更新日：2024年08月21日

ALC外壁は、その断熱性や耐火性の高さから、多くの住宅や商業施設、マンションなどに採用されています。


しかし、ALC外壁も経年とともに汚れが目立つようになり、定期的なメンテナンスが必要です！


この記事では、ALC外壁の汚れ対策として外壁塗装が有効である理由などについて、詳しく解説していきます！

ALC外壁に汚れが付着する原因

まずは、ALC外壁に汚れが付着する主な原因からご紹介していきます。

大気中の汚染物質

車の排気ガスや工場からの煙、花粉や黄砂、埃などが大気中を漂い、ALC外壁に付着することで汚れが発生します。

雨だれ

雨が降ると、空気中の汚れを含んだ水滴がALC外壁を伝って流れ落ち、雨だれとして汚れが目立つようになります。

カビやコケの発生

ALC外壁は湿気を吸収しやすく、特に日当たりの悪い部分ではカビやコケが発生しやすくなります。


これが、外壁の黒ずみや緑色の汚れの原因となります。

外壁塗装がALC外壁の汚れ対策に有効な理由

ALC外壁の汚れを防ぎ、長持ちさせるためには、外壁塗装が非常に有効です。


また、外壁塗装には汚れ対策だけではない様々なメリットがありますので、その理由を説明します！

防水性能の強化

ALC外壁は、多孔質であるため水分を吸収しやすい性質があります。


塗装によって外壁の防水性能が強化されることで、水分の浸透を防ぎ、内部の腐食や劣化を防止できます。

防汚性能の向上

塗装によって防水性能が高まると、汚れが付着しにくくなるため外壁の防汚性能も向上します！


さらに、外壁塗装に使用される塗料には、汚れが付きにくい防汚性の高い製品もあります（低汚染塗料）。


これらの塗料は、表面に特殊なコーティングを施すことで、汚れの付着を防ぎます。


特に、親水性のある塗料は雨が降ると水が汚れを洗い流す効果があり、ALC外壁の美観を保つのに非常に効果的です！

カビやコケの抑制

ALC外壁の防水性能が高まると、水分を好むカビやコケも発生しにくくなります。


また、外壁塗装に防カビ・防藻性能を持つ塗料を使用することで、さらにカビやコケを防止できます。


これにより、外壁の黒ずみや緑色の汚れを防ぐことができ、建物の美観を長期間維持することが可能です。

耐久性の向上

ALC外壁は基本的に高い耐久性を持っていますが、塗装を施すことでその耐久性を最大限に発揮することができます。


ALC外壁は経年によってクラック（ひび割れ）が発生するようになりますが、外壁塗装はこのクラックの予防にも効果的です。


塗装によって、外壁が直接紫外線や風雨にさらされるのを防ぎ、全体的な劣化を遅らせることができます。


また、外壁の劣化は進行すると雨漏りを発生させる原因にもなりかねないため、定期的な外壁塗装で被害を最小限に抑えることが大切です。


外壁塗装をすることで外壁のメンテナンス頻度が削減され、長期的なコスト削減にもつながります！

美観の維持と向上

外壁塗装は耐久性を高めるだけでなく、色褪せた外壁を新築のような見た目にすることができるという点も魅力です。


外壁塗装の際にはベージュやグレーなど、汚れを目立たせにくい色を選ぶことで、長期間美しい外観を保つことができます！

ALC外壁の塗装のタイミング

ALC外壁の塗装を検討すべきタイミングについては、いくつかの重要なポイントがあります。


適切なタイミングで塗装を行うことで、ALC外壁の劣化を防ぎ、美観と機能性を長持ちさせることが可能です！


以下に、ALC外壁の塗装を検討したいタイミングを解説します。

築10年前後経過したとき

ALC外壁は耐久性が高いですが、築10年前後で塗装の劣化が見られることが多くなります。


塗膜の劣化が進むと、外壁自体が直接紫外線や風雨にさらされ、劣化が加速します。


築10年を目安に外壁の状態を確認し、必要に応じて塗装を検討することがオススメです！

劣化症状が見られたとき

ALC外壁にクラックや苔、汚れなどが見られるようになったら、それは外壁が劣化し始めたサインです。


また、塗膜の剥がれや、塗装面を手で触ったときに白い粉がつくチョーキング現象も、塗装が劣化している証拠です。


これらの症状が見られた場合、塗装の防水機能や保護機能が低下している可能性が高いため、早めの塗り替えで劣化の進行を防ぐようにしましょう！

外壁塗装をご提案した事例のご紹介

ここからは、実際に街の外壁塗装やさんにALC外壁の塗装工事をご検討中というお客様からご依頼をいただき、現地調査にお伺いさせていただいた事例をご紹介します。


調査のあと、やはり上記でご紹介させていただいたような劣化が見られたため、外壁塗装をご提案させていただきました！

外壁が汚れたからメンテナンスを考えている

　相模原市にお住まいのお客様より、外壁の汚れが目立ってきたので塗装工事の見積をお願いしたいとお問合せをいただき、現地調査にお伺いしてきました。

　外壁はALCで造られた外壁でした(^^)/

　ALCは高性能な外壁材で、防火性が高く、燃えにくい特性を持っています。

　また、気泡が含まれており、熱が伝わりにくいため、優れた断熱性を発揮します。

　耐久性も非常に高く、耐用年数は50年を超えると言われています。

　メンテナンスも比較的簡単で、外壁や付帯部まで丁寧に塗装を行うことで、末永く美しい状態を保つことができます。

　ALC外壁は高性能でありながら、メンテナンスを欠かさなければ長く使用できるのが特徴です。

藻が生えた外壁

　外壁には藻がたくさん生えていました。

　日の当たりにくい北面などでよく見受けられる現象ですが、藻は美観を損なうだけでなく、水分を保つ効果があるので外壁の劣化を助長することに繋がります。

　長期間の放置は避けて、早め早めのメンテナンスが大事です(^^)/

軽微な目地の劣化も確認できました

　ALC外壁は繋ぎ目を目地コーキングで埋めているので、コーキングの劣化も大敵です。

　改修工事の際には目地の打ち替え補修も一緒に行いましょう！　

まとめ

ALC外壁の塗装を検討すべきタイミングは、築年数や外壁の状態、塗膜の劣化状況によって異なります。


定期的な点検を行い、上記のような症状が見られた場合は早めに塗装を行うことで、外壁の劣化を防ぎ、建物の美観と機能性を維持することができます。


適切なタイミングの外壁塗装で、ALC外壁を汚れが付着しにくく劣化しづらい状態で維持してあげましょう！


私たち街の外壁塗装やさんでは、点検・お見積りを無料で対応しております。お住まいのことでお悩みやお困りごとがあれば、お気軽にお問合せいただけますと幸いです！

　記事内に記載されている金額は2024年08月21日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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