横浜市港北区師岡町にお住まいのY様より、ご自宅のメンテナンスを考えているので調査をお願いしたいとお問合せをいただいたことが今回の工事のきっかけです！

街の外壁塗装やさんは広告を出しておらず、私たちのHPを検索で見つけていただく取り組みをしておりますが、今回のY様はたまたま街で見かけた私たちの営業車に書いてあった電話番号にお問合せくださったことでご縁をいただくことができました。見つけていただいて嬉しい限りです！(*^^*)

現地にお伺いして外壁を調査

早速ご自宅にお伺いすると、外壁はモルタル外壁のリシン吹き付け仕上げという造りをしていました。

モルタル外壁は外壁仕上げの代表的な仕上げ方で、セメントと砂を混ぜて作ったモルタルという材料で造られています。繋ぎ目の無い仕上がりが特徴で、高級感があります。

また、モルタルだけだと打ちっぱなしのコンクリートのような質感になるため、表面にリシンと呼ばれる骨材を吹き付けて、表面がザラザラとした仕上がりになっています。無垢なコンクリートよりも、デザイン性の高い仕上がりになっています！

チョーキングが起きていました

築年数は約30年で、10年ごとに塗装をしてきたので、最後の塗装も約10年前とのことでした。理想的なメンテナンスサイクルです。

表面の塗装は触れると手に白い粉のようなものが付いてくる状態で、これをチョーキング現象といいます。塗膜の劣化を示すサインとなっていますので、ご自身でもチェックしてみてください。

日除けの不具合で外壁が汚れていました

南側にポリカーボネート製の日除けがありましたが、雨樋部分が破損して集中的な雨垂れの跡ができてしまっていました。

モルタルは原料がセメントなので、ここまで集中的に水がかかると塗装が剥げて本体が剥き出しになり劣化を早めてしまいます！ひび割れをコーキングで補修して再発を防止することにしました。

カラーシミュレーションでイメージを確認

ご契約をいただいた後に、ご自宅の塗装イメージを固めるためにカラーシミュレーションを実施いたしました。

実際のご自宅の写真を使って目的の色に変更してみて、いくつかのパターンで見比べていきます。複数枚のシミュレーションを作成いたしましたが、結果的にシミュレーションとちょっと違うND-110という外壁の色で決定いたしました。

外壁と併せて屋根の塗装も行うことになりましたが、今回の記事では外壁の塗装工程のご紹介とさせていただきます。

高圧洗浄で汚れを落としていきます

色も決まって、いよいよ塗装工事スタートです(^^)/初日は高圧洗浄からとなります。

高圧洗浄を行うことで外壁の表面についた汚れなどを洗い流すことができます。汚れは塗料の密着性を阻害する原因にもなるので、しっかりと取り除いていきます。

ガンコな汚れや染み付いた汚れは落ちないこともありますが、表面の汚れを取り除くことができていれば特に問題はございません。

高圧洗浄は約半日程度で終わることが多いですが、洗浄後は外壁が濡れており塗装できる状態ではないので、その日の作業は高圧洗浄のみで終了となります！

下塗り作業

翌日以降に外壁が乾いていることが確認できたら、いよいよ塗料を塗っていきます！

最初に塗るのは下塗り用の塗料でパーフェクトフィラーという塗料です。パーフェクトフィラーはこの後塗っていくパーフェクトトップ専用の下塗り材で、双方を併せて使うことで塗料の性能が最大限発揮されるように作られています。

下塗り塗料は元の外壁の色をリセットするために大抵の白色を選定しますが、今回も白を使いました。外壁が真っ白になっていって、これはこれで見ていて気持ちのいい工程です(*^^*)

中塗り作業

下塗りが終了したら次は中塗りを進めていきます。

中塗りは上塗り1回目とも言われるように、上塗りと同じ塗料を塗り進めていく工程です！(^^)/

今回のパーフェクトトップは下塗り1回、上塗り2回の3回塗り仕上げが標準規定とされている塗料です。規定に沿った塗装を行うことで、メーカーが期待している最大限の効果が発揮できるようになっています。

