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更新日 : 2024年05月15日
更新日 : 2024年05月15日
事例で紹介!外壁塗装のトラブル対策!
外壁塗装にまつわるトラブルや落とし穴については、口コミサイトや身の回りの人から聞くと、心配になることがありますよね。2022年には、国民生活センターに寄せられた塗装工事に関する相談が3,860件も寄せられました。
外壁塗装は費用がかさむため、お客様には絶対に後悔してほしくありません。優れた業者であっても、お客様との意識のずれからトラブルが生じることもあります。
本記事では、外壁塗装のトラブルの実例と、問題が生じた際の対処法について詳しく紹介いたします。外壁塗装のトラブルを避け、充実した塗装工事を実現させましょう。
目次
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訪問業者との契約トラブル
「外壁塗装がお得にできるチャンスです!」
そんな謳い文句で、突然訪問してくる営業マンもいるようです。足場代不要でできる、モニター価格で低料金などの言葉で、お得感を全面的にアピールしてきます。こういった業者に多く見られるのは、即決させることです。また、あたかも緊急を要する状態であるように切羽詰まった雰囲気で、畳みかけるように脅してくるような悪徳業者も残念ながらいます
「このままだと雨漏りしますよ」、「外壁が崩れてきて大変なことになりますよ」、「近所の方に迷惑をかけてしまいますよ」など、いろいろな言葉で工事をさせようとしてきます。こういった業者も、やはり即決させようとするのが特徴です。
ではどうして、すぐに契約させようとするのでしょうか。理由は大きく2つあります。一つは、他者に相談させないようにするためです。もう一つは、気が変わってしまうのを避けるためです。
訪問業者に限ったことではありませんが、大幅値引きをアピールしてきたり、即決させようとしたりする業者はおすすめできません。なぜなら、大幅値引きをすることで、安全な工事ができない心配があるからです。そもそも、本当に値引きされているのかも疑問です。また、大きなお金が必要になる工事なのに、お客様に考える時間を設けないというのはいかがなものでしょうか。
調査に時間をかけずお見積書を作成したり、説明が簡素であったりする業者もおすすめできません。
信頼できる業者とは、きちんと調査をおこない、どのような問題がありどんな工事が必要であるのかを丁寧に伝えてくれるところです。そのような業者は、お見積書にも詳細が記載されています。
見積書や契約書に、「一式」とだけ記載し、細かい工程や単価が記載されていないという場合も、慎重になった方が良いでしょう。
このようにトラブルを避けるためには即決をしないことが大切ですが、もしも契約してしまったという場合はクーリングオフ(契約解除)をご検討ください。訪問による契約の場合、書面で契約を結んでから8日以内なら解除できます。
さらに「契約書がない」、「クーリングオフが不可の工事だと言われた」という場合は、不当な契約と認められ、8日を過ぎてもクーリングオフが可能なケースもあります。
依頼していた工事内容や塗料が違っていた
「この部分を工事してほしい」、「この資材でやってほしい」、「この塗料で施工してほしい」。工事内容や資材などについて伝えていたはずなにに、実際工事が終わって確認したら違っていたということもあるようです。こういったトラブルが発生する場合、その多くが不明瞭な契約書になっています。
☑ 塗料名とメーカー名の記載がない
☑ 使用する資材が詳細に書かれていない
☑ 塗装範囲の記載がない
☑ 工程の記載がない
契約書は、大切なものです。しかしながら、あいまいな記載になっていたり、「一式」として記載されていたりすると、後でトラブルが発生しやすいため注意が必要です。あいまいな契約を結んでしまえば、トラブルが起こった際にもめやすくなります。
トラブルを回避するためには、契約書をしっかり確認してから依頼することも大切ですが、その前に見積書のチェックをすることも必要です。見積書や契約書に、きちんと詳細が記載されているかどうかが、良い業者を判断する大きなポイントと言っても過言ではありません。
また、費用の安さだけで依頼する業者を選ぶのも危険です。なぜなら、安心できる工事をしてもらえなかったり、グレードの低い塗料が使用されたりすることもあるからです。
信頼できる業者であれば、すべてにおいて分かりやすい対応をします。分かりやすい見積書と契約書、分かりやすい説明、お客様の質問に丁寧に答える姿勢など、あらゆる面でそれが伝わってくるはずです。
口約束のみで契約書がない
口頭だけで契約してしまうケースもあるようです。契約書を用意しないで進めてしまうのは危険です。知り合いから紹介された業者に依頼する場合などでも、このようなやり方が見られますが、トラブルになりやすいので必ず契約書を交わすようにしましょう。依頼した工事内容や費用が異なり、もめてしまうこともあるからです。また、どのような工事をしてもらったのか、後で質問しにくいなどの心配もあります。
