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更新日 : 2025年01月30日
更新日 : 2025年01月30日
遮熱塗料「クールタイト」の特徴・メリットとは?おすすめしたケース・実際の施工事例と併せて解説!
夏の暑さを和らげ、近年の電気代高騰への対策にも繋がる遮熱塗料は非常におすすめ出来ます。
エスケー化研が販売する「クールタイト」は、遮熱塗料の中でも人気の高い商品です。
実際に使用された方からも高い評価をいただいています!
この記事では、「クールタイト」の特長や塗装に適した屋根について詳しくご紹介します。
・ 屋根塗装に遮熱塗料をご検討されている方
・ 業者にクールタイトを勧められ、どんな塗料か詳しく知りたい方
・ 屋根塗装の塗料選びに迷われている方
上記の様な方がおられましたら、ぜひ参考にしてみてください!
目次
目次
「クールタイト」は、大手塗料メーカー・エスケー化研が手がける屋根用遮熱塗料です。高い遮熱性能で屋根の温度上昇を抑え、室内の暑さ対策にも繋がります
近年、屋根塗装に遮熱塗料を採用するケースが増えていますが、その中でも特に人気のある塗料のひとつです。
クールタイトの仕様について
規格 | JIS K 5675 屋根用高日射反射率塗料 2種・2級(艶あり) |
用途 | 一般建築物の屋根用塗料 |
適用下地 | スレート屋根、金属屋根等 |
希釈 | 弱溶剤(油性塗料) |
カラー | 標準41色 |
艶 | 艶あり、3分艶、艶なし(クールタイトFのみ) |
期待耐用年数 | クールタイト 5~7年 クールタイトSi 6~8年 クールタイトF 8~10年 |
※エスケー化研公式HPより
クールタイトの最大の特長は、遮熱塗料であることです。
遮熱塗料とは、熱の原因となる太陽光を効率的に反射出来る様に工夫された塗料のことです。
屋根の表面温度の上昇を抑えることで、室内に伝わる熱の量を減らす効果があります。
そのため、建物内部の温度が外気の影響を受けにくくなり、暑さの軽減に繋がります。
屋根塗装とセットで行える手軽さから、暑さ対策として人気があります。
特に、大型の工場や倉庫では断熱が十分でないケースも多く、その分効果が実感しやすいためおすすめです。
クールタイトが誇る遮熱のメカニズム
クールタイトは、特殊な顔料を配合することで太陽光の一部である近赤外線をしっかりと反射し、屋根の表面温度の上昇を抑えます。
太陽光は「紫外線」「可視光線」「赤外線」の3種類に分けられますが、その中でも近赤外線は「赤外線」の一部です。
近赤外線は物体に直接熱を伝える力が強く、最も強い熱作用を持つため、「熱線」とも呼ばれることがあります。
つまり、遮熱塗料の効果のカギは、太陽光に含まれる近赤外線をどれだけ反射させるかにあります。
※色はスレートブラックでの比較
※エスケー化研公式HPより
一般的な塗料では、太陽光が屋根に当たるとその熱のほとんどが屋根に吸収され、表面温度が上がります。その結果、建物内に熱が伝わりやすくなり、室内温度が上昇しやすくなってしまいます。
ところが、クールタイトは近赤外線を効率よく反射し、屋根が吸収する熱を抑えるため、屋根の表面が熱くなるのを軽減できます。
さらに、クールタイトは特殊なセラミック成分を配合することで汚れが付きにくい低汚染機能を持っています。
塗膜に汚れが付くと反射機能が低下する原因となりますが、クールタイトは汚れにくい特性を持つため、一般的な遮熱塗料と比べてもその遮熱性能が長期間にわたり持続します。
クールタイトを使用した実験結果
※基材
アルミニウム板(裏面:発泡ポリスチレン/50mm厚)
赤外線照射距離:50cm/ランプ:赤外線ランプ(1R110V250W)
測定時室温:20℃/色:スレートブラック
※エスケー化研公式HPより
エスケー化研では、アルミニウム板に赤外線を照射して温度上昇を調べた実験も行われています。
その結果、一般的な塗料では板の温度が75℃近くに達したのに対し、クールタイトを塗った板は60℃にも届かなかったことがわかりました。
夏の強い日差しを受けた屋根は非常に高温になり、靴の裏が溶けるほどの熱さを感じることもあります。
ところが、クールタイトを塗るとその温度が手で触れる程度にまで下がりますので、その効果には驚かされます。
屋根にクールタイトを塗装した場合、以下の様な効果に期待する事が出来ます!
