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    築10年以上が経過した相模原市のサイディング外壁を調査!劣化症状と必要なメンテナンスとは

    更新日:2025年12月05日

    はじめに

    相模原市にお住まいのお客様より、「外壁の汚れやチョーキングが気になってきたので一度見てほしい」とご相談をいただき、築10年以上が経過したサイディング外壁を調査しました。
    サイディングは人気の高い外壁材ですが、紫外線・雨風・結露などの影響を受けて徐々に劣化が進行するため、築10年を過ぎる頃からメンテナンス時期に差し掛かります。

    この記事では、実際の調査写真を交えながら、相模原市で確認した劣化症状や、住まいを長持ちさせるために必要なメンテナンスについて詳しくご紹介します。
    外壁の状態が気になる方は、ぜひ参考にしてください。


    サイディング外壁が築10年で劣化する理由

    サイディングはセメント系が最も多く、吸水性を持つため、工場で防水塗装を施して初めて耐久性を発揮します。
    しかし、その塗膜も紫外線風雨で徐々に消耗してしまいます。

    築10年を過ぎる頃になると、次のような症状が現れやすくなります。

    手に粉が付くチョーキング
    ・コーキングの割れ
    ・外壁の反り、浮き
    ・苔、藻、汚れの付着
    ・色あせ
    ・ひび割れ

    今回の相模原市の住宅でも、これら複数の劣化サインが確認できました。


    調査1:デザインサイディングはチョーキングしないことも

    デザインサイディングではチョーキング無し

    まず、デザイン性の高い塗装仕上げが施されたサイディングでは、手でこすっても粉がつかないことがあります。
    今回の住宅でも、一部のデザインサイディング部分ではチョーキングは確認できませんでした。

    しかし、これは劣化していないという意味ではありません
    表面塗装の種類によっては粉が出にくく、艶が消えていたり、撥水性が落ちていたりしてもチョーキングが発生しないタイプがあります。

    そのため、見た目だけで判断せず、素材の状態を総合的に調べることが重要です。


    調査2:一般的なサイディングではチョーキングを確認

    一般サイディングではチョーキング有り

    こちらの写真のように、指先が白くなる現象がチョーキング(白亜化)です。
    これはサイディングの塗膜が紫外線で分解され、防水性が低下している証拠です。

    チョーキングは外壁塗装の代表的な劣化サインであり、塗り替えのタイミングを示す重要な症状です。

    この状態をそのまま放置すると、雨水を吸いやすくなり、
    ・サイディングの反り
    ・ひび割れ
    ・内部結露のリスク
    などが高まります。


    調査3:サイディングにうっすらと藻が発生

    サイディングにうっすらと藻が生えています

    日当たりが悪い北面や、湿気の多い場所では、サイディング表面に藻やカビが発生しやすくなります。
    今回の相模原市の住宅でも、表面にうっすらと緑色の藻が確認できました。

    藻やカビは見た目の問題だけでなく、塗膜の劣化を早め、防水性をさらに低下させます。
    特に近隣に林がある・建物が密集しているなどの環境では、放置すると広範囲に広がりやすいため注意が必要です。


    調査4:汚れの蓄積もサイディング劣化のサイン

    汚れの蓄積を確認

    サイディングに汚れが固着している箇所もありました。
    これは、大気中の汚れが付着した後、塗膜の防汚性能が低下しているために落ちにくくなっている状態です。

    汚れや雨筋が増えてくるということは、
    塗膜の防水性・防汚性が低下している証拠
    であり、メンテナンスの必要性が高まっています。


    調査5:新築時のマスキング跡がそのまま残存

    新築時のマスキング跡が残っていました

    これは珍しい症状ですが、新築の際のコーキング施工時のマスキング跡が残ったままになっていました。
    時間が経つと色の違いがはっきりしてきて、外観の美観を損ないます。

    新築時に使ったマスキングテープが協力過ぎて外壁を傷めてしまったのか、プライマーでくっついたマスキングを強く剥がしてしまったのか、真相は謎ですが、看過できない症状と言えます。


    調査6:コーキングの剥離・割れ

    サイディングの目地には必ずコーキング(シーリング)が打たれていますが、築10年を過ぎると硬化・ひび割れ・剥離が起こりやすくなります。

    今回の住宅では、コーキングが指で触れると凹むほど柔らかくなっていたり、逆に固くなってひび割れを起こしたりしていました。

    コーキングの劣化を放置すると、
    ・雨水の浸入
    ・内部の腐食
    ・サイディングの反り
    を引き起こし、修繕費が大幅に増えてしまう可能性があります。


    サイディング劣化を放置するとどうなる?

    サイディングの劣化を放置すると、次のトラブルにつながります。

    ・雨水浸入による下地の腐食
    ・外壁内部のカビ発生
    ・張り替えが必要になるほどの反り・割れ
    ・住宅寿命の短縮
    ・台風・強風時の破損リスク増大

    特に相模原市のように雨の多い地域では、外壁の防水性能が低下したままになると深刻な被害を招く可能性があります。


    築10年を過ぎたら行いたい2つのメンテナンス

    ●1.外壁塗装

    サイディングの防水性・耐久性を回復させ、長寿命化するために最も効果的なメンテナンスです。
    チョーキング・色あせ・苔・汚れが見られたら、塗装のタイミングです。

    外壁塗装をすることで得られる効果
    ・防水性の向上
    ・藻・カビの抑制
    ・外観の美観回復
    ・サイディングの寿命延長
    ・断熱・遮熱塗料なら省エネ効果も


    ●2.コーキング打ち替え(または増し打ち)

    サイディング外壁のメンテナンスではコーキング工事が必須です。
    特に目地部分は雨水の侵入を防ぐための重要な役割を果たしています。

    築10年以上の住宅では、ほとんどの場合で打ち替えが必要です。


    まとめ:サイディングの劣化は早めの対策が住まいを守る

    今回の相模原市の調査では、築10年以上のサイディング外壁に典型的な劣化症状が複数確認されました。
    特にチョーキング・藻・汚れ・コーキング劣化は、外壁からのSOSサインです。

    放置すると補修費用が高額になり、張り替え工事が必要になるケースもあります。

    外壁の状態が気になる方は、まずは無料点検をご利用ください。

    外壁塗装の専門業者である私たち街の外壁塗装やさんが、
    お住まいの状態を正確に診断し、最適なメンテナンスをご提案いたします。


     記事内に記載されている金額は2025年12月05日時点での費用となります。
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