更新日：2016年05月30日

暑さにもようやく慣れてきた感じがする今日この頃です。日差しが強いと家の屋根や外壁、木部や鉄部なんかもかなり負担がかかります。雨が降った日に木部なんかが水を吸い、次の日に強い日差しを受けると木材は反ってきたりします。その代表例が屋根の側面に付いている破風板と呼ばれる部分です。軒天や霧除けと呼ばれる部分も傷みやすいところです。今回お問い合わせ頂いたお宅様はそんな木部の中でも霧除けを見て欲しいというものでした。霧除けとはよく勝手口に付いている庇や窓の上に付いている小さな屋根のようなやつです。

 

霧除けの角の所が塗装が剥がれてむき出しになっていますね。角に打ってあるクギも錆びてきています。おまけに側面の木から吸った水が軒裏にまで回っています。まだ腐ってはいない様子ですが、軒裏は張り替えた方が良いでしょう。このまま塗装しても下地の傷みが激しいとすぐに塗膜が剥がれてきてしまいます。では側面の木はどうでしょうか。若干反りはあるもののまだ塗装してあげれば大丈夫です。ケレン作業と言って木の表面をキレイにサンドペーパー掛けをしてあげて、下塗りから塗装してあげれば大丈夫でしょう。ちなみに一度反ってきたものはもう直りません。あくまでもこれ以上反らせないために塗装をしてあげるのです。

 

所々、木部が傷んでいますが交換するような所は軒裏が何か所かある位でしょうか。霧除け一つからでも精一杯塗らせていただきます。今回は霧除け一つから木部の全体的な塗装工事をご提案させていただければと思います。

 

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