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モルタル外壁とサイディングの耐久性を徹底比較!注意点と寿命を延ばすポイント
更新日:2024年10月08日
モルタル外壁とサイディングは多くの住宅で採用されている人気の高い外壁材です。
この記事では、モルタル外壁とサイディングの特徴や耐久性、劣化症状について詳しく解説します。
両者の違いについて触れていきますので、モルタル外壁とサイディングを比較したいという方はぜひご覧ください!
モルタル外壁の特徴
モルタル外壁は、セメント、砂、水を混ぜたモルタルを使用して外壁を形成する工法です。
日本の伝統的な建築技術の一つで、外観が非常に滑らかで美しい仕上がりになります。
モルタル外壁の特徴の一つに、職人の手で仕上げられる「塗り壁材」という点があります。
手作業で塗り上げることで外観に独特の温かみや高級感を与え、均一な工業製品とは異なる、唯一無二の仕上がりを生み出すことができます。
職人の熟練度により、仕上がりの質感やデザインも多様になり、仕上がりの品質は職人の腕に大きく依存します。
また、施工時間も比較的長く、工期が他の外壁材よりもかかることが多いですが、それに見合う独自の美しさを得られるのが大きなメリットです。
また、その分モルタル外壁は施工時に熟練の技術が求められるため、施工業者の選定には特に注意が必要です。
モルタル外壁はひび割れに注意
サイディング外壁もひび割れのリスクはありますが、モルタル外壁は外壁材の中でも特にひび割れに注意が必要です。
モルタルは吸水性が高いため、外壁が雨や湿気にさらされると水分を吸収しやすくなります。
水分が内部に浸透し、天候の変化によって乾燥と湿潤を繰り返すと、モルタルが膨張・収縮を起こし、その結果としてひび割れが生じることがあります。
これは、特に表面の防水性能が不十分な場合に顕著です。
また、モルタルは弾力性がほとんどなく、さらに継ぎ目がないため衝撃を干渉することができません。
そのため、建物が地震や地盤沈下などで微細に動いた際、柔軟に追従できず、外壁に負荷がかかりひび割れが発生します。
これらの理由から、モルタル外壁はひび割れを抑制するための対策が必要となり、定期的な外壁塗装によって表面の防水性を高めてあげることが不可欠です。
サイディング外壁の特徴
サイディング外壁にはいくつかの種類があり、窯業系サイディングと金属系サイディングの二つが特に人気が高いです。
窯業系サイディングは、セメントと繊維質を原料とした外壁材で、デザインや色のバリエーションが豊富です。
価格も比較的安価でコストパフォーマンスに優れ、外壁材の中でも特に普及率が高いです。
金属系サイディングは、アルミやガルバリウム鋼板などを使った外壁材で、非常に軽量で耐久性が高いのが特徴です。
耐久性に優れ、近年の金属材は錆への耐性も高くなっています。なにより軽量であるため、耐震性の面で他の外壁材よりも優れています。
サイディング外壁は加工済みのパネルを貼って外壁をつくりあげていくため、工期は短く、職人の技術による品質の差が生まれにくいという利点があります。
様々なデザインがあるため、モダンな住宅から伝統的な建物まで幅広く対応できるのが特徴です。
サイディング外壁ではコーキングに注意
サイディング外壁の大きな特徴の一つに「コーキング」があります。
サイディングはパネル状の外壁材を貼り合わせて施工されますが、その継ぎ目に使用されるのがコーキング材です。
コーキングは、外壁材同士の隙間を埋めるために用いられ、外壁の防水性と気密性を確保する役割を果たします。
特に雨水や湿気の侵入を防ぎ、建物内部の腐食や劣化を抑える重要な機能を持っています。
これにより、サイディング自体の耐久性を最大限に活かすことができるのです。
また、コーキングは建物の構造が膨張・収縮する際のクッションとしての役割もあり、外壁にひび割れが生じるのを防ぐ効果もあります。
