためにも汚れを綺麗に洗い流す事、高圧洗浄から始まります。

　ここでしっかりと洗い流しませんと、どんなに性能のいい塗料も性能を発揮できませんので注意が必要です。

下塗りはファイン浸透シーラーを使いました

　高圧洗浄が終わりましたら、次は塗装に入ります。写真にあります日本ペイントの下塗り材、ファイン浸透シーラーを使用致します。

　臭気がマイルドで含侵性と密着力に優れた弱溶剤2液型エポキシ樹脂のシーラーになり、脆弱面の補強もできるお勧めのシーラーになります(^^)

下塗りの様子

　ローラーにたっぷりとファイン浸透シーラーを染み込ませて厚型スレートに塗装していきます。

　今回は下塗り材の色を白にしましたので塗装した箇所とされてない箇所が写真でも分かりますね(^^)

縁切りをしタスペーサーを差し込みます

　下塗りが終わり、定められている乾燥時間後、スレートの端部に縁切り作業、タスペーサー差し込みを行います。

　こちらは万が一スレートの裏側に雨水が廻りこんだ際に、こちらから雨水が表面に抜けるように隙間を設けるためです。

　設置しないからといってスレートの下には防水紙もありますし、雨漏りにすぐ直結するわけではありませんが、予防策としてタスペーサーを差し込み、隙間を設けます。

仕上はフッ素塗料であるファイン４Ｆを使います(#^^#)

　こちらは仕上げ塗料である日本ペイントのファイン４Ｆベスト、お色はモスグリーンになります。

　屋根の広さが100平米を超えるために、今回は3缶準備致しました。余裕をもって準備しませんと、塗装の途中で塗料がたりない・・・という事も起こりえますので事前の段取りは重要です。

中塗りの様子

　綺麗なパターンがついている厚型スレートへ、ファイン４Ｆベストのモスグリーンにて塗装していきます。

　瑞々しい様子がこの写真からでも分かりますね！

上塗り、仕上げの様子

　既定の乾燥時間を設けた後に、もう一度同じ塗料で仕上げの上塗りを行います。

乾燥時間をしっかりと設けませんと、色ムラや塗膜の剥がれ等が起きてしまいますので、きちんと管理を致します(#^^#)

最後はドローンにて屋根全体を確認しました(^^)

　横浜市金沢区片吹にて、屋根塗装工事が無事に竣工となりました。

　使いました塗料は日本ペイント、ファイン４Ｆベストになります。４フッ化フッ素とセラミックを配合しており、耐久性と耐候性に優れています！

　防藻・防かび性に優れており、屋外でも劣化しにくいのが特徴です。耐用年数はおよそ10～15年とされていますので、一度の塗装で屋根を長く保護したいとお考えの方には最適な塗料になっております。フッ素塗料は他のアクリル、ウレタン、シリコンなどと比べて高価になりますが、それに見合う効果は期待できます(#^^#)

　お客様と一緒にドローンで撮影、確認した屋根はとても綺麗で大変満足頂ける工事となりました。

　この度はご利用頂きまして、誠にありがとうございました(#^^#)