依頼した業者に悪意がなくても、お互いの認識に違いがあり不愉快な気持ちになることもありますので、必ず使用する塗料名、工程内容、料金などがきちんと記載されている契約書を作成してもらいましょう。工事の途中で追加、変更工事が発生した場合も、書面でお受け取りいただくようにしてください。
想像していた色と異なっている
塗装後、「イメージしていた色と違っていた」という話を聞くことがあります。もしかしたら、塗料を間違ったのではないかと不安になってしまいますよね。
確かに、なかにはそういった失敗もあるかもしれませんが、多くの場合はこれとは違った理由があります。サンプルを見て、気に入った色を選ぶことが多いのですが、同じ塗料でもサンプルでの見え方と実際の見え方が異なる場合もあり、イメージと違うと思ってしまうのです。
面積効果
同じ色であっても、面積によって見え方が異なります。小さい面積よりも大きな面積の方が明るく感じられるのですが、これを面積効果と言います。サンプルは小さな面積になっているため、外壁のような大きな面積に施工すると明るく感じられます。
このような特徴があるので、色を決める際には、希望の色より少し暗いと感じるものを選んでいただくことをおすすめします。
天気や時間帯によっても見え方が異なる
晴れた日、曇りの日など天気によっても見え方に違いがあります。また、日中と夕方でも色が異なって見えます。光の加減や差し方、影によって感じる色が異なってくるのです。
よりイメージに合った色選びをするためにも、室内だけではなく外でもサンプルを確認してみましょう。A4サイズの塗板を用意してもらい、外で確認するとより良い判断ができます。
追加料金が発生した
契約後に、追加料金が発生することもあります。たとえば、工事内容や資材、塗料に変更がある場合です。外壁塗装のみの予定が、屋根も一緒に塗装することになったり、塗料のグレードを上げたりすると費用は上がります。また、実際に外壁を剥がしてみた際に、初めて大きな問題が分かった場合も追加料金が発生するかもしれません。
こういった変更や、調査ではどうしても気付くことができない大きな問題を発見した場合以外は、基本的に追加料金は発生しません。しかしながら、安い工事費用を提示しておいて、工事を開始してから納得できるような説明もなく追加料金を請求してくるケースもあります。
このようなトラブルを避けるためにも、見積書を出された際に「これのほかに、費用が必要になる可能性はありますか」と確認してみましょう。信頼できる業者であれば、きちんと説明してくれます。
車や玄関、庭が汚された
工事中に、塗料が飛び散り、周囲に置いていたものが汚されたというトラブルもあります。車や植木などに塗料が付着してしまうようなことは対策によって避けなければいけません。
こういったことを防ぐために、前もって養生についてきちんと確認していくことをおすすめします。
通常、塗料の飛び散りから守るために、飛散防止ネットでお住まいの周りを囲ってから施工を始めます。また、お庭や玄関の周りには別途シートを被せて対策することも可能です。
ただ、もしものために備え、できるだけ大切なものは移動させたり物置などに入れて保管したりしましょう。それでも心配な場合は、一言「ここに置いていても大丈夫ですか?」と確認しておくと安心です。
ご近所さんからクレームを受けた
外壁塗装に限らず、家の工事をおこなう場合、少なからずご近所様に影響があります。どんなご住宅でも、いずれメンテナンス工事やリフォームが必要になるため、お互いに許容しあうことが大切です。とはいえ、突然工事が始まれば、驚かせてしまったりストレスを与えてしまったりする可能性もあります。
大きな車が行き来したり、塗料のにおいや工事の音などが出たりするため、気になる方もいるでしょう。もしも事前になんの知らせもなく工事が始まってしまっては、「一言先に言ってくれれば良かったのに……」と、思われるかもしれません。
このようなトラブルを防ぐために、工事前にご近所様にあいさつをすることが大切です。この一言があるかないかで、ご近所様に与えるイメージが大きく異なるからです。
街の外壁塗装やさんでは、必ずスタッフがご近隣にお住まいの方へご挨拶に伺います。工事内容や日程、担当者の名前などをお伝えし、ご近所の方に不安のないようにいたしますのでご安心ください。
塗りムラや塗り残し
外壁塗装がきちんとおこなわれていないと、見た目が悪くなるだけでなく、耐久性にも影響を与え外壁をしっかり守ることができません。塗りムラ、塗り残しはあってはならないことです。
工事が完了した後に、塗り残しに気づくこともあり、どうすれば良いか悩む場合もあるかもしれません。しかし、先にご紹介しているように、塗膜が早い段階で劣化して外壁を正しく保護することができなくなる可能性がありますので、早めに連絡して対応してもらいましょう。
エアコン室外機の裏側、窓枠、軒天などは、塗り残しが起こりやすい場所です。引渡し前に、ご自身の目でも確認するようにしてください。
きちんとした業者であれば、隅々までチェックして、問題がないことを確認してから引き渡しへと進めてくれるはずです。経験や知識から、どの部分に塗り残しが起こりやすいのか理解しています。
実績があまりない業者や、そもそも信頼できないようないわゆる悪徳業者の場合は、塗り残しが起こりやすい場所を理解していないだけでなく、施工そのものが雑である場合も少なくありません。きれいで安心できる仕上がりにするためにも、業者選びは重要です。
すぐに剥がれてきた
せっかく塗装したのに、それほど経っていないうちに塗膜が剥がれてきた……日に日に剥がれがひどくなってきた……これらの症状は施工ミスである可能性が高く、あってはならないことです。
確かに、塗料の耐用年数が近づいてくれば、こういった症状が見られることもあります。しかしながら、塗装から1年も経過していないのにこのような問題が起こるのは、施工不良の可能性が高いと言えるでしょう。考えられる原因は、洗浄や乾燥時間、下地処理などのミスです。
きちんとした業者に依頼していれば、こういったトラブルはほとんどないと言って良いでしょう。万が一トラブルが発生しても、施工不良の際にもしっかりした保証を設けていますので安心して施工をすすめることができます。
しかしながら、信頼に値しない業者の場合は、このようなトラブルが起こりやすい傾向があります。トラブルが起こりやすい分、それを見越して保証を設けていないこともあるかもしれません。
適切な施工をしていない、しっかりした塗料を使っていないなど、後に不安が残るような工事をされてしまうかもしれません。
費用が極端に安い業者はその分熟練の職人が施工してくれない、工程を省かれてしまう、塗料を規定量塗ってくれないなどリスクが高いので、費用の安さで選ぶことが危険であることをご理解いただきたいと思います。
リフォーム瑕疵保険への加入もおすすめです。
リフォーム瑕疵(かし)保険とは、万一施工不良があった際にその補修費用の80%相当が保険で賄えるというものです。
塗装業者が瑕疵保険登録事業者であれば、契約時に瑕疵保険に加入しておくことができます。(別途保険料が掛かります。)そのため、工事を依頼する際には業者が瑕疵保険登録事業者であるかどうかも、一つの判断指標になります。
また瑕疵保険に加入すると、工事完了後に第三者である保険法人の検査員(建築士)によるチェックもあるので安心です。
問題解決が難しい場合は?
トラブルが発生し、自身では解決ができない場合は、「国民生活センター」や「住まいるダイヤル」などの第三者機関への相談をおすすめします。なかなか話が進まない、そもそも話を聞いてくれないなど困った時は、是非ご検討ください。
・国民生活センター(消費生活センター)
https://www.kokusen.go.jp/map/index.html
・住まいるダイヤル
https://www.chord.or.jp/index.html
繰り返しになりますが、外壁塗装は見た目を良くすることだけが目的ではありません。外壁材や躯体を守るためにも、必要になるものです。そのため、信頼できる確かな業者に依頼することが、何より大切なことだと言えます。
外壁の種類や状態に合わせて施工することも必要です。また、塗り残しや塗ムラがないように、隅々まで気を配りながらおこなうことも求められます。このように、きちんと建物を守ることができるように塗装するには、経験や知識、技術が必要になります。
安心安全な外壁塗装をおこなうために、いかにトラブルを避けることができるかといったこともポイントになります。依頼する業者を吟味すること、見積書や契約書の中身をしっかり理解すること、塗料それぞれの特徴を理解してから選ぶこと、イメージに合った色を選ぶことなど、注意しておきたいことがたくさんあります。
また、塗装を依頼する側が受け身であってはいけません。最も尊重されるべきは業者側ではなく実際にお住まいを管理されているお客様ご自身ですので、分からないことや疑問に思うことは質問して、不安を取り除いてから工事を始めてもらうことも大切です。そこに遠慮は一切いりません。きちんとした業者であれば、お客様の不安を解消してから施工を始めたいと思いますし、お客様に本当に喜んでもらいたいと思っているからです。
街の外壁塗装やさんでは事前に入念な調査とお打ち合わせをおこない、お客様に納得していただいてから施工を始めるよう努めております。お客様との間に、行き違いがないように注意しながら慎重にすすめています。
契約前、契約後、工事中、いつでもお気軽に質問してください。そして、自慢したくなるような素敵な外壁塗装を完成させていきましょう!
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