「階段やベランダに手すりを設置していませんか?」
「屋上の鉄柵に錆が出ていませんか?」
「お隣との境界にフェンスはありますか?」
普段、家の中の目の届く範囲であれば、不具合などには簡単に気付くものです。しかし家の外となると、注意して見てみなければなかなかその変化に気付くことはできません。日頃からのメンテナンスを意識して、チェックしている方でなければ、雨漏り等の被害が出て、初めて修理やメンテナンスを依頼するという方が多いでしょう。
では、階段やベランダ、屋上などの手すりや鉄柵はどうでしょう?意外と見過ごしているのではないでしょうか。手すり・鉄柵・フェンスは、いずれも安全上、さまざまなトラブルから守ってくれるものですから、メンテナンスが重要です。
この記事では、手すり・鉄柵・フェンスなどの鉄部の劣化サインやメンテナンス方法、施工の流れ、注意点などを解説します。手すりや鉄柵にご不安をお持ちの方や錆が気になる方は、ぜひ参考になさってください。
HOME > 手すり・鉄柵の塗装も重要!メンテナンス方法や注意点を解説
更新日 : 2024年05月16日
更新日 : 2024年05月16日
手すり・鉄柵の塗装も重要!メンテナンス方法や注意点を解説
目次
目次
手すりや鉄柵など、お住まいの付帯部分も定期的な塗装メンテナンスが必要不可欠です。階段の手すりは転倒を防いだり、上り下りの歩行を支えたりする目的があります。ベランダの手すりや屋上の鉄柵は落下防止、敷地の境界フェンスはご近所様とのトラブル防止やプライバシー保護、門扉やシャッターは防犯目的で設置されています。また、人が出入りできる屋上は安全上、1.1m以上の柵や手すりを設置しなければならないと、建築基準法でも定められています。
もしメンテナンスを行わなければ、どうなるのでしょうか。鉄製のものであれば錆びてしまいますし、さらに劣化が進めば腐食し破損してしまいます。安心・安全のために設置しているはずが、一転して危険な場所になってしまう可能性もあるのです。
ご自宅に限らず、例えば上の写真のようにメンテナンスのされていないビル・アパートなどの錆びた手すりや鉄柵を見て、危険を感じたことはありませんか?
以下に挙げた写真は、劣化して錆が広がってしまったものや、腐食して折れしてまった写真が多く、塗装メンテナンスだけで元の状態に戻すことは困難です。最悪には、撤去して新しいものを設置するという大掛かりな工事になってしまうかもしれません。鉄製の手すりや鉄柵の場合、ここまで劣化が進行する前に塗装メンテナンスを行えば、錆や劣化の進行を食い止めることができます。
○アルミ製であれば塗装の必要ありません
アルミニウムは、空気に触れると酸化皮膜を生成し、腐食を防止する性質があります。つまり、錆びにくい素材であると言えます。しかし一方で、柔らかい素材で傷つきやすいため、表面を保護するためのアルマイト処理が行われています。この処理のおかげで塗装の必要がなく、防汚性も持ち合わせています。
また、塗装の必要はありませんが、塗装ができないわけではありません。下処理を行ってからであれば塗装することも可能ですので、傷などの補修や塗り直しを検討される場合は、塗装メンテナンスを行うことができますのでご安心ください。
ここで、手すりや柵など鉄製の付帯部の耐用年数を確認しましょう。どれぐらい持つのかを把握しておけば、塗装が剥げたり錆が広がったりする前に塗装メンテナンスを行えます。
鉄製の場合、耐用年数は意外と短く、5年程度を目安に塗装タイミングを迎えます。鉄部を保護している塗膜は、5年を過ぎたあたりから徐々に機能が低下し、剥がれ、錆が発生します。
具体的な劣化のサインとしては以下のような症状が挙げられます。
- ・チョーキング(白亜化)現象が起こる
- ・塗装が剥がれている部分がある
- ・錆が発生し、腐食して破損する
一つずつ解説しましょう。
○チョーキング(白亜化)現象
鉄部の劣化が始まると、まずは「チョーキング(白亜化)現象」が見られます。チョーキング現象とは、塗料に含まれる顔料が、チョークの粉のように表面に出てくることを言います。手で触れてみると白い(顔料の色によって異なる場合もある)粉がつく現象です。見た目にも塗装自体が退色したり、艶がなくなったりするので、分かりやすい現象と言えます。
