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横浜市保土ヶ谷区の施工事例
横浜市保土ヶ谷区初音ヶ丘にて屋根外壁塗装、築35年の波型スレート屋根には漆喰の詰め直しも行います
【施工前】
【施工後】
【お問い合わせのきっかけ】
- 【工事内容】
- 外壁塗装 屋根塗装
- 【工事詳細】
-
- 使用材料
- 屋根:ファインパーフェクトベスト 外壁:パーフェクトトップ
- 施工期間
- 16日間
- 築年数
- 35年
- お施主様
- T様邸
- 保証
- 10年
「工事前の様子」
T様宅の屋根材は現在では販売が行われていない波型化粧スレート「ナショナルニューウェーブ」です。一般的なスレートとは違い、瓦の様に波を打っております。廃盤商品の屋根材との事もあり、扱うのにも慎重を要します。20年程前に既存の屋根材の上にカバーを行ったそうですが、そこからはメンテナンスを行っていないとの事で、表面はコケや花粉などの付着物で色が変色しております。また、屋根材表面の劣化もですが、棟とスレートの間に詰められている面戸(メンド)の劣化も気になります。場所によっては完全に外れてなくなっているところもあり、下地が見えてしまっている箇所も見受けられました。
屋根材のひびや割れも見受けられますが、こちらは補修で処置ができる程度です。築年数なども考慮に入れ、下地からやり直すご提案もいたしましたが、できるなら既存の屋根材を活かしたいとのご要望もあり、今回は塗装によるメンテナンスを行います。棟とスレートの隙間には瓦屋根同様に漆喰を詰め直す工事のご提案をさせていただきました。新たに面戸を詰めるのも一つですが、風の影響や鳥などに突かれて外れてしまう事を考えれば、漆喰でしっかりと隙間を埋めてあげるのが最善でしょう。
外壁も屋根同様、表面の色褪せや黒ずみが顕著に見受けられます。当初は屋根のみのメンテナンスの予定でしたが、足場を有効的に活用することも視野に入れ、この機に外壁のメンテナンス(塗装)も行う方向でお話が進みました。外壁の汚れは表面の塗膜の劣化により、撥水性が失われているのが原因の一つでもあります。外壁もメンテナンスを怠ると、汚れが拡がるだけにはとどまらず、至る所に不具合が生じ、雨漏りの原因にもつながります。雨漏りや不具合が起こってからでは余計にコストが掛かりますので、定期的に点検・メンテナンスを行うことが大切です。
「工事開始」
外装リフォーム工事(屋根・外壁塗装)を行う際は、ほとんどの場合で作業用の足場の設置が必要になります。作業を行う職人が安全に且つ丁寧に作業が行えるように、足場の設置時にも、工事内容によって足場板の位置など、組み方を考えながら作業を進めて行きます。足場を組んだ後には飛散防止用の養生シートを設置するのですが、今回は足場の設置時に風が強く吹いていたことにより、シートは絞っての設置です。翌日、風が収まるのを確認した上で、シートを拡げ、作業を開始いたします。
「高圧洗浄」
塗装を行う前は下準備(下地処理)が重要です。まずは高圧洗浄機による建物全体の洗浄を行います。洗浄と言っても水を流して洗うのではなく、こびりついた汚れや旧塗膜などを削ぎ落す作業です。洗浄をしっかり行わないと、どんなに良い塗料を使っても早期剥がれや早い段階での劣化につながってしまいます。また、洗浄後は必ず乾燥させることが大切です。洗浄を行った日は塗る作業は行わず、一日しっかりと乾かし、翌日から次の工程へ進みます。
「屋根(下塗り)」
屋根の下塗りです。塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3工程が基本になります。そのうちの下塗り作業は、中塗り・上塗りで使用するメインの塗料の載り、仕上がりを左右する大切な工程の一つです。屋根材と塗料の密着を強めたり、無駄な吸い込みを抑える役割を担います。今回の下塗り材は、日本ペイントのファイン浸透シーラー透明です。浸透性が高く、素材に対して「くさび効果」を発揮します。ぜい弱素材の表面を補強し、強度を高め、素材と強固に密着します。含浸性と密着力に優れたエポキシ樹脂シーラーです。屋根全体に満遍なく塗ります。
「屋根(中塗り)」
屋根の下塗り後は十分乾燥させてから、中塗り作業へ移ります。今回仕上げ塗料で使用するのは、日本ペイントのファインパーフェクトベストです。こちらはメーカー独自開発によるラジカル制御技術によって紫外線による塗膜の劣化を防ぐ特徴がございます。屋根は絶対的に紫外線に晒される期間が長くなります。そんな過酷な自然環境に立ち向かう耐候性と耐久性を備えた塗料がファインパーフェクトベストです。綺麗な屋根をできるだけ長く保ちたい方にお勧めです。
「屋根(上塗り)」
中塗り後、改めて上塗りを行い、塗膜に厚みを持たせます。塗装の基本は3度塗りです。下塗りで下地を整え、一度目の塗りで全体的に色を付ける感覚で塗ります。二度目(上塗り)で塗膜に厚みを付け、より光沢感が際立つ様になります。また、塗装はただ厚く塗るのではなく、適量を全体的に満遍なく塗り、その上から改めて塗り重ねるイメージです。ムラなく見栄えも綺麗に整えるのも職人の技術によるものです。
「屋根塗装完成」
色はジェノバブラウンです。ブラウン系の中でも濃過ぎず、明るすぎない、チョコレートの様な柔らかい印象を与える色合いです。
「漆喰詰め」
