剥がれた化粧モルタルの放置は危険！

　建物の基礎部分は、家の構造を支える非常に重要な箇所です。

　その基礎を保護し、美観を整えるために用いられるのが化粧モルタルです。

　しかしながら、経年劣化や施工不良などによってモルタルが剥がれてしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、内部への水の侵入によって構造に悪影響を与える可能性もあります。

　このように化粧モルタルが剥がれてしまった状態では、早急な対応が必要です。

モルタルの撤去作業で下地を整える

　まずは、浮いてしまったモルタルの撤去作業を行います。
 

　モルタルが浮いている箇所は接着力が失われているため、塗り直してもすぐに再劣化してしまう恐れがあります。

　確実に密着した仕上がりを実現するため、剥がれや浮きがある部分を丁寧に剥がしていくことが重要です。

下地処理：密着力を高めるためのプライマー塗布

　モルタルを塗り直す前に、下地にハイモルエマルジョンなどのプライマーを塗布します。

　これにより、下地コンクリートと新しく塗るモルタルとの密着力が向上し、長期的な耐久性が確保されます。

ベースモルタルで均一な仕上がりへ

　下塗りが完了したら、いよいよベースモルタルを使って左官仕上げを行います。

　今回使用したのは、HOUN ベースモルタルB。

　不燃・断熱・軽量といった特性を持ち、ノンラス工法にも対応しているため、さまざまな現場に適応できる優れた製品です。

　左官職人の手によって、丁寧に下地へ塗りつけられたベースモルタルは、見た目も整い、美しいラインが再現されました。

最終仕上げ：乾燥後の美観と保護性

　仕上げモルタルの乾燥を経て、基礎部分が見違えるように綺麗になりました。

　色むらや不自然な凹凸もなく、均一な仕上がりとなっています。

　化粧モルタルで仕上げた基礎部分は、美観の向上だけでなく、防水性や耐候性の向上にもつながります。

まとめ：定期的な点検とメンテナンスで長寿命な住まいに

　今回、横浜市港南区で行った基礎の化粧モルタル左官工事は、劣化したモルタルの剥がしから始まり、下地処理、再左官、仕上げまで丁寧に行うことで、見た目と機能性の両方を取り戻すことができました。

　今回の工事は約15万円（税込）で承っております。

　基礎のモルタルが剥がれていたり、浮きが見られるようになったら、それは住まいの寿命を縮めるサインかもしれません。

　街の外壁塗装やさんでは、現地調査・お見積りは無料で承っております。

　お気軽にご相談ください。