色は先述した通りND-110となっています。薄いベージュのような色で、気持ちピンクの要素が入っているので落ち着いて温かみのある雰囲気に仕上がります。

上塗り作業

中塗りが終了したので、塗料の乾燥を確認したら次の上塗りに進みます！

上塗りも中塗りと同じ塗料を塗り進めていきます。中塗りの段階だとまだ塗料の厚みが無いので所々薄く感じますが、上塗りが進むとしっかりと目的の色に仕上がっていくことが感じられます。

また、中塗りと同じ色で、どこを塗ったかわからなくならないのかと時折ご質問をいただきますが、写真を見て分かる通り塗り立ての塗料と乾燥した塗料とでは水分量の違いで色が異なって見えます。現場だと写真以上に違いがよく分かるので、塗った場所と塗ってない場所の違いは思っているよりも分かりやすくなっています。

付帯部塗装

上塗りが終われば残りの雨樋や雨戸などのいわゆる付帯部を塗り進めていきます。

付帯部だけの塗装となると足場代もかさんで高額になってしまいますが、外壁と一緒に塗ることができれば数万円で塗ることが可能です(*^^*)

塩化ビニルや鉄製のものは一般的な外壁よりも熱収縮などが起こりやすく塗料が剥がれたりするので外壁と同じ塗料で塗ることはあまりありません。適材適所で塗料を選定して塗装させていただいています！

塗装工事完了

付帯部の塗装も終わり、塗装工事の全工程が完了しました！

外壁のイメージはあまり変えないままとなりましたが、一緒に塗った屋根が大きくイメージチェンジしており、きれいに仕上がりました。ご依頼いただいたY様も仕上がりにご満足いただけたとのことで、お喜びのご様子でした。この度のご用命、誠にありがとうございました！

外壁塗装工事の価格は今回のY様邸と同じ人気のラジカル系塗料で¥690,800(税込)～承っております。現場の状況などで金額は変動いたしますので、塗装工事をお考えの方はまずは無料点検からご依頼いただけますと幸いです(^^)/

私たち街の外壁塗装やさんでは、感染拡大の続く新型コロナウィルスへの感染対策として、マスクの着用や手指の消毒を徹底して実施しております。お問い合わせの際はご安心ください。

2023年10月12日　追記

一年点検にお伺いしてきました

1年前に外壁塗装のご依頼をいただいたY様邸に一年点検でお伺いしてきました！

さすがに1年なので目立った不具合もなくとても綺麗な状態をキープできていました。使用した塗料は日本ペイントのパーフェクトトップで、ラジカル制御型塗料と言われる塗料です。

ラジカルとは塗膜の劣化原因となる物質の一つですが、化学的にその発生を抑制することで塗料を長持ちさせることができます。一昔前まで一般グレードの塗料といえばシリコングレードが有名で、耐用年数の目安は10年程が目安でしたが、ラジカル制御型塗料はそのシリコンと同価格帯ながら、12〜15年の耐用年数と言われています！

価格がそこまで変わらないのであれば、コストパフォーマンスの良いラジカル制御型塗料を選ぶ方がお得と言えるでしょう。

塗装前に黒い筋が出ていたところは再発していませんでした

左の写真が工事前の写真で、右の写真が今回の一年点検での写真です。

もともとは日除けの雨樋にヒビが入ってしまっており、黒い筋が出来てしまっていましたが、施工の際にコーキング材などを使って雨樋の補修を行ったことで、一年経っても再発していませんでした。

思惑通りに修理ができていると嬉しいものです(*^^*)無限に綺麗を保つことはもちろんできませんが、少しでも長い期間で綺麗なままお住まいになれるよう、細かいところにも気を使って工事させていただいております。

お住まいのことでお困りごとがございましたら、お気軽にお問合せください！