更新日：2016年05月13日

相模原市緑区にあるお宅より外壁化粧木材や木装飾の塗り替え調査のご依頼がありました。

築３２年ほど経過しているお宅です。外壁にある化粧木材や木装飾とは、縦と横に茶色く帯のように取付けてある板のことです。それでは調査に入ります。

既存の塗膜が剥がれてしまい中の木材が傷んでおります。ケレンで落として塗れるとは思いますが、以前と比べて剥がれやすくなりそうです。

柱の下側は傷み具合が激しく、すでに木材が無くなっている箇所もあります。

こちらは木材の腐食ですが、最も痛みの激しい箇所です。全体的に基礎に近い辺りに激しい傷みがあります。同じ傾向があります。おそらくは雨水が一番溜まりやすいことが原因と思われます。

基礎水切りの上に木材が取り付けてあり、その上にまた水切りが取り付けてあります。基礎は建物の一番低いところにありますので、建物外壁に当たった雨水が全て流れてきます。水切りもそこに雨水が溜めないために取り付けてあります。このような雨水に侵されやすいところに木材を使用するのは意匠性はあってもメンテナンス性に優れているといえません。ここは塗装ではなく板金巻きでの施工方法が良いかと思われます。

調査の結果として、外壁化粧木材に関しては塗れるところと塗ってもすぐに剥がれてしまう可能性の高いところがありました。剥がれてしまう可能性の高いところは木材の交換をご提案いたします。また基礎部分の木材は板金巻きをご提案いたします。化粧木材と外壁材の取合いに関しましてですが、化粧木材の側面にまで外壁用の白い塗膜が塗られております。壁面は手で触ると白い粉が付着して塗膜の塗り替え時期に差しかかっているのが分かります。化粧木材の交換の際は、既存木材を取り外す際に白い塗膜も剥がれてしまい見映えが悪くなってしまいますので、外壁塗装も同じタイミングで行うことをご提案させて頂きます。

 

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