更新日：2025年05月09日

外壁塗装に使われる塗料の中でも、ひび割れに強い「弾性塗料」は特にモルタル外壁に多く採用されています。
柔軟性のある塗膜で下地の動きに追従し、クラック（ひび割れ）を抑えることができるため、モルタル外壁との相性に優れます。

しかし、そんな弾性塗料にも「通気性がない」という弱点があることをご存じでしょうか？ この問題が放置されると、塗膜の膨れや剥がれといったトラブルにつながる可能性があります。

この記事では、弾性塗料のメリットと弱点、そしてそれらを解決する通気性を確保した弾性塗料　エラストコートについて詳しくご紹介します。

弾性塗料の特徴

弾性塗料とは、ゴムのような柔らかい塗膜を形成し、外壁に発生する細かなひび割れに柔軟に対応できる塗料のことです。
モルタル外壁などは経年劣化でひび割れが起こりやすく、その補修・予防の目的でよく使用されます。

主な特徴としては以下の通りです。

・柔軟性が高く、ひび割れに追従する

・防水性に優れている

・下地の動きを吸収する性能がある

これらの性能によって、外壁の劣化を抑え、長期的に建物を守る効果が期待されます。しかし、良いことばかりではなく、ある欠点があることも忘れてはいけません。

弾性塗料の通気性問題とは？

弾性塗料の大きなデメリットは「通気性がない」ことです。つまり、塗膜が外壁の中から発生する湿気を逃がしにくくしてしまうのです。

モルタルなどの素材は呼吸性が高く、内部の湿気を自然に排出しますが、弾性塗料で密閉してしまうと湿気がこもり、以下のような問題を引き起こすことがあります。

・塗膜の膨れや剥がれ

・建材の劣化促進

特に日当たりが悪く湿気がこもりやすい場所では、これらのトラブルが数年で発生することもあります。こうした問題を避けるためには、通気性を確保できる塗料の選定が重要です。

エラストコートとは？通気性を確保した革新的な塗料

そこで登場するのが、通気性を備えた弾性塗料「エラストコート」です。

エラストコートは一般的な弾性塗料と同じように柔軟性を持ちながら、内部の水蒸気を外部に逃がす透湿性を兼ね備えています。つまり、「外部からの水は通さず、内部の湿気は逃がす」理想的な塗料なのです。

エラストコートの特徴

・弾性塗料と同等の柔軟性

・透湿性により湿気を逃がす

・紫外線や雨風にも強い耐久性

・ひび割れの再発防止にも効果的

これにより、従来の弾性塗料では避けられなかった「塗膜の膨れ」や「通気性の問題」を大幅に軽減することができます。

エラストコートはモルタル外壁と相性抜群

モルタル外壁は、画像のように微細なひび割れが起こりやすい素材です。
そのため、柔軟な塗膜を持つ弾性塗料が効果を発揮しますが、通気性のなさがトラブルの元となることもしばしばあります。

エラストコートはこの両方の問題を同時に解決できるため、モルタル外壁には特に相性の良い塗料といえます。

モルタル外壁に使うメリット

・クラックへの追従性が高い

・湿気を逃がすので膨れのリスクを抑制

・長寿命でメンテナンス回数を減らせる

「柔らかいけど呼吸できる」塗膜は、モルタルの性質をしっかり活かしながら外壁を守ってくれるのです。

まとめ

弾性塗料は外壁のひび割れ対策として非常に効果的な塗料ですが、「通気性がない」という構造的な弱点を持っています。
その結果、膨れや剥がれ、内部の結露といったトラブルに発展するケースも。

今回ご紹介した「エラストコート」は、弾性の柔軟性と透湿性を兼ね備えた革新的な塗料であり、モルタル外壁との相性も抜群です。
外壁塗装において塗料選びは非常に重要ですので、通気性も考慮したうえで最適な塗料を選びましょう。

私たち街の外壁塗装やさんでは、エラストコートを使用した施工にも対応しております。
ご相談やお見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせください！

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