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横浜市都筑区の施工事例
横浜市都筑区にて屋根と幕板の塗装で外観のイメージを一新
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
担当:井上
T様宅では先月の強風で屋根の棟板金の一部がめくれ上がる被害がございました。築14年で、今まで建物に関してのメンテナンスは一度も行ったことがなく、屋根に関しての点検を依頼したのも今回が初めてでした。被害を受けた棟板金に関しては、強風によってめくれ上がった箇所の一部の補修を行っても、他の部分でも同じ状況が起こる可能性がございます。棟板金の浮きや飛散の原因は経年による劣化が主です。築14との事も考慮に入れれば、板金工事を行うなら部分的ではなく、全体的に下地の貫板から交換を行うのが賢明です。また、今回は自然災害(風害)との事もあり、T様が加入している保険を適用しての工事が行えます。工事を行う際の足場代も保険で賄えるのであれば、その足場を活用しての他の工事(勿論実費です)を行うのも一つです。そこで、14年間メンテナンスを行っていなかった屋根の塗装と棟板金の全交換を行う事になりました。また、外壁の塗装もお考えになったのですが、外壁のメンテナンスに関しては今回は見送り、T様が気になさってる幕板部分の塗装を併せて行う事になりました。
担当:井上
- 【工事内容】
- 屋根塗装
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 屋根:サーモアイSi 幕板:ファインSi
- 施工期間
- 7日間
- 築年数
- 14年
- お施主様
- T様邸
- 保証
- 10年
「工事前の様子」
強風の被害を受けた棟板金以外の板金部分も釘浮きなどが見受けられ、全体的に下地(貫板)の劣化が窺える状況です。板金以外にも屋根材表面の劣化が顕著です。コケやカビの付着物が目立ち、光沢が失われ、撥水効果が無い状況です。14年間メンテナンスが行われていなかったとの事もあり、相応とも言えるでしょう。因みに、今回は棟板金交換は風害による火災保険適用での工事になります。保険は被害を受けた部分の現状復旧のみに適用されますので、それ以外の補強や交換に関しては実費になります。
被害を受けた板金の部分的な交換を行うにしても、屋根勾配を考慮に入れ、作業用としての足場は必要になります。足場の仮設代だけでもそれなりの負担になりますので、足場代が保険で賄える事になるのであれば、板金交換に多少の実費が加わっても、やるべき必要のあるメンテナンスをこの機会にまとめて行うのが得策とも言えるでしょう。今回のT様宅では、棟板金の全交換と、屋根、幕板の塗装工事を行う事になりました。
「工事開始/棟板金交換工事の様子」
屋根の塗装を行う前に棟板金の交換工事を行います。簡易的な補修であれば、釘が抜けた部分にビスなどで再度固定をし直すのも一つです。しかし、強風に煽られたとは言え、至るところで釘が抜けている事を考えれば、下地(貫板)の劣化も考慮に入れる必要がございます。この場合は下地の貫板から棟板金の全体的な交換が妥当でしょう。
板金交換にはまず、既存の板金と下地の貫板の撤去を行います。強風で被害を受けた部分以外の板金も外し、下地(貫板)を確認すると、雨水が浸透した痕が確認できます。棟板金(貫板)の全体的な劣化が窺える状況です。14年間メンテナンスを行っていないことを考慮に入れれば、妥当と言える劣化具合でしょうか。下地に水がまったく浸入しないことは無いので(その為に防水氏が敷いてあります)、ある程度は予想できる状況ですが、定期定期にメンテナンスを行えば、下地の寿命を延ばすことは可能です。極力水の浸入を防ぐ手当て(コーキングやビスの打ち直し、塗装など)を行うことが肝心です。
ご覧の様にメンテナンスを怠っていた証拠の一つです。板金に打たれてる釘が錆びて曲がっております。この様な状況になる前に(水の浸入を防ぐために)板金部分に関しては、定期的な錆び止めの塗装が必要なのです。しかし、屋根の上の状況を把握している方が少ないのも現状です。今回の様に板金の飛散をきっかけに、屋根へのメンテナンスの大切さに気付く方や、雨漏りが起きて、初めて屋根の状況を把握する方なども結構ございます。理想は被害が起きてからではなく、定期的に点検・メンテナンスを行うことです。定期的な点検・メンテナンスなど、事前に対策を講じている方は、雨漏りや板金の飛散などの心配をする必要がなく、結果的にはコストも抑えられることにも繋がっております(雨漏りや不具合が発生してからでは、余計にコストが掛かります)。
