更新日：2023年01月11日

屋上防水に亀裂ができてしまった

　川崎市麻生区早野にお住いのお客様より、屋上の防水に亀裂ができて雨漏りを起こしてしまったので調査・見積をお願いしたいとお問い合わせをいただき、現地調査にお伺いしてきました。全体的に緑色の防水仕上げとなっており、築30年程とお伺いしていましたが、それにしてはキレイな状態でした。詳細をお伺いすると、いたたまれない現実が明らかになりました。

既存のシート防水の上からウレタン防水をかけていました

　防水の仕上がりを見てみると、点付けされたディスクと等間隔のシートの跡が見え、もともとの防水は機械固定式のシート防水が施されていたことがわかります。約2年程前に数百万円をかけて屋上防水工事を行ったとのことでしたが、既存のシート防水の上からウレタン防水を施しただけの工事をしたようです。確かに施工範囲が広いので高額な工事になることは間違いないですが、ただのウレタン密着防水で数百万というのは明らかに高すぎます。施工した業者さんは倒産して今は連絡がつかないとのことでしたので、良くない業者さんで工事してしまったと考えざるを得ないでしょう。

現場状況に合わせた施工を的確に判断しましょう

　もともとのシー防水の上にウレタン防水をかけただけなので、シートが劣化して裂けてしまったことをきっかけにウレタン防水もつられて破れてしまっています。シート防水の上からウレタン防水をかける工事は決して間違った工事ではありませんが、既存のシートの劣化具合を判断しないと今回のような結果になってしまいます。現在の状態に適した工事なのか判断することは難しいですが、何社さんか見積をとることで判断できることもあります。

　私たち街の外壁塗装やさんでは、緊急事態宣言解除後も新型コロナウィルスへの感染対策としてマスクの着用・手指の消毒を入念に行っています。お問い合わせの際はご安心いただければ幸いです。

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