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チョーキング現象が発生した外壁の点検と適切なメンテナンス方法
更新日:2025年08月15日
はじめに
外壁の劣化症状にはさまざまなものがありますが、その中でも特に多くの住宅で見られるのが外壁のチョーキング現象です。
チョーキングは塗膜の劣化によって表面に外壁と同じ色の粉が発生する現象で、見た目の美観低下だけでなく、防水性や保護機能の低下を招きます。
今回は横浜市青葉区の住宅で行った外壁点検の様子をもとに、チョーキングの特徴や点検時のチェックポイント、必要なメンテナンスについてご紹介します。
チョーキング現象とは?
チョーキングとは、外壁の塗膜が紫外線や雨風の影響で劣化し、塗料中の顔料が粉状になって表面に浮き出る現象です。
指で外壁をこすると白い粉が付着するのが特徴で、この粉は塗膜の劣化サインです。
劣化の初期段階では見た目には大きな変化がなくても、防水機能が少しずつ低下しており、放置すると外壁材自体が雨水を吸い込んでしまう危険があります。
点検時に確認された症状
1. 外壁のチョーキングを確認
点検では、指先で外壁をなぞると白い粉がしっかりと付着する状態が見られました。
これは塗膜がすでに劣化し、防水性が落ち始めているサインです。

2. 目地は健在だが塗膜の劣化は進行
サイディングボードの目地部分はまだしっかりと機能していましたが、表面塗膜は全体的に経年劣化が進んでいました。
このまま放置すると目地のシーリング材も硬化やひび割れを起こし、防水性が低下します。

3. 金属部分の錆び
勝手口の扉には錆びが広がっており、防水塗膜の劣化により金属部が腐食を始めていました。
錆は一度進行すると広範囲に拡大し、部材の交換が必要になることもあるため、早めの対処が重要です。

4. 外壁の苔・藻の発生
外壁の一部ではうっすらと藻や苔が発生していました。
これは塗膜の防水性が落ち、湿気が滞留しやすくなっている証拠です。美観を損ねるだけでなく、さらに劣化を早める要因となります。

5. 外壁全体のメンテナンス検討段階
点検の結果、部分的な補修ではなく外壁全体の塗り替えを検討するべき段階に差し掛かっていると判断されました。
劣化症状は場所によって差がありますが、まとめて施工することで足場代などのコストを抑えられます。

チョーキングを放置するリスク
1.防水性の低下
塗膜が劣化すると雨水が外壁材に浸透し、内部の構造材にまで影響を与える可能性があります。
2.外壁材の劣化・腐食
木質系や金属系の外壁は特に水分に弱く、腐朽や錆びによって寿命を縮めます。
3.修繕費用の増加
軽度のチョーキングの段階で塗装を行えば比較的低コストで済みますが、劣化が進むと外壁材の張り替えが必要になり、費用が大幅に増加します。
点検・メンテナンスの流れ
- 目視確認
外壁全体をチェックし、色褪せやひび割れ、藻・苔の発生状況を確認します。 - チョーキングテスト
手袋や指で外壁をこすり、粉の付着具合を確認します。 - 付帯部の確認
雨樋、金属部分、シーリング材など外壁以外の劣化も同時に点検します。 - 報告書作成
写真とともに劣化箇所をまとめ、適切な補修方法を提案します。
チョーキング発生時のおすすめメンテナンス
外壁塗装が最も一般的で有効な対策です。
特に、耐候性・防汚性の高いシリコン塗料やフッ素塗料への塗り替えがおすすめです。
最近では、ラジカル制御型塗料もコストパフォーマンスの面から人気となっております。
また、苔や藻が発生している場合は高圧洗浄でしっかりと汚れを落としてから塗装する必要があります。
錆びが見られる金属部分は、ケレン作業で錆を除去した上で防錆塗料を下塗りし、上塗りを行います。
まとめ
今回の点検では、外壁に明確なチョーキング現象が確認されました。
目地や構造材にはまだ大きな損傷は見られないものの、塗膜の防水性は低下しており、この段階での塗り替えが推奨されます。
チョーキングは外壁からの「そろそろメンテナンスしてほしい」というサインです。
早めの対応が住宅を長持ちさせ、修繕費用の節約にもつながります。
街の外壁塗装やさんでは、無料点検・診断を行い、最適なメンテナンスプランをご提案しています。
お住まいの外壁が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年08月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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