- 快適性が向上する
- 光熱費が削減される
快適性が向上する
夏の暑さは不快に感じるだけでなく、仕事や勉強の効率も落ちやすくなりますよね。さらに、我慢していると熱中症のリスクも高まります。
そうした中、クールタイトはその遮熱効果によって室内温度を安定させ、建物内の暑さを軽減します。
住宅の快適性を向上出来る事は、クールタイトの一番のメリットです!
光熱費の削減に繋がる
近年、エネルギーコストの高騰が社会問題となっていますが、クールタイトを屋根に塗ることで、夏の光熱費を抑える効果が期待できます。
夏の光熱費を大きく押し上げる要因は、やはりエアコンの使用です。
エアコンの消費電力は室内温度と設定温度の差が大きいほど増加し、その結果として電気代も高くなります。
クールタイトの遮熱効果により室内温度が安定すれば、室内温度と設定温度の差が小さくなることで電気代のコスト削減に繋がります。
稼働を抑える事で、エアコンに掛かる負荷も抑えられます。
また、この効果は工場や倉庫などの大規模な建物でも発揮されます。
屋根の断熱が不十分で屋内が暑くなりやすい、または広いため冷却にかかる光熱費が増えてしまうような建物にクールタイトは特におすすめです。
※エスケー化研公式HPより
クールタイトは優れた遮熱性能を持つ塗料ですが、それに限らず他にもいくつかの特長を備えています。
低汚染性に優れる
屋根の汚れはせっかくの遮熱効果を弱めてしまいますが、クールタイトはその点でも優れた特性を持っています。
クールタイトは特殊なセラミック成分を配合しており親水性が高く、緻密な塗膜を形成します。そのため、表面に汚れが付着しても高い親水性を発揮し、雨水と一緒に汚れを自然に洗い流してくれるのです。
屋根の汚れはその見た目にも大きな影響を及ぼします。
屋根が汚れにくいクールタイトであれば、長期間に渡り屋根を綺麗な状態で維持する事が可能です。
また、汚れは塗膜の劣化を進める原因となる為、それを防ぐ事は塗膜自体の耐久性向上に繋がります。
※試験概要
試験体を屋外暴露により経時汚染させた後に赤外線ランプ照射を行い、試験体裏面温度を計測(色:グレー系)
※エスケー化研公式HPより
防カビ・防腐性に優れる
クールタイトは、防カビ・防藻効果を持つ特殊な成分が配合されており、カビや藻の発生を防ぐ力に優れています。
屋根は時間が経つとともに劣化し、カビや藻が発生しやすくなります。
これらの生物は屋根材に根を張って広がり、範囲がどんどん広がります。
さらに常に水分を含んでいるため、屋根材の劣化を進めてしまう原因となります。
屋根材の劣化が著しく進行した場合、スレート屋根の割れや金属屋根の錆びといった問題が発生することがあります。
カビや藻の発生はこれらの問題を引き起こす原因にもなるため、特に注意が必要です。
クールタイトは、「長期間に渡って屋根の美観を保ちたい!」という方にもピッタリの塗料です。
※エスケー化研公式HPより
塗料には品質や性能を示す「グレード」があり、このグレードが高いほど塗料の性能も優れています。
また、塗料は主に「合成樹脂」「顔料」「添加剤」「溶剤」の4つの成分で構成されており、その中でも塗料の性能に大きく影響を与えるのは「合成樹脂」です。
そのため、使用されている「合成樹脂」の種類が塗料のグレードを決定する重要なポイントとなります。
「合成樹脂」の代表的な種類には、以下のものがあります。
- アクリル樹脂
- ウレタン樹脂
- シリコン樹脂
- フッ素樹脂
上記の様に、クールタイトシリーズの塗料は使用する「合成樹脂」の種類によって性能が異なります。
また、グレードが高い(耐用年数が長い)ほど価格も高くなる事もポイントです。
もし塗装業者からクールタイトを提案され見積書に記載があった場合は、グレードを確認することが重要です。
グレードによって、金額や耐用年数が大きく変わるため、しっかりチェックしましょう。
クールタイト
クールタイトはウレタン樹脂系の遮熱塗料であり、シリーズの中でも基本となる製品です。
耐用年数は5~7年とやや短めですが、基本的な遮熱性能をしっかり発揮します。
クールタイトSi
クールタイトSiはシリコン樹脂系の遮熱塗料で、価格と耐用年数のバランスが良いとされる塗料です。
耐用年数は6~8年とされています。
クールタイトF
クールタイトFはフッ素樹脂系の遮熱塗料で、クールタイトシリーズの中で最も高グレードの塗料です。耐用年数は8~10年程度です。
臭気の少ない水性タイプもおすすめ!