ただし、コーキングは外壁材に比べて劣化しやすい部分でもあります。
特に紫外線や気温変化にさらされることで、硬化やひび割れが起こりやすくなります。
これが進行すると、防水性能が低下し、隙間から水が浸入して建物内部にダメージを与えるリスクが高まるため、10年程度を目安に打ち替えや補修が必要となります。
このように、サイディング外壁の防水性や耐久性を長持ちさせるためには、コーキングの定期的なメンテナンスが非常に重要です。
モルタル外壁の耐久性
モルタル外壁の耐久性は、一般的に30年とされています。
しかし耐久性に優れる一方で、モルタルは吸水性が高く、長期間の雨や湿気にさらされることで、ひび割れや水漏れの原因になることがあります。
定期的な塗装による防水性の回復が欠かせず、特に10年ごとに行うことが推奨されています。
塗装メンテナンスはサイディング外壁も必須となりますが、ひび割れには特に注意するようにしましょう。
サイディング外壁の耐久性
サイディング外壁の耐久性は、窯業系サイディング、金属系サイディングともに30〜40年の耐久性が期待されます。
サイディング外壁はモルタル外壁よりもひび割れへの耐性がありますが、やはり吸水による劣化に注意が必要です。
ひび割れや反りなどの損傷・変形が見られる場合があるため、サイディング外壁もモルタル外壁同様塗装メンテナンスが欠かせません。
金属サイディング外壁はサイディング外壁のような吸水による影響は少ないですが、錆を抑制するために定期的に錆止め塗装をしてあげることが大切です。
また、コーキング部分の劣化にも注意が必要であり、10年程度での打ち替えが必要となります。
主な劣化症状
モルタル外壁とサイディングそれぞれに共通する劣化症状には、ひび割れ、色あせ、塗膜の剥がれ、カビ、そして苔の発生などがあります。
モルタル外壁の場合、特にクラック(ひび割れ)が発生しやすく、放置すると内部の劣化が進むため、早期の修理が必要です。
サイディングでは、コーキングの劣化が主要な劣化症状として挙げられ、これが進行すると雨水が浸入し、外壁内部の腐食を引き起こします。
どちらの外壁材でも、適切なメンテナンスを行わない場合、劣化が進行し、最終的には外壁全体の交換が必要になることもあります。
劣化症状に気づいたら、すぐに専門業者に相談し、適切な対策を講じることが重要です。
どちらの外壁材を選ぶべきか
モルタル外壁とサイディングの選択は、住宅の立地や環境、さらには好みによって異なります。
耐久性や耐震性を重視するのであれば、金属系サイディングが最も優れた選択肢です。
一方で、独自のデザインや風合いを求めるのであれば、モルタル外壁が魅力的な選択肢となります。
窯業系サイディングもデザイン性が高く、価格が安価であるためコストパフォーマンスを重視する場合には有力な選択肢です。
最終的には、予算や求めるデザイン、耐久性、メンテナンスの手間を考慮しながら、自分に最適な外壁材を選ぶことが大切です。
モルタル外壁もサイディング外壁も外壁塗装が重要
モルタル外壁でもサイディングでも、外壁塗装は非常に重要な役割を果たします。
外壁塗装は、外壁材の保護だけでなく、見た目の美しさを保つためにも欠かせません。
モルタル外壁、サイディング外壁ともに劣化を防ぐためには防水性が非常に重要であり、定期的に塗装を行うことで耐久性を延ばすことができます。
また、窯業系サイディングは外壁塗装と同時にコーキングの点検や補修を行うことも大切です。
どちらの外壁材でも定期的な点検と外壁塗装が耐久性を保つ鍵となります。
私たち、街の外壁塗装やさんはモルタル外壁やサイディング外壁への塗装に精通した、住宅塗装の専門店です。
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記事内に記載されている金額は2024年10月08日時点での費用となります。
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