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横浜市栄区で築20年スレート屋根の過去に屋根塗装したかどうかを調査
更新日:2018年09月23日
本日は築20年は最低でも経っているという木造2階建ての横浜市栄区のお宅に、屋根の状態がどんなものか調査した上で、どのようなリフォームが最適かの提案をしてほしいとのご依頼を頂きましたので、お伺いした時の様子をお伝えいたします。
最低でも20年が経過ということは、屋根材以外にもその下にある防水紙の傷みも気にしなければならない時期です。さっそく上ってみます。
【一度も塗装をしていないとなると?】
こちらのお宅はいつも使います3連梯子を架けるスペースが見つからなかったため、バルコニーから下野(げや)に降り、そこに写真左上に見えますように脚立を置いてそちらから屋根に上ろうと段取りをしていましたら、2階屋根に上がる前に下野におかしいところが見つかった為先に下野から調査しました。
赤丸に囲んでいる所は片方はクラックが酷くスレートが欠けているところ、もう片方は何故かスレートの重なり部である小口(こぐち)にシートを入れ込んでありました。
ここは本来であれば屋根材の裏に回り込んでしまった雨水の逃げ道や屋根裏の湿気などを逃がすために隙間が無いといけないところですが、塞いでしまっているためこちらの内部は雨水が留まってしまっている可能性が強いです。
【屋根材の中に苔や藻、カビが・・・】
多くのクラックがあり、よくよく見てみますと誰かしらが補修した後がありました。コーキングを使って補修している箇所が多く見受けられましたが、ここは本来は雨水の通り道でもあるので塞ぐとこのように屋根材の隙間の奥に藻やカビが生えてしまっています。これほどになると、建物にとっては水は大敵。汚れに弱い屋根になってしまっています。築年数を考えますとこの下にあります防水紙の劣化も頭に入れないといけません。防水紙も耐用年数がありますので、こちらも劣化が進むと雨漏りに繋がります。
クラックが多いとは先ほど書きましたが、ついでといってはなんですが隙間があれば埋めてしまえ、かのごとく本来しなくてもいい所にコーキングがうってあり、水の流れを止めてしまっており、付近の屋根材は撥水効果もなくなり、歩くとズルズル滑る屋根になってしまっています。こちらは北面で下野ということもあり、日当たりも常に悪い、水捌けが悪い、結果コケや藻が生えやすい環境という建物にとって悪者であるこれらにとっての良い環境が出来てしまっています。築年数を考えるとおそらくもう葺き替えしか選択肢はないでしょう。
化