T様宅では強風の影響を受けたものの、板金の飛散までは至らず、二次被害は防げました。また、火災保険に加入していたこともあり、被害を受けた部分に関しては、保険を活用しての修理が行えます。被害を受けた部分以外は実費になりますが、修理時に必要な足場代も保険で賄えますので、足場の有効活用も考えて、全体的に板金交換を行うのが良い判断でしょう。今回、棟板金の交換で新たに設置する板金は、ガルバリウム鋼板製です。錆に強く、軽くて丈夫な素材です。色は既存に近い色をご希望でしたので、モスグリーンを選択いたしました。ただ、今回は屋根の塗装も行います。塗装を行う時には、改めて板金部分も錆止めを塗り、塗装を行います。
まずは棟板金の交換工事の完了です。これから屋根全体の洗浄を行い、棟板金も含め、屋根全体の塗装を行います。
「屋根塗装工事の様子」
T様宅では今回が初めての塗装工事になります。使用する塗料は、遮熱塗料のサーモアイSiです。色は既存に近い色をご要望との事で、ミラノグリーンを選択。交換したばかりの板金も改めて錆止めを塗り、屋根の色と合わせます。まず初めは洗浄を行い、こびりついた汚れをきれいに洗い流します。高圧洗浄を行うだけでも、屋根表面がきれいになります。汚れが落ち、見た目が戻ったからと言って、このままでは裸同然です。高圧洗浄は「洗う」と言うより、表面の汚れや旧塗膜を「そぎ落とす」作業になります。洗浄後は屋根材表面のコーティング(撥水性)もすべてなくなっている状態ですので、このままの状態ではすぐに劣化いたします。よく外壁などで、塗装は行わず、高圧洗浄だけの依頼(ご相談)を頂くこともございますが、その後の塗装を行わないのであれば、お勧めはいたしません。あくまでも洗浄は塗装を行う前提の下地処理になります。その場の見た目より、先々に繋がるメンテナンスが重要です。
洗浄後は時間を空けしっかりと乾かします。乾燥したのを確認し、鉄部・板金部分には錆び止め、屋根表面にはサーモアイ専用の下塗り材を用いて下塗りを行います。今回使用する塗料、日本ペイントサーモアイは遮熱塗料としての特徴がございます。遮熱塗料は日射エネルギーを反射させることで、夏の暑い日でも屋根面の温度上昇を抑え、快適な環境づくりに貢献します。エアコンの温度設定を緩和できるため、省エネや電気料金の節約につながります。省エネと節電を考えた塗料です。
上塗り材のサーモアイSiには「赤外線透過テクノロジー」を採用。上塗りの遮熱性能を向上させただけでなく、上塗り層で反射できない赤外線をなるべく吸収させずに透過させることで、下塗り遮熱性能との相乗効果を発揮します。「ダブル反射」 は上塗りと下塗りの遮熱効果を最大限に引き出した遮熱システムです。
屋根全体に満遍なく下塗りを行い、中塗り・上塗りと重ね塗りを行います。しっかりと重ね塗ることで、メーカー期待の光沢性、耐候性の保持につながります。また、塗装は一度に厚く塗るのではなく、2,3回塗り重ねることにより、ムラやひび割れを防ぎ、きれいな仕上がりへとつながります。重ね塗りを行う場合も、前の塗料が十分に乾いてから塗り重ねます。乾かないうちに塗ると、厚塗りをした場合と同じように、ムラやひび割れが起きやすい状態になるので注意が必要です。手間を掛け、丁寧に塗り重ねてこそ、絶妙な仕上がりにつながるのです。
屋根塗装の完成です。見事に眩いほどのグリーン調が光沢を伴って映えております。しっかりと下地処理を行い、丁寧に重ね塗りを行った結果です。ムラもなく、全体が平均的な厚みを伴っております。職人技の一つと言えるでしょう。
「幕板塗装の様子」
今回は屋根塗装と併せ、外壁のアクセント部分の幕板の塗装も行いました。屋根にもアクセントとして一部、板金部分に色違いがございます。そこも、幕板のアクセントと同色のため、新たに塗り直します。こちらに使用した塗料は、日本ペイントファインSi(255)こげ茶色になります。ファインSiは弱溶剤シリコン系塗料で、サイディングポード・モルタルなどの外壁ほか、鉄部や硬質塩ビ部などの塗り替えにも幅広く対応しております。藻やかびの発生を抑え、外壁の美観を損なう雨垂れ汚染などからも建物をまもる、高耐候・低汚染性が特徴です。
幕板や板金部分も下地処理をしっかりと行った後に、板金部分には錆止めを、幕板には下塗りを行い、ファインSiの重ね塗りを行いました。屋根板金部分の一部と外壁幕板が同色に揃えられ、建物全体にアクセントとしてインパクトを与えております。外壁の塗装は行わなくとも、アクセント部分を塗りなおすだけで印象がガラッと変わります。
「屋根・幕板塗装工事完成」
T様のご要望通り、屋根のアクセントと同色の幕板をきれいに塗り直した事により、改めて引き締まった外観に仕上がりました。T様も期待通りの仕上がりに、大変満足されておりました。屋根に関しては棟板金も下地から新しく交換を行い、屋根材表面の保護もばっちりです。これで雨漏りの心配も、板金飛散の心配も必要ございません。施工保証もございますので、今後は定期的に点検を行っていきながら、T様とも末永くお付き合いをさせて頂きたいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年12月04日時点での費用となります。
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