更新日：2024年11月24日

　ホームセンターでも入手可能なことから、意外と身近な部材であるシーリング。
　お住まいでも屋根や外壁・室内と様々なところで活躍しています(^▽^)/
　
　そんなシーリングにも、やはり定期的なお手入れ・メンテナンスが重要となるのですが、劣化状態を気にされたことは意外と少ない方も多いでしょう。
　
　実は、劣化を見逃していると雨漏りの原因になることもありますので、今回はシーリングと雨漏りの関係性や補修方法、自分での対応は可能かなどをご説明していきたいと思います(*^^)v
　
　相模原市南区で行わせていただいたお客様のお住まい調査で発見したシーリングの劣化についてもご紹介しています。

　

シーリングの劣化は雨漏り原因になる？

　外壁や屋根の雨漏りの原因の一つとして、シーリングの劣化が挙げられます。
　

外壁の場合

　シーリングは特に外壁では目地やサッシ廻りに充填されており、防水やクッションの役割を果たしています(^▽^)/

　
　しかし、時間の経過とともにシーリング材は劣化し、ひび割れや剥離が生じることがあります。
　劣化したシーリングから雨水が浸入することで、雨漏りの原因となることがあります(-_-；　
　

屋根の場合

　
　屋根にも棟板金の防水処理などで、シーリングが板金の接合部分の隙間を埋めるために用いられることがあります。
　
　このシーリング材も劣化を起こすと雨水の浸入経路となり、棟板金内部の下地材を傷めたり雨漏りの原因になることがあるのです。
　

　シーリングの劣化による雨漏りを防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
　

シーリング材を使用した雨漏り補修

　
　外壁や屋根のシーリングが劣化している場合には、その部分を修理することで雨漏りを解消することができます(*^^)v
　
　外壁の場合、主に行われるのは「シーリングの打ち替え工事」です(^▽^)/
　

シーリング打ち替え工事

　シーリング材の打ち替え工事は、ひび割れたり破断・痩せなどの症状が出たシーリングを丁寧に除去し、プライマーを塗布して下地を整えた後に新しいシーリングを充填する補修方法です。

　
　雨水の浸入経路の入り口を塞ぐことができますので、解消には有効的な手段となります(^▽^)/
　
　ただ、長期間に渡って雨水が外壁の目地から浸入し続けている場合、内側の透湿防水シートや構造部分を劣化させている恐れもありますので、状況によってはリフォームが必要になるかもしれません。
　

外壁のひび割れを補修

　
　外壁材のひび割れは時に雨漏り原因となり得ますが、その補修にもシーリング材は活躍します。
　

　シーリングをひび割れ部分に充填することで、雨水の浸入を断つことが可能です。

　
　ただ、ひび割れの程度によってはパテなどでの補修が有効であることも多いため、信頼できる業者に判断してもらいましょう(^▽^)/
　
　雨漏りには至らない軽度なひび割れ（クラック）は、外壁塗装のメンテナンス時にシーリングで補修してから塗り替えることがほとんどです。

　

自分でシーリングを使った補修は可能？

　よく質問に上がるのが、「DIYなどでのシーリングを使った雨漏り補修」が可能かどうかという点です。
　
　雨漏り原因が明らかになっており、簡易的な処置としてであればシーリングでの補修は可能です(^▽^)/
　
　ただし、手の届かない位置のひび割れや目地の劣化への対処や、屋根上でのシーリング補修作業は危険です。
　転落事故へと発展する可能性があるため、業者に依頼するようにしてください。

　
　また、雨漏り原因はそもそも特定が難しい場合も多く、業者も目視だけではなく散水調査やサーモグラフィーカメラを駆使した特定方法での調査をよく行います。
　
　確実な原因特定が重要となる為、シーリングでの補修はあくまでも一時対応・応急処置として考えておくと良いかと思います(*^^)v
　

相模原市南区で外壁に発生したシーリングの劣化状態を調査

　それでは、ここからは実際にお問い合わせを頂いたお客様のお住まい調査の様子とともに、確認できたシーリングの劣化などを見ていきたいと思います(*^^)v

藻が生えて緑色になってきたサイディング外壁

　相模原市南区にお住まいのお客様より、外壁の苔や藻などの汚れが気になってきたので、外壁メンテナンスの見積もりをお願いしたいとお問い合わせをいただき、現地調査にお伺いしてきました。

　外壁は窯業系サイディング外壁で、築年数は10年と少しが過ぎた頃とのことでしたが、チョーキングは起きておらず、苔や藻の発生が汚れのメインといった具合でした(゜o゜)

　苔・藻といったものは水分を蓄えるため、外壁が常に湿った状態になってしまい、劣化を早めてしまう特徴があります(;’∀’)

片方に寄ってきた目地

　その他の部分を見ていくと、目地コーキングの傷みも見受けられました。

　サイディング外壁は複数のサイディングパネルを組み合わせて造っていくため、繋ぎ目が生じます。

　この繋ぎ目を目地といい、目地部分にはコーキング材を充填して隙間からの水の侵入などを防ぐと同時に、地震などで揺れたサイディング同士がぶつからないようにするための緩衝材的な効果も発揮します(^^)/

塗装の際には打ち替えもしましょう

　目地はワーキングジョイントとも呼ばれ、日常的に動きがある部分ですが、そのためコーキング材が伸び縮みを繰り返すことでその他の壁面部分よりも早く劣化が訪れてしまいます。

　一般的なグレードのものでは7〜8年がいいところと言われます。

　目地の打ち変えだけのために早めに足場をかけるというのは勿体無いので、長く持たせるのであれば30年以上長持ちする高級コーキング材の使用も視野に入れて見ましょう！

　私たち街の外壁塗装やさんでは、点検・お見積りを無料で対応しております。お住まいのことでお悩みやお困りごとがあれば、お気軽にお問合せいただけますと幸いです。

　記事内に記載されている金額は2024年11月24日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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