更新日：2024年10月09日

住宅の外壁は、風雨や紫外線などの外部環境から家を守るための重要な要素です。
そして、外壁材を長持ちさせるためには「防水性」が特に重要な役割を果たします。

日本で多く普及しているモルタル外壁やサイディング外壁は吸水による影響を受けやすい素材であり、外壁がしっかりと防水されていなければ劣化が進行しやすいです。
そして、劣化が進行した外壁材は雨水が浸入しやすくなり、家全体の構造にダメージを与える可能性があります。

つまり、外壁材の防水性を維持することが建物の長寿命化にも影響するということなのです。
この記事では、外壁材の防水性の重要性と、維持させるための方法について詳しく解説します！

外壁材の防水性の重要性

外壁材の防水性は、建物の健全性を保つために欠かせない要素です。
外壁表面の防水性がしっかりと確保されていれば、雨水が外壁に浸透することを防ぎ、劣化の進行を抑制することができます。

逆に、防水性が低下した外壁材は通常時よりも劣化が早くなり、本来の寿命よりも早い段階で寿命を迎える可能性が高まります。

雨漏りが起きれば構造部にも影響が及び、早い段階で外壁材の張替えが必要になれば、その文補修コストも膨大になります。
そのため、外壁材の防水性を常に適切に保つことが、建物の耐久性を向上させ、長期的な維持費を抑えるために非常に重要です。

外壁材が吸水するとどうなる？

外壁材が水を吸収すると、さまざまな問題が発生します。
まず、外壁材にひび割れが生じやすくなります。特にモルタルやサイディングのような材料は、水を吸うと膨張し、乾燥する際に収縮します。
この繰り返しによって外壁に微細なひびが生じ、そのひびからさらに雨水が浸入するという悪循環が生まれます。

また、吸水した外壁材は、カビや苔が生えやすくなり、汚れも付着しやすくなります。そのため、外壁の防水性が低下するにつれて、外壁を綺麗に保つことが困難になっていきます。

他にも、吸水した外壁材は反りなどの変形が起こったり、生じた変形によって隙間が生まれ内部にまで雨水の影響が及ぶということも考えられます。
これらの症状が見られた場合は、被害が悪化しないよう、放置せず早めの対応で被害を最小限に抑えるようにしましょう。

外壁材の防水性の高め方

外壁材の防水性を維持・向上させるためには、定期的な外壁塗装が必要です。
外壁塗装は、外壁材を雨水や紫外線から保護するためのバリアとなり、防水効果を発揮します。

塗装によって表面が滑らかになり、その防水性能によって雨水が染み込むのを防ぐだけでなく、汚れの付着も抑制してくれます。

さらに、ラジカル制御型塗料やフッ素塗料など高耐久な塗料は、長期間にわたって外壁を保護します。また、塗装作業時にひび割れや劣化箇所を補修することで、住宅自体の防水性が強化されます。

適切な塗装を施すことで、外壁材の防水性を維持し、吸水によるダメージを防ぐことができるため、定期的な外壁塗装は必須のメンテナンス作業といえます。

防水性が特に重要な外壁材

モルタル外壁

ひび割れが発生すると、そこから雨水が浸入し、内部構造に悪影響を及ぼします。
モルタル外壁は定期的に塗装や防水処理を行うことで、ひび割れの発生を防ぎ、防水性を維持することが大切です。

窯業系サイディング外壁

しかしそれでも吸水によるひび割れのリスクはあり、外壁が反ることでその隙間から水分が浸入するリスクがあります。
また、目地のシーリングが劣化すると、隙間から雨水が入りこむ可能性が高くなります。

反りや接合部の劣化を防ぐために、サイディング外壁は定期的なメンテナンスやシーリングの補修が重要となります。

まとめ

外壁材の防水性は、住宅を長期間にわたって守るために不可欠な要素です。
吸水によるダメージを防ぐためには、定期的な外壁塗装によるメンテナンスが重要です。

私たち、街の外壁塗装やさんでは無料にてお住まいの調査・お見積りを承っております。
外壁が汚れやすくなってきた、ひび割れが見られるようになったという場合は塗料による防水性が低下しているサインです。
お住まいの劣化が気になるという方は、ぜひお気軽に街の外壁塗装やさんの無料点検をご活用ください！

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