クールタイトには「水性タイプ」もラインアップされています。
水性タイプはシンナーで希釈する弱溶剤型塗料とは異なり、においが少ないのが特徴です。
金属屋根には適していませんが、特に塗装中のにおいが気になる場所での塗装にはおすすめです。塗装をご検討の場合は、お気軽にご相談ください。
クールタイトは屋根に塗装することで熱の原因となる近赤外線を効果的に反射し、室内温度の上昇を抑える塗料です。
では、そうした性能を持つクールタイトはどのような屋根に適しているのでしょうか。
工場や倉庫の屋根
工場や倉庫などの広い建物の屋根にクールタイトを塗装すると、その効果をしっかりと実感することができます。
例えば、
・空調が不十分で従業員から不満が出ている場合
・猛暑の中で倉庫に保管している物資に不安がある場合
・経費削減を目指して遮熱塗装を試してみたい場合
といった場合には、クールタイトをぜひご検討ください。
お色を重要視されている方
クールタイトは豊富なカラーバリエーションが用意されており、好みの色を自由に選ぶことができます。
そのため、外観のコーディネートにこだわりたい方や、色で個性を表現したい方に最適な塗料です。
特に、オレンジ、グリーン、グレーなどの色が豊富にラインアップされています。
〇クールタイト標準色
※画面上の色はご使用のモニターによって実際の色とは異なって表示されますのでご注意ください。
※エスケー化研公式HPより
屋根塗装に使用する塗料の色を決める場合、外壁の色や周囲の住宅との調和も考慮されることも大切です。
カラーシミュレーションを活用される事もおすすめいたします。
ただし、濃い色は日射反射率が低いため、遮熱効果が低減される点を念頭においておきましょう。
※試験概要
アルミ板に各塗料を塗付したものを試験体として屋外南面45度の角度で設置し、試験時間中は1時間ごとに表面温度を測定した平均値を算出。(試験は、8月下旬の11時〜15時)
※エスケー化研公式HPより
クールタイトを使用した屋根塗装事例
爽やかなグリーン色で屋根塗装
色褪せが気になり始めた屋根の塗装についてご相談をいただきました。
使用されている屋根材は「ニューウェーブ」で、セメントを主成分としたスレート瓦です。この素材もスレートと同様に塗装メンテナンスを必要とする素材です。
厳しい夏の暑さを少しでも和らげたいというご要望で、クールタイトをおすすめしました。
濃い色だと遮熱効果が低くことから、今回は明るいグリーンを使用させていただきます。
通常は3回塗りですが、屋根材の傷みが気になったため今回は4回塗りでしっかりと仕上げました。
ローラーや刷毛を使用して、塗り進めていきます。
お客様より、「昨年よりも涼しく過ごせている気がする」とのお声をいただくことが出来ました。
約700㎡の向上折半屋根を塗装
築20年以上の工場の屋根を塗装しました。
作業環境がいつも暑いとの事でしたので、遮熱性と耐久性を重視した結果クールタイトSiを使用しました。
塗膜の劣化によるチョーキングと軽度の錆が確認されたため、洗浄と錆落としを行いました。
その後、錆止め効果のあるクールタイトプライマーを下塗りとして使用しました。
丁寧な下地処理のおかげで、輝くマリンブルーの屋根が完成しました。
錆の原因となっていたボルトには専用のキャップを取り付け、今後も長期間安心してお使いいただけます。
屋根塗装で、遮熱塗料を選ばれる方が増えています。
塗装は単にお住まいの外観を美しくするだけではありません。
建材を保護し、塗料の種類によっては夏の暑さやその他のお悩みの解消に役立ちます。
屋根塗装・外壁塗装をご検討されている方がおられましたら、ぜひ街の外壁塗装やさんまでご相談ください。
- 2階の熱さ対策を行いたい
- 耐久性の高い塗料で塗装を行いたい
- 塗装の色にこだわりたい
上記の様なご希望・お悩みをお伺いした上、最適な施工方法をご提案させていただきます。
点検~お見積り・ご相談まで無料にてご対応させていただきますので、ご安心だください!
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