HOME > ブログ > 無機塗料にもデメリットがある?高耐久塗料だからこそ知っておきたい特性と注意点
本日の現場ブログ
日々の現場の様子をブログにてご紹介しております。
ご質問などはお気軽にお問い合わせください!
無機塗料にもデメリットがある?高耐久塗料だからこそ知っておきたい特性と注意点
更新日:2025年01月07日
無機塗料は高性能塗料として、外壁塗装において高い評価を受けている塗料の一種です。
高い耐久性や優れた防汚性能などのメリットが特徴的ですが、無機塗料にもデメリットが存在します。
本記事では、無機塗料のデメリットについてご紹介しつつ、無機塗料を検討する際に知っておきたい特性や注意点などを解説します!
無機塗料とは?
無機塗料とは、シリコンやフッ素などの有機成分に加え、ケイ素や酸化チタンなどの無機物を主成分とする塗料のことです。
無機物は紫外線や熱による劣化が少ないため、無機塗料は一般的な塗料に比べて耐久性が高く、色褪せしにくいという特徴を持っています。
一方で、無機塗料はその特性から施工方法や価格に影響を及ぼし、他の塗料とは異なる課題が存在します。
無機塗料のメリット
無機塗料の最大のメリットは、高い耐久性と美観の長期維持です。
無機塗料の主成分である無機物は、紫外線や熱に強く、劣化が起こりにくいという特徴を持っています。
そのため、外壁や屋根に塗装することで、長期間にわたり美しい仕上がりを保つことが可能です。
一般的な塗料に比べて、耐用年数が10年から20年以上と長い場合が多く、再塗装の頻度を減らせる点も大きな魅力です。
また、無機塗料は防汚性能にも優れており、親水性のある塗膜が汚れを雨水で自然に洗い流す効果を発揮します。
これにより、外壁が常に清潔で美しい状態を維持できるため、住宅の見た目だけでなく、資産価値の向上にも寄与します。
さらに、無機塗料は耐火性にも優れており、火災時にも塗膜が燃えにくいという利点があります。これにより、防火性能が求められる住宅にも適した選択肢といえるでしょう。
これらの特性を総合的に考慮すると、無機塗料は初期投資が高額でも、長期的なコストパフォーマンスに優れた塗料といえます。住宅の長寿命化を目指す場合には、無機塗料のメリットは非常に魅力的なポイントとなるでしょう。
無機塗料のデメリット
費用が高額
無機塗料の大きなデメリットの一つは、コストの高さです。
一般的な塗料に比べて、無機塗料は原材料が高価であるため、塗料自体の価格が高い傾向にあります。
具体的には、一般的なシリコン系塗料の㎡単価相場が3,000円程度であるのに対し、無機塗料は3,500~5,000円程度になります。
そのため、予算に限りがある場合、無機塗料の選択は慎重に検討する必要があります。
硬く割れやすい特性
無機塗料のもう一つの課題は、塗膜が硬くて柔軟性に欠けることです。
柔軟性が低いため、外壁や屋根の素材が温度変化や地震などの外的要因で動いた場合、塗膜がひび割れを起こしやすい傾向があります。
特に、モルタル外壁や古い住宅のように建物が動きやすい場合には注意が必要です。
ひび割れが生じると、そこから水分が侵入し、内部の劣化を引き起こすリスクがあります。
こうした問題を防ぐためには、ひび割れが発生しにくい柔軟性を備えた塗料を選択するか、施工時に十分な下地処理を施すことが重要です。
施工難易度が高い
無機塗料は、施工に専門的な知識と技術が必要とされる塗料です。
塗布の際には塗料の濃度調整や乾燥時間の管理が重要で、適切な環境で作業を進めないと、塗膜の不具合や耐久性の低下を招く可能性があります。
さらに、前述の通り無機塗料は塗装できる下地を選ぶため、業者の知識・経験が未熟である場合適切な判断ができない恐れもあります。これらの要因から、無機塗料を採用する際には、信頼できる塗装業者を選ぶことが重要です。
無機物が少量でも「無機塗料」と扱われてしまう
無機塗料は「無機物を主成分とする塗料」として知られていますが、少量無機成分が含まれているだけでも「無機塗料」であると表すことができます。
無機成分の割合が少ない塗料ほど、有機成分に依存する割合が高くなるため、一般的な有機塗料に近い性質を持つ場合があります。
このような問題を回避するためにも、やはり親身になって相談に乗ってくれる、経験豊富な業者に塗装工事を依頼することが大切です。
相見積もりを取るなどして、十分に業者を比較・検討するようにしましょう。
柔軟性を持つ無機塗料も存在する
無機塗料は一般的に硬く、ひび割れが起こりやすいとされていますが、近年ではこの特性を改良した製品も登場しています。
一部の無機塗料は、有機成分を適度に配合することで塗膜に柔軟性を持たせており、外壁や屋根の動きに追従しやすくなっています。
例えば、ダイヤスーパーセランフレックスのような製品は、硬さを維持しながらも柔軟性を持つ設計が特徴です。
このような柔軟性のある無機塗料は、温度変化や建物の微細な動きによる負荷に対しても、ひび割れが起きにくい利点があります。
さらに、従来の無機塗料のメリットである高い耐久性や防汚性能を損なうことなく、柔軟性を付加することで、さまざまな条件に対応可能となっています。
無機塗料のデメリットを理解した上での選択が重要
無機塗料は確かに高い耐久性や美観を持つ魅力的な塗料ですが、デメリットや注意点も存在します。
費用の高さや施工難易度、割れやすさといった課題を正しく理解し、自身の住宅や予算に適した塗料を選択することが大切です。
塗料選びに迷った際には、専門業者に相談するのが最善の方法です。
信頼できる業者であれば、無機塗料の長所と短所を丁寧に説明し、住宅の状態や要望に応じた最適な提案をしてくれるはずです。
私たち街の外壁塗装やさんでは、お住まいについてのご相談や調査、お見積りを無料で承っております。
経験豊富なスタッフが誠心誠意対応させていただきますので、無機塗料など塗料でお悩みの方、住宅塗装をご検討されている方はぜひお気軽にご相談ください!
記事内に記載されている金額は2025年01月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
関連動画をチェック!
最低限知っておきたい!塗装工事のポイント【街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
街の外壁塗装やさんは日本全国へ展開中です!
街の外壁塗装やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも外装リフォームを承っております。お住まいのエリアをお選びいただくと、各エリアの街の外壁塗装やさんサイトへ移動します。
街の外壁塗装やさんは日本全国へ展開中です!
街の外壁塗装やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも外装リフォームを承っております。バナーをタップすると街の外壁塗装やさん全国版サイトへ移動します。
このページと共通する工事内容の新着施工事例
-
地域横浜市 横浜市都筑区牛久保東
施工内容
-
地域横浜市 横浜市港南区下永谷
施工内容