外壁のメンテナンスを考えている

　川崎市多摩区三田にお住まいのO様より、屋根外壁の塗装メンテナンスを考えているので、見積をお願いしたいとお問合せをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。

 

O様は以前、悪徳業者から嘘の指摘を受けた際に一度屋根を見に伺ったお客様でした。

 

　その時は何ともなくて無事で何よりということで終わっていましたが、一年程経ってまたこのように声をかけていただけてとても嬉しい瞬間でした(*^^*)

 

 

屋根は1年前とあまり変わりない状態でした

　屋根は一年前とほぼ状況は変わらずで、大きな問題はありませんでした。

 

　湿気の溜まりやすい北面側の屋根は苔で覆われている状況で、美観維持のために塗装工事をご希望でした。

 

　築年数約10年でカバーや葺き替えは必要ないので、工事をするなら塗装という状況でしたが、棟板金はあと10年問題なく持つかというと少々不安もあったので、予算次第ということで棟板金だけ交換工事のご提案もさせていただきました。

 

 

外壁は側面で藻の発生が顕著でした

　日の当たりにくい面は乾燥しにくい環境になり、汚れの蓄積や藻の発生が起きやすい面となります。

 

　今回のO様邸でも藻が広範囲に発生しており、せっかくの白い外壁が薄暗くなっている状態でした。

 

　築10年未満でもこのようになってしまうのはちょっと悲しいですが、防藻性能のある塗料でメンテナンスしてあげれば美観を長持ちさせることもできるので、塗り替えの際はそのような性能付きの塗料もご検討いただければと思います(^^)/

 

 

カラーシミュレーションでイメージを確認

　塗装の際の大まかな色のイメージはお持ちとのことでしたが、細かい部分で印象の確認をしたいとご要望がございましたので。

 

 

　そこで、カラーシミュレーションサービスを利用していただきました(*^^*)

 

 

　塗装工事の前にご自宅の写真を使って色を付けてイメージを確認できるので、色選びに迷っている方にはぜひオススメのサービスです。

 

 

　ご契約のお客様には無料でご提供しております(^^)/

 

 

棟板金交換工事からスタートしました

　屋根塗装をする場合、通常の塗装では棟板金の交換はしません。

 

 

　しかしながら、今回は塗装後の10年後を考えると、年数が20年程になってくるので棟板金の耐用年数が限界になってしまいます。

 

 

　そのことを考慮して、屋根塗装と併せて棟板金交換工事を行うことになりました。

 

 

棟板金交換工事で塗装後も安心です

　無事に棟板金交換工事が完了しました(^^)/

 

 

　絶対に必要な工事というわけではありませんが、O様のお宅は三階建てということもあり、もし塗装後に棟板金の不具合が起きるとまた足場を設置して大掛かりな工事をすることになってしまうため、足場を架けた今回のタイミングで安心のために工事を行いました(*^^*)

 

 

高圧洗浄で全体的な汚れを落としていきます

　いよいよ塗装工事のスタートです(*^^*)

 

 

　初めは高圧洗浄から作業で、外壁の汚れを高水圧で落としていきます！

 

 

　元々の汚れ具合が多めだったので、高圧洗浄だけでも見違えるほど綺麗になっていきます(^^)

 

 

板金部分には先行して錆止めを塗装します

　屋根から塗装を進めていきますが、鉄部である棟板金には先行してケレンを施した後に錆止めを塗装します。

 

 

　ガルバリウム鋼板なのでそこまで錆の心配があるわけではないですが、念には念を入れております。

 

 

　また、錆止め塗料は密着性を高めてくれる効果もあるので、塗料が乗りにくいガルバリウム鋼板にはこの方が長持ちする塗装を施すことができます。

 

 

下塗りはサーモアイシーラーです

　屋根の下塗りにはサーモアイシーラーを塗装していきます。

 

 

　サーモアイシリーズは日本ペイントが出している遮熱シリーズの塗料です。

 

 

　サーモアイシリーズは下塗りと上塗りの塗料双方の効果で遮熱効果を発揮する造りのため、必ず対応した塗料で塗装をしていきます。

 

 

中・上塗り遮熱塗料のサーモアイSiを塗装します

　こちらが中・上塗り用のサーモアイSiの塗料缶です。

 

 

　一斗缶に上に乗っているのは硬化剤で、こちらを適切な分量で混ぜ合わせながら塗装していきます。

 

