下屋根（げやね）とは？メリットデメリットと、長持ちさせるメンテナンス方法

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下屋根（げやね）とは？メリットデメリットと、長持ちさせるメンテナンス方法

更新日：2023年09月13日

下屋根（げやね）とは

　下屋とは、母屋から差し出ている屋根のことで、主に1階の屋根に当たる部分を指します。下屋がある住まいでは、必然的に1階の床面積が大きくなります。昔の住宅では、家族が多く1階のリビングや寝室スペースを取るために1階の床面積が広い傾向があり、下屋が多く存在していました。
　下屋は外壁の劣化を防いだり、玄関などで雨が当たらないスペースを確保するなどの役割があります。

下屋根のメリット

玄関や縁側が雨で濡れない：下屋があることで、雨が玄関や縁側に入り込むのを防ぐことができます。雨の日でも快適に出入りすることができます。

外壁の劣化を抑制する：下屋があることで、外壁に紫外線や雨水などが当たりにくくなります。外壁は紫外線や雨水によって劣化や汚れが発生しやすくなりますが、下屋はこれらを抑制してくれます。

日差しを遮ることができる：下屋があることで、夏の暑い日差しを遮ることができます。窓から差し込む光を抑え、窓側の空間を涼しく保つことができます。

物置などの有効スペースとして活用できる：下屋があることで雨水が当たりにくくなりますので、下屋根が大きい場合などは物置として活用することもできます。

下屋根のデメリット

雨漏りのリスク: 下屋と取り合う壁の部分から雨漏りが発生しやすいというデメリットがあります。下屋の設置によって、屋根と壁の接合部分が増えるため、防水性に注意が必要です。被害が発生してしまわないよう、定期的に専門業者に点検をご依頼ください。

工事費用の増加: 下屋は大きくなるほど工事費も上がる傾向があります。下屋の設置には、屋根と壁の接合部分の補強や防水工事が必要となるため、追加の費用がかかります。設置する際には、予算に注意しながら慎重に検討しましょう。ただし1階ほど2階の広さが不要である場合などでは、下屋があることで自然に2階部分の面積を削減し、工事費用を抑えることができます。

　以上が下屋を設置する際のデメリットです。雨漏りのリスクや工事費用の増加に注意しながら、下屋の設置を検討する必要があります。

下屋根を長持ちさせるメンテナンス方法

　下屋根も通常の屋根と同様、定期的な塗装メンテナンスが有効です。スレート屋根や金属屋根などは塗装によって表面を保護してあげることで紫外線や雨水による影響を抑え、寿命を延ばすことができます。
スレート屋根は雨水を吸い込むと苔やひび割れなどが、金属屋根では雨水によって錆びが発生しやすくなりますので、塗装によってこれらから保護してあげましょう。

　また、防水性に問題が発生していないかにも注意をする必要があります。屋根材の種類によっても異なりますが、10年ほどを目安に専門業者へ点検をご依頼ください。

　今回ご紹介させていただいたように、下屋根はお住まいの快適性や耐久性に関わる重要な役割を担っています。設置後は定期的なメンテナンスでより長く維持ができるようにしていきましょう。
　私たち、街の外壁塗装やさんでは無料にてお住まいの点検・お見積りを承っております。通常の屋根、下屋根、外壁などに不具合が起きていないか、どのようなメンテナンスが必要であるかどうかなど診断させていただきますので、点検をご検討の際はぜひ私たちにお任せください！

　記事内に記載されている金額は2023年09月13日時点での費用となります。
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