HOME > 外壁塗装・屋根塗装の規定塗布量と1缶で塗れる面積
新型コロナウィルス対策について オンラインでの無料相談・ご提案について columns

目次
目次
【動画で確認「塗料の規定塗布量」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!

外壁塗装や屋根塗装では塗る塗料の量が少な過ぎても、多過ぎても、美しい仕上がりにならないし、本来の性能を発揮できません。
各塗料メーカーは塗料の本来の性能を発揮できるよう、面積あたりの塗布量を各塗料の仕様書やカタログで告知しています。これを規定塗布量と言い、1㎡あたりに使用する塗料の量として示しています。

この規定塗布量、日本ペイントでは使用量、関西ペイントでは標準所要量、エスケー化研では所要量との表記されていますが、いずれも単位が「㎏/㎡」で記されているので間違うことはないでしょう。
規定塗布量は各塗料メーカーのサイトで確認することもできるので現在、外壁塗装を検討しており、使う塗料が決まっている方は目を通しておくことをお薦めします。

規定塗布量が決まっているといっても、面積に対してただその量を塗ればいいというものではありません。
2液型塗料の場合は硬化剤と塗料が規定の配合率で混ぜられているのはもちろんのこと、規定の希釈率(水性の場合は水、油性の場合は塗料用シンナー)であることが前提です。
やたらと薄められた塗料を規定の量だけ塗っても、それは単なる手抜き工事でしかないのです。



規定された量を塗らなかった場合はどうなるの?

途膜が非常に脆弱となり、耐用年数を待たずして、剥がれたりするなどのトラブルが発生します。
最近の塗料はいずれも性能が高いため、仕上がった直後は美しく見えるのですが、耐用年数の半分程度しか経過していないのに急激に色褪せてきた、ひびが入ってきたなんてことも起こるのです。

今回のケースでは建坪(延べ床面積)が25坪で、外壁の塗り替える部分の面積が120㎡です。外壁塗装は下塗り、仕上げの中塗りと上塗りの工程で行われます。
今回は使用する塗料が共通の中塗りと上塗りの使用量を計算します。120㎡の外壁を2回塗ることになりますから、合計の塗り面積は240㎡です。





外壁塗装においてはほとんどの場合、中塗り・上塗りとの密着を高めるために、シーラーやフィラーと言った下塗り材が必要になります。
下塗り材には数種類あり、外壁材やその傷み具合によって使い分けられます。仕上げの中塗り・上塗りと下塗りでは規定塗布量も違うので覚えて起きましょう。
窯業系サイディングやALCパネルで仕上げ塗りにパーフェクトトップを使う場合、下塗りにはパーフェクトサーフを使用します。パーフェクトサーフはいわゆる「サーフェーサー」と呼ばれる下塗り材でこれから塗装する部分の表面を整えるはたらきがあります。
下塗りは一度ですので塗り面積は120㎡です。メーカーサイトで調べると、パーフェクトサーフの規定塗布量は0.20~0.40㎏/㎡だと分かります。それではこれを元に120㎡を塗る場合の塗布量を算出してみましょう。
日本ペイント パーフェクトサーフの規定塗布量



外壁塗装や屋根塗装において、このように規定塗布量とお家の外壁の面積が分かると塗料の必要量を知ることができます。塗り替える外壁の面積や必要な塗料の量の計算は業者行ってくれますが、自分で知っておいても損はありません。
相見積もりをされた際、業者間で外壁の面積や塗料の値段にあまりにも隔たりがある場合はどちらかが間違っている可能性があります。



「ほぼ、同じ時期に建てたお隣さんと私のお家。大きさもほぼ一緒で違うのは外壁材だけ。お隣さんの外壁塗装のお見積もりよりも私の家の方が何割も高いなんて…」ということもありえない話ではないのです。
他の業者のお見積もりに疑問を感じたら、まずは私達、街の外壁塗装やさんにご相談ください。あらゆることをしっかりとご説明いたします。

弾性塗料エラストコート

遮熱塗料サーモアイSi(屋根用)

ファインパーフェクトベスト(屋根用)


「お見積もりや契約書に書いてある面積、あの缶の数で塗れるのかしら」と思ったら、遠慮なく業者に聞いてみましょう。嫌な顔をする業者は怪しいかもしれません。不安を残したまま、工事が終わってしまうなんて嫌ですよね。
街の外壁塗装やさんはどんな質問でも笑顔でお答えしています。
安易に値引きを行う業者は規定以上に塗料を薄めたり、工程を省略する可能性もあります。定められた規定塗布量で塗ったかどうかは施工した業者でしか分からないのです。