T様宅の屋根は波型スレートですので、棟とスレートの間には瓦屋根で見られる隙間がございます。今回はその隙間に漆喰を詰める工事を行いました。漆喰詰めは瓦屋根で行うメンテナンスと同じです。棟と屋根材の隙間に漆喰を詰め、空間を塞ぎます。棟の両サイドから漆喰を詰めていきます。新たに面戸(メンド)の設置を行うのも一つですが、鳥などが突くと剥がれてしまう脆さがあります。漆喰の場合は固まりますので外からの障害への影響は受けません。また、面戸を設置する場合は(既製品が無く)サイズを図るため、一度棟を取り外す必要がございます。漆喰を詰める際は棟を外す必要もないので、割ってしまうなどのリスクもなく、安全且つ効率的なメンテナンス方法になるでしょう。
「漆喰詰め直し完成」
屋根の色がプラウン系ですので、漆喰は黒を選択。漆喰を詰めたおかげで見た目も締まり、屋根に重厚感が増しました。勿論、雨漏り対策としても十分なメンテナンスになっております。
「外壁塗装(サビ止め)」
続いて外壁塗装の様子です。今回は付帯部分を先行して塗装を進めました。まず、鉄部(木部)はケレンを行い、下塗りにサビ止めを使用いたします。基本的に付帯部分に関しても仕上げ材の重ね塗りは行います。鉄部などはその前に下塗りとしてサビ止めを塗布、木部などでは傷みが激しい場合や吸い込みを抑えるためなどに一度下塗りを行ってから仕上げ塗装を行う事もございます。
「雨戸吹付塗装」
今回雨戸に関しては吹付での塗装になります。鉄部塗装と同じく、サビ止めを塗布した後に中塗り・上塗りと重ねて塗布いたします。吹付はムラなく隅々まできれいに塗装されますが、廻りの養生など、吹付が行える状況かどうかの確認も必要です。環境が整っているのであれば、ローラー、刷毛、吹付、と場所や部分によって道具を使い分けるのも塗装の幅を拡げられます。
「雨樋塗装」
一般住宅では塩化ビニル製の雨樋が設置されているところが殆どです。塩化ビニル製の雨樋も定期的にメンテナンスを行わないと紫外線の影響を受け、ひびや割れが発生いたします。塗装で表面を保護することによって、紫外線の影響を緩和することができます。雨樋は屋根の軒部分に設置されておりますので、部分的な交換が必要になった場合、改めて作業用の足場の設置が必要になるケースもございます。建物のメンテナンスを行う際は、雨樋などの付帯部分の点検・チェックも行う事をお勧めいたします。
「外壁(下塗り)」
外壁の下塗りは日本ペイントのパーフェクトフィラーを使用。こちらはシーラーとフィラーの機能を兼ね備え、ひび割れ追従能力にもすぐれた下塗り材です。下塗りは仕上げ材の無駄な吸い込みを抑えるほか、密着性をよくするためなど、仕上がりと耐久性保持のための重要な工程の一つです。高圧洗浄で汚れや旧塗膜の除去を行い、下塗りで下地を整えるまでを下地処理の工程に位置づけるところもございます。建物も塗装も土台(下地)がしっかりしてこそ安心できるものです。
「外壁(中塗り)」
下塗り後、十分に乾燥させてから中塗りの工程へ移ります。外壁の仕上げ塗料は日本ペイントのパーフェクトトップです。こちらの塗料は日本ペイント独自の技術により、日射により発生するラジカル(酸化チタンが紫外線を吸収することにより発生)を効果的に補足する仕組みを備えた塗料です。耐用年数はシリコングレードを越えると言われる優れた耐候性を備えているのが特徴です。色は日本ペイントの標準色の中から「NDー503」を選択。白調です。
「外壁(上塗り)」
全体的に色付けを行ったら、乾燥させ、二度目の塗り(上塗り)を行います。重ね塗りを行う事により、塗膜に厚みを持たせ、メーカー期待の耐候性保持力を発揮いたします。塗装はきれいに仕上げるのも大切ですが、その後の保持を意識に入れた塗り方、塗料の選択も重要です。また、環境や外壁材によって、より良い塗料や塗り方などもございます。色や塗料の種類についても事前に情報を集めておくのも良いでしょう。街の外壁塗装やさんでは、各種様々な塗料を扱っております。また、事前にカラーシミュレーションを行い、好みの色をお選びいただくこともいたしております。
「外壁塗装完成」
汚れが目立ち色褪せていた屋根も見事に甦りました。また、漆喰を詰めたおかげで屋根全体が引き締まり、H様も想像以上の仕上がりに大変喜んでいただけました。波型スレートでも下地や既存の屋根材の状況次第では、塗装によるメンテナンスは可能です。また、今回の様に棟とスレート材の隙間に漆喰を詰め直すこともできます。劣化具合などによっては塗装をお勧めできない場合もございますが、事前の念入りな調査により、現在の屋根(建物)の最善のメンテナンス方法をご提案いたします。
外壁は白調ですので、付帯部分のこげ茶がアクセントととなり、全体的にバランスの取れた仕上がりになりました。屋根のブラウン系も程よい主張を醸し出しております。シンプルながらもどことない存在感があり、全体を通してT様も大変満足されておりました。今後はより長く安心して過ごしていただける様にアフターメンテナンスも行いながら、T様とは末永くお付き合いをさせていただきたいと思います。
記事内に記載されている金額は2023年09月29日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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