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    横須賀市の海岸沿いのお住まいの屋根点検

    更新日:2016年06月09日

    横須賀市のお客様から屋根塗装のご相談を受け、その事前調査を行いました。

     

    まずは棟板金から見ていきます。 この画像の金属、板金を雨押えや棟押さえと言います。その二つの呼び名を総称して一般的に棟板金と呼ばれます。では、棟板金の側面を見てください。クギが浮いてる、というか抜けてきてるのがわかりますよね。 棟板金の内側には貫板と呼ばれる木材が入っており、ここにクギを打って棟板金を固定しています。その貫板からクギが抜けてきているのです。非常に危険な状態です。 このまま放置しておくと、台風や強い風の時に棟板金が飛ばされてしまう可能性があります。

     

    余談ですが、この棟板金が台風の時に飛ばされて隣のお宅に駐車してあった車に当たってしまい大変な事に… なんて事もありました。深夜の出来事だったみたいで外に出ている人もいなく、怪我人もいなくて不幸中の幸いでした。 そのような事が起こる前にお手入れしないといけませんよね。そもそもクギが抜けてくる原因とは何なのか?というところなんですが、元々の施工不良を除けば、経年によるところが大きいのです。

     

    20160422_3833_R 20160422_4297_R

    この屋根(屋根材)はスレート瓦、スレート屋根、もしくはコロニアル・カラーベストなどと呼ばれています。ちなみにカラーベストとコロニアルとは商品名です。

     

    このスレート瓦、築年数が経つにつれて雨を弾かなくなり、スレート瓦そのものに雨水が染み込むようになります。スレート屋根が茶色く変色しているのを見たことがありませんか? あの茶色いのはコケです。雨水が染み込むようになりますと、水分を好むカビやコケが発生しやすくなります。

     

    ちなみに一般的にスレート瓦の防水性能が低下してくるのは新築してから7年目位です。防水切れといっても、すぐに雨漏りするわけではありません。スレート瓦の下にはルーフィングシートと呼ばれる防水紙が貼ってあり、それで染み込んできた雨水を防ぎます。

     

    防水切れのスレートが雨の日に雨水を吸い込み、晴れた日に乾くを繰り返していると棟板金の中にも湿気がこもります。貫板が湿った状態になると固定力が弱くなり、クギが抜けはじめてくるのです。今回、調査しました屋根にカビやコケの発生はありませんが、色が白く褪せてきています。スレート瓦も微妙に反っています。

     

    こちらのお住まいの修繕にあたってのご提案は浮いてるクギの締め直しとビスの増し打ち、そして屋根塗装になります。

     

    20160422_3240_R 20160422_4546_R

    屋根塗装をする、と言ってもただ塗れば良いという訳ではありません。屋根塗装したことにより雨が漏るということもあるので、施工方法には少なからず注意が必要です。 そういった注意点も踏まえたうえで最適なご提案をさせていただければと思います。

     

    屋根外壁塗装工事等についてご質問やご不明な点等ございましたら、フリーダイヤル0120-989-936までお気軽にお問い合わせください。


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