更新日：2024年03月28日

鉄部塗装を行う際、下地処理はその品質や耐久性に大きな影響を与えます！


鉄部塗装では下地処理の重要性が特に高く、下地処理を怠ると塗膜の密着性が低下し、塗装の劣化や剥がれの原因となります。


そこで本日はそんな鉄部塗装の下地処理において重要なケレン作業について解説していきます！

ケレン作業とは

ケレン作業は、塗料の密着率を高めるために行われる重要な作業です。

鉄部の場合、経年劣化による錆や塗膜の剥がれなどが問題となります。


ケレン作業では電動工具やスクレーパー、サンドペーパーなどを使用して表面を研磨し、塗料がしっかりと密着するようにします。


適切なケレン作業を行うことで、塗料がより効果的に付着し、鉄部の耐久性や美観を向上させることができます！


また、ケレン作業ではあえて塗膜を傷つける「目粗し」の目的もあります。


鉄部は表面が平滑でツルツルとしているため、そのまま塗装をしても塗料があまり密着しません。


そこで目粗しを行うことで、鉄部の表面にあえて微細な傷をつけることで塗料がより密着しやすくなるのです！

鉄部塗装の施工事例をご紹介

ここからは、鉄部塗装のご依頼をいただいた際の施工事例をご紹介していきます！


こちらは、アパートの外階段が傷んでいるため塗装をしてほしいとご依頼をいただいた際の様子です。


こちらは以前塗装された際の塗膜が剥がれ、錆も目立つ状態でした。

金属面に錆が出ている場合、塗装を行う前に最初に行うのはケレンです。


錆をスクレーパーで削り落とし、凹凸のある部分にはマジックロンを使用していきます。


マジックロンは、柔らかく変形しやすいナイロン不織布に研磨砥粒を付着させたもので、狭い場所や複雑な形状の部分でも錆や古い塗膜を削り落とすことが可能です！


塗装作業は塗料缶を抱え、ローラーで行うイメージが強いかもしれませんが、鉄部塗装においてはケレンなどの下地処理に多くの時間を費やします！

ケレン作業を終えたら、塗装の工程に入ります。


金属部分には錆止め塗料が必要です！今回はエスケー化研のエポサビαを使用しました。


この錆止め塗料は密着性に優れ、特殊防錆顔料により、優れた防錆力を発揮します。

錆止め塗装が完了したらいよいよ仕上げの工程です。


凹凸のある部分は吹き付け、平らな部分はローラーで塗ります。


仕上げ塗装は2回にかけて重ね塗りをすることが大切で、1回目の塗装を乾燥させた後に2回目の仕上げ塗装を行います！

柱や階段など、各部位の塗装が完了すると、全体の仕上がりが見えてきます。


錆が拡がっていた箇所もしっかりと仕上げられ、美しい仕上がりとなりました。


錆は進行すると階段の耐久性を低下させ危険が伴ってきますが、これで錆を気にすることなく安心して使用できる状態になりました！


今回ご紹介させていただいたように、鉄部塗装の下地処理は、塗装作業の最も重要な工程の一つです！


適切な下地処理を行うことで、塗料の性能が最大限発揮され、鉄部がより長く維持されるようになります！


私たち、街の外壁塗装やさんでは鉄骨階段や金属屋根、金属製雨樋、シャッターボックス、キュービクルなど様々な金属塗装に対応しております！


調査・お見積りは無料で承っておりますので、鉄部塗装のことでお悩みの際はぜひお気軽にご相談ください！

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