更新日：2023年07月14日

三階の部屋で雨漏りしている

　横浜市港北区綱島東で三階建ての低層マンションの管理会社様より、三階の部屋で雨漏りを起こしてしまったので原因の調査をしてほしいとお問い合わせをいただき、現地調査にお伺いしてきました。屋上はもともとシート防水が施されていたようですが、前回のメンテナンスでトップコートが上から塗られていました。トップコートは防水の保護塗装ですが、基本的に防水工事ではなくあくまで保護を目的としているため、区別をしてどちらの工事を行うかは要件等です。

いくつかのひび割れを発見しました

　シート防水の繋ぎ目にひび割れがいくつかできており、雨漏りの原因の一つではないかと思われる症状が見受けられました。トップコートのみではシート本体の破れなどには対応が難しいため、このような症状が出てきます。RC造というコンクリート造の建物は木造や鉄骨造に比べて雨水が室内にまで浸透しにくいため直ぐには雨漏りを起こさない傾向にありますが、放置すれば構造が弱くなってしまうため、早めに対処することが必要です。

全体的に防水工事のやり直しが必要な状態でした

　そのほかの場所にも傷みが散見されたため、部分的な補修をしても直ぐに別の場所で同様の不具合が発生することが考えられるため、全面の防水やり直し工事をご提案する流れとなりました。今回のような防水工事については通気緩衝工法のウレタン防水やシート防水での工事がおすすめです。

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