コーキングやシーリングという言葉、外壁塗装工事の際によく使われている言葉であるのをご存知でしょうか。
コーキングとはサイディングボードやALCボードのつなぎ目の部分などにあるゴムみたいなものを指しています。業者によっては、コーキングまたは、シーリング、シール工事と言い方が異なる場合がありますが、外壁塗装工事の場合においては同じ意味として捉えても問題はありません。
さて今回は、コーキングはどのような時に使われるのか、また劣化症状や補修方法をご紹介したいと思います。
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コーキングの役割とは？劣化とその補修方法をお伝えします
更新日：2017年5月26日
textsコーキングはどのような場面で使用されるのか
上記でも述べたように、コーキングはサイディングやALCパネルなどのつなぎ目部分などにあるゴムみたいなものを指しています。
サイディングやALC外壁は一枚の壁ではありません。複数のボードやパネルを合わせて作られています。その際にどうしても生じてしまう隙間を埋めるために使用されるのがコーキング材になります。敢えて少し広めの隙間を作りそこにコーキング材を詰めることで、密閉され隙間から水や汚れが浸入するのを防ぐのです。
他にも、様々な箇所にひびが入ってしまった際の補修にも使用されている他、外壁材やサッシ周りの間にも使用されています。
外壁の隙間から水や汚れが内部に浸入してしまうと塗膜の劣化や内部の腐食に繋がることもあります。
コーキングの劣化の種類と補修するタイミング
コーキングの劣化症状としては、紫外線や雨にさらされることで劣化していき、ひび割れをおこすほか、経年劣化によりコーキングに含まれている可塑剤が溶け出しコーキングの厚みが減少してしまう肉やせなどがあります。
ひび割れは放置してしまうとさらに悪化して破断してしまいます。
また、肉やせは放置し続けるとサイディングボードとコーキングが剥離してしまいます。
コーキングの劣化は外壁の劣化サインでもあるため、劣化症状を見つけた場合は一度業者に見てもらうことをお勧めします。
コーキングの補修方法
コーキングの補修法は2種類あります。
1つめは打ち替え工法、既存のコーキングを全て撤去して、新しいコーキング材を充填していく方法です。既存のコーキングを全て撤去するため業者に依頼した場合その分費用が高くなります。
2つめは、増し打ち工法、打ち替えとは違い既存のコーキングを撤去せず、上から新たにコーキング材を充填していく方法です。こちらは既存のコーキングを撤去することはしないため費用をおさえることが可能です。 しかし増し打ち工法を行う場合は既存のコーキングが劣化していない、コーキングの厚みを10ｍｍ以上確保できることが条件になりますので注意しましょう。
コーキング まとめ
業者に依頼するよりも費用が安く済むので自分でやってしまおうかと考える方が最近は多い為か、コーキングをインターネットで調べてみると中にはDIYのやり方などが多数でてきます。
しかし、中にはDIYで仕上がりが汚くなってしまって再度やり直しをした、安全を十分に確保しなかったために怪我をした、という方もいます。
補修方法を見ると一見簡単そうに見えますが、実際はかなり大変な作業になります。また、2階などは高所になり危険ですのでできるだけ業者に依頼することをお勧めします。
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