この現象が確認できたら、塗装のタイミングです。この段階で錆が出る前に塗装を行えば、工程も少なく費用も抑えることができるでしょう。
チョーキング現象からさらに劣化が進むと、写真のように塗装が剥がれて鉄が剥き出しになります。塗装の剥がれは雨水の侵入などによって次々に広がり、錆が発生する確率が徐々に高くなっていきます。一度錆が発生してしまうと、錆はどんどん広がっていきます。
○錆が発生し、腐食して破損する
錆が発生すると、徐々に全体に錆が広がり、鉄自体の耐久性を低下させてしまいます。錆をそのまま放置していると、写真のように鉄自体がもろくなり、やがては腐食し、崩れたり折れたりという状態になってしまいます。
DIYが得意な方やお好きな方は、手すりや鉄柵などの塗装くらいならご自分でできると思われる方もいらっしゃるかと思います。塗装自体はある程度コツがわかればできるかもしれません。しかし、劣化した鉄部は上から塗装するだけでは、塗膜がすぐに剥がれてしまいます。ここでは、手すりや鉄柵のDIYがオススメ出来ない3つの理由を解説します。
- ①下地調整が難しい
- ②塗料選びが難しい
- ③高所作業は危険
一つずつご説明しましょう。
○下地調整が難しい
下地調整は塗装部分の劣化具合に応じて施されますが、塗装面を整えるには熟練した技術が必要になります。下地調整の流れは主に、洗浄・ケレン・補修の順に行われます。
ケレンとは、劣化した塗装部分を磨き、錆や古い塗膜を落とす作業です。主に、たわしやヤスリなどで磨きますが、錆が深刻な場合には電動工具を使って研磨していきます。かなり細かい作業ですので、手作業で丁寧に進めなければなりません。
○塗料選びが難しい
鉄部に適した塗料には、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系などがあり、グレードも価格も異なります。塗装する場所によっても塗料を選ばなければなりませんので、塗料に詳しい業者と相談しながら、種類や色を決めていくと良いでしょう。
○高所作業は危険
○①洗浄・清掃
○②ケレン作業(下地調整)
○④中塗り
○⑤上塗り
この場合、部分的に溶接を行ってから塗装工程に進みます。ただし、破損が複数個所に及ぶ場合や、状態によっては改修を行えない場合もありますので、お困りの方はプロの業者に相談すると良いでしょう。
私たち「街の外壁塗装さん」では、溶接による部分改修も承っております。無料点検は随時行っておりますので、手すりや鉄柵などの塗装メンテナンスを検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
冒頭に挙げたように、手すりや鉄柵、外階段やお隣との境界フェンス、門扉やガレージなど、鉄を使用したお住まいの付帯部は数多くあります。鉄製の場合、耐用年数が短く、屋根や外壁と一緒に塗装メンテナンスを行うことは難しいと言えるでしょう。
では、手すりやフェンスのメンテナンスはどうされますか?タイミングが合わないからという理由で放置してしまっては、劣化が進み、場合によっては手すりが折れてしまい、落下事故に繋がることも懸念されます。
安心・安全のために設置されている手すりや鉄柵のメンテナンスも忘れずにご検討ください。
街の外壁塗装やさんは日本全国へ展開中です!
街の外壁塗装やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも外装リフォームを承っております。お住まいのエリアをお選びいただくと、各エリアの街の外壁塗装やさんサイトへ移動します。
街の外壁塗装やさんは日本全国へ展開中です!
街の外壁塗装やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも外装リフォームを承っております。バナーをタップすると街の外壁塗装やさん全国版サイトへ移動します。