 

　一般的にホームセンターなどでは売っていない塗料となります。

 

 

真っ白の屋根になりました

　中塗り、上塗りと完了した姿がこちらです！

 

 

　今回は立地的に地上から屋根を見ることができないお住まいで、一番遮熱効果が高い色で塗装したいというご希望があったので、「クールホワイト」で塗装いたしました。

 

 

　白色は遮熱効果が最も高い色なので、お部屋の温度にも今後貢献してくれることでしょう(*^^*)

 

 

サイディングの目地を打ち替えます

　外壁を塗る前に、サイディングの外壁であれば必ず施工する工程があります。

 

 

　それが、目地コーキングの打ち替えです。

 

 

　サイディング同士の張り合わせ箇所にできる目地ですが、その部分には防水と緩衝材の効果を意図してコーキング材が打たれています。

 

 

　新築から一般的には7～8年で耐用年数を迎えているため、工事の際には打ち替えることをオススメしています。

 

 

サイディングに応じて下塗りを塗り分けました

　建物正面のアクセントサイディング部分には、親水加工が施されたサイディングが使われていました。

 

 

　フッ素や無機、親水加工が施されたサイディングは難付着サイディングと言われます。

 

 

　外壁に汚れが付着し難い加工がされているのですが、その分塗料も付着しづらいため、このように呼ばれています。

 

 

　難付着サイディングは難付着サイディングに対応した下塗り材を使わないと、その面だけ剥がれなどが起きやすくなってしまうため注意が必要です。

 

 

中・上塗りはパーフェクトトップを塗装します

　下塗り後の中塗り・上塗にはパーフェクトトップを使います。

 

 

　日本ペイントから出ているラジカル制御型塗料で、今まで主流となっていたシリコン塗料と比べて同価格帯なのにより長持ちするという素晴らしい塗料です(^^)/

 

 

　色の塗り分けができるように缶をいつもよりも少し多く発注しています！

 

 

　人気のラジカル制御系塗料での外壁塗装工事は¥690,800(税込)～承っておりますが、建物の大きさや施工内容によって変動いたしますので、まずはお見積りをご依頼いただけますと幸いです！

 

 

中塗りで色が入って仕上がりに近くなります

　中塗りをすると目的の色を塗装していくので、色の変化が最もわかりやすい工程になります。

 

 

　今回は濃いめのベージュなのでそこまで大きな変化は感じないかもしれませんが、下塗りの白と比べれば変化が一目瞭然です(^^)/

 

 

塗り分け箇所も塗り進めます

　塗り分け部分も同じくパーフェクトトップで塗り進めます。

 

　アクセント部分なのでハッキリと色を分ける方が仕上がりが見栄えよく仕上がる傾向になります(*^^*)

 

 

上塗で色を仕上げていきます

　中塗りが乾燥したら上塗りをかけて仕上げていきます。

 

 

　上塗は中塗りと同じ色のパーフェクトトップで仕上げていきます(^^)/

 

 

　たまに中塗りと色を分けて塗り残しを徹底して防ぐ塗り方を推奨している業者さんもいらっしゃいますが、弊社では透け感のない綺麗な仕上がりにするためにメーカー推奨の施工方法で工事をしております。

 

 

軒天などの付帯部も塗り進めます

　軒天などの付帯部も2回塗りで塗装していきます。

 
 

　基本的に塗装できる部分は全て塗装しますが、アルミやステンレスなどの非鉄金属と言われる材料が使われているような部分は塗装しても直ぐに剥がれてしまうため、塗装対象外としております。

 

 

雨樋は破風も塗り進めます

　雨樋や破風といった部分も塗装していきます。

 
 

　付帯部の塗装は忘れられがちではありますが、建物のアクセントになる部分でもあるので付帯部も綺麗に塗装することで仕上がりが美しくなります。

 
 

　また、材料の劣化予防にもなるので、基本的には併せて塗装することがオススメです(*^^*)

 

 

工事完了です！

　外壁塗装工事が無事に完了しました！

 

 

　正面をグレーに仕上げたことで、シックな印象のあるカッコいい仕上がりになったと感じます(^^)/

 

 

　棟板金も一緒に交換工事をしたので、当分は屋根壁について考えなくてもいい仕上がりになっています。

 

 

 

 

 

　記事内に記載されている金額は2024年01月18日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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