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    リシン吹付外壁の点検は何を見る?相模原市で劣化が進む外壁の特徴とメンテナンスの重要性

    更新日:2025年12月03日

    はじめに

    日本の住宅では、戸建住宅の外壁にリシン外壁(リシン吹付外壁)が多く採用されています。

    リシンは和風・洋風どちらにも馴染む質感を持ち、施工価格も比較的安価で、長年住宅に使用されてきた仕上げ材です。

    しかし、リシン外壁は防水性が低く劣化しやすい外壁材であるため、定期的な点検がとても重要です。

    この記事では、相模原市で撮影された実際の住宅写真をもとに、リシン外壁に現れやすい劣化症状や点検のポイント、そしてメンテナンスの必要性について詳しく解説します。

    街の外壁塗装やさんとして、日頃から現場で得た知識と経験を踏まえながら解説いたします。


    リシン吹付外壁とは?

    リシン吹付外壁とは、モルタル外壁の表面に細かな骨材を混ぜたリシン材をスプレーガンで吹き付けた仕上げです。

    表面に凹凸があるため意匠性に優れていますが、その反面、以下のような弱点があります。

    ・防水性が低い
    ・汚れや苔が付きやすい
    ・ひび割れが発生しやすい
    ・チョーキング現象が起こりやすい

    そのため、築10年以上経過すると劣化が一気に進み、雨漏りのリスクも高まります。


    【画像挿入①】リシン外壁の状態を確認

    モルタル外壁リシン吹付外壁

    相模原市で撮影したリシン吹付外壁の様子です。

    細かな凹凸が特徴で、現在の外壁材と比べると防水性の低さがよく問題となります。

    定期的な点検を行うことで、早期に劣化を発見することができます。


    外壁の劣化症状① チョーキング現象

    指で触ると白い粉が付く状態は劣化のサイン

    外壁で最も多く発生するのが、チョーキング現象(白亜化)です。

    塗膜が紫外線で劣化し、表面が粉状になって指に付着します。

    これは塗装の防水効果がほぼ失われた状態を意味します。

    チョーキングした外壁

    写真のように指に白い粉が付く場合、外壁が水を吸っている危険な状態であり、早急な塗装メンテナンスが必要です。

    リシン外壁ではチョーキングは起きませんが、今回は付帯部に使われていたケイカル板に塗装仕上げの場所でチョーキングが確認できました。


    外壁の劣化症状② 苔・藻の発生

    日当たりの悪い面は特に要注意

    リシン外壁は表面の凹凸に水分が滞留し、苔や藻が非常に発生しやすい仕上げ材です。

    湿気が多い地域では特に症状が出やすくなります。

    苔の生えた外壁

    苔や藻は外壁が長期間、湿った状態にある証拠です。

    この状態を放置するとモルタル内部まで水が浸透し、

    ・外壁の剥離
    ・ひび割れの拡大
    ・雨漏り

    など重大なトラブルにつながります。


    外壁の劣化症状③ ひび割れ(クラック)

    写真の外壁にも確認できるように、細かなひび割れはリシン外壁でよく発生します。

    ひび割れの原因は主に以下です。

    ・地震や乾燥の影響
    ・モルタルの収縮
    ・防水性の低下による劣化

    髪の毛のような細いひび割れでも、雨水が浸入する入口になります。

    特にモルタル外壁は水分を吸いやすいため、ひび割れには注意が必要です。


    外壁の劣化症状④ 鉄部のサビ

    リシン外壁そのものではありませんが、周辺の鉄部にも注意が必要です。

    鉄部の錆び

    鉄部がサビると周囲の外壁にサビ汁が垂れたり、外壁材を傷める原因にもなります。

    サビは劣化が進行すると穴あきにつながるため、早期補修が必要です。


    バルコニー防水の点検も合わせて必須!

    リシン外壁と同じく、バルコニー防水も劣化しやすい部位です。

    FRPバルコニー

    バルコニー床面には苔汚れが確認でき、防水層の劣化が疑われます。

    リシン外壁に劣化が見られる住宅では、同時にバルコニーも傷んでいるケースが多く、

    外壁からの雨漏り+バルコニーからの雨漏りが複合的に発生することがあります。


    外壁の点検ポイントまとめ

    街の外壁塗装やさんでは、以下の点を重点的にチェックしています。

    ・チョーキングの有無
    ・苔や藻の付着状況
    ・ひび割れ(クラック)の範囲と深さ
    ・塗膜の剥がれ
    ・モルタル壁内部の含水状況
    ・鉄部の劣化
    ・サッシ廻りや目地の防水の状態

    リシン外壁は劣化症状が進んでも気づきにくいため、専門業者による点検が効果的です。


    リシン外壁のメンテナンス方法

    リシン外壁のメンテナンス方法は劣化状況によって異なります。

    ① 外壁塗装

    劣化が軽度の場合、塗装で防水性を回復させます。

    高耐候塗料(シリコン・フッ素・無機)を使用することで寿命を延ばせます。

    ② 補修+塗装

    ひび割れが多い場合、

    ・シーリング補修
    ・フィラーによる下地調整

    を行ってから塗装します。

    ③ 外壁カバー工事(重度劣化)

    ひび割れが深刻で内部まで傷んでいる場合、

    金属サイディングによるカバー工事を行います。

    相模原市でも劣化が進んだモルタル外壁のカバー工事は非常に増えています。


    相模原市のリシン外壁は早期点検が重要

    日本は湿度が高く、苔や藻が生えやすい気候のため、リシン外壁は他地域よりも劣化が進みやすい傾向があります。

    特に、

    ・築10年以上
    ・北面に苔が生えている
    ・チョーキングが出ている
    ・ひび割れがある

    という場合は、早めに専門家へ点検を依頼してください。

    放置すると雨漏りにつながり、補修費用が数倍に膨れ上がるケースも少なくありません。


    街の外壁塗装やさんの無料点検について

    街の外壁塗装やさんでは、リシン外壁を含むモルタル外壁の点検を無料で実施しています。

    専門スタッフが外壁の状態を細かく確認し、最適なメンテナンス方法をご提案いたします。

    相模原市の住宅で、外壁に不安がある場合はお気軽にご相談ください。


     記事内に記載されている金額は2025年12月03日時点での費用となります。
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