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軒天のひび割れの原因は?リスクと補修・対策方法
更新日:2024年10月24日
軒天(のきてん)は、建物の屋根から突き出た天井部分で、外壁と屋根の接合部を覆っている箇所です。
軒天は住宅の外観を美しく保つためだけでなく、外部の要因から建物を守る重要な役割も担っています。
しかし、軒天が劣化しひび割れが発生すると、建物全体の耐久性が損なわれることがあります。
この記事では、軒天のひび割れの原因、リスク、補修方法、そして予防策について詳しく解説し、軒天を守るための有効な対策を紹介します。
軒天のひび割れのリスク
軒天にひび割れが発生すると、まず見た目が悪くなり、住宅の美観が損なわれますが、それ以上に深刻なリスクも存在します。
ひび割れから雨水が浸入し、内部に水分が溜まることで、カビや腐敗、雨漏りが発生する可能性があります。
ひび割れが大きくなればなるほど構造的な問題が発生し、修繕コストが大幅に増える可能性もあるため、早期の対応が必要です。
軒天の種類
軒天には使用される材料によってさまざまな種類が存在します。
それぞれの材料には特徴があり、ひび割れの発生しやすさや耐久性に違いがあります。
ここでは主な軒天の種類とその特徴について説明します。
木材系
木材系の軒天は通気性が良く、自然素材の温かみが感じられる点が魅力です。
しかし、湿気や経年劣化により、ひび割れや腐食が発生しやすいという注意点があります。
そのため、塗装によって表面を保護し、防水性を高めてあげることが大切です。
主な種類
ベニヤ板(合板):ベニヤ板は薄くスライスした木材のことで、ベニヤを複数枚重ね合わせて接着した板材をベニヤ合板と言います。ベニヤ合板は比較的安価ですが、近年ではケイカル板が多く採用されています。
化粧合板:化粧合板も木材を重ね合わせてつくられた合板で、表面に化粧材が施されており見た目の美しさが特徴です。デザイン性に優れ、ベニヤ板よりも対候性に優れます。
セメント系(不燃建材)
セメント系の軒天は耐久性が高く、腐食や火災にも強い軒天材です。
ただし吸水の影響を受けやすいため、湿気を吸い込むとひび割れが発生することがあります。
主な種類
ケイカル板:ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)は、ケイ酸カルシウムを主成分とした軽量で耐火性の高い建材です。価格は安価である一方、柔軟性が低いため割れに注意が必要です。
フレキシブルボード:柔軟性があり、割れにくいのが特徴です。性能に優れる分価格は高めで、ケイカル板と比較すると、表面がざらざらとしているため汚れが付着しやすいという特徴があります。
モルタル:セメントと砂を混ぜて作られる素材で、外壁材としても多く使用されています。耐久性に優れますが外壁材としてもひび割れが発生しやすい建材であり、塗装メンテナンスが必須です。
金属系
金属系の軒天は、耐久性に優れ、近年では錆への耐性も高まっています。
ひび割れの心配は少なく、耐候性が高いため、商業施設や工業建築などでも広く採用されています。
主な種類
ガルバリウム鋼鈑:鉄鋼板に亜鉛、アルミニウム、シリコンの合金をコーティングした金属製の建材です。耐食性に優れ、軽量でありながら強度が高く、屋根や外壁、軒天の材料として幅広く使用されています。
アルミスパンドレル:軽量なアルミニウム製の板材で、住宅よりは主にビルや商業施設で使用されます。高価ですが、その分耐久性も高いため長期的なパフォーマンスに優れています。
ひび割れの原因
軒天にひび割れが発生する原因は、使用されている素材によって異なります。ここでは、木材系とセメント系それぞれのひび割れの主な原因を解説します。
木材系
木材は湿気や乾燥による影響を受けやすく、耐久性が低下することで亀裂の原因となることが多いです。
特に、長期間雨に晒されると腐食が進み、損傷が広がりやすくなります。
また、適切な防水処理(塗装)が施されていない場合、さらに劣化が早まります。
セメント系
セメント系の軒天は、吸水後、乾燥時に収縮する性質があり、これがひび割れの主な原因です。
そのため、吸水を防ぐためには木材と同様に定期的な塗装メンテナンスが重要となります。
長期間の使用や強い風雨に晒されると、経年劣化で割れが生じることがありますので、劣化を放置せず早めの対応を心掛けるようにしましょう。
ひび割れ補修の方法
軒天のひび割れを放置すると、建物全体に悪影響を与える可能性があるため、早めの補修が重要です。ここでは、主な補修方法について紹介します。
軒天張り替え・増し張り
ひび割れが深刻な場合は、軒天の部分的な張り替えが必要になります。
被害が一部である場合は部分張替えで対応が可能ですが、雨水による内部の腐食が進行している場合などは全体的な張替えが必要になる場合があります。
また、既存の軒天の上から新しい軒天を重ねる増し張りも有効です。
シーリングで補修
ひび割れが小規模であれば、シーリング材を使った補修が可能です。
シーリングは、窓やドア、壁の目地などで使用される材料のことで、主に防水や防風、気密性を高める目的で用いられます。
ひび割れ部分にシーリング材を充填し、隙間を埋めることで雨水の侵入を防ぎます。
ひび割れ対策には塗装が有効
軒天のひび割れを予防するためには適切な塗装が有効です。塗装によって防水性や耐候性が向上し、ひび割れのリスクを低減できます。
木材系、セメント系の軒天ともに吸水の影響を防ぐことが重要であるため、定期的な軒天塗装をすることで表面を保護し、雨水による影響を抑制してあげましょう!
まとめ
軒天のひび割れは、建物全体に悪影響を与える可能性があるため、早めの対策が重要です。
使用されている素材に応じた補修や予防策を講じることで、長期間にわたって美しい外観と機能性を維持することができます。
私たち、街の外壁塗装やさんは軒天のひび割れ補修や軒天塗装にも対応した外装リフォームの専門店です。
調査・お見積りは無料で承っておりますので、軒天などお住まいのことでお悩みの際はぜひお気軽にご相談ください!
記事内に記載されている金額は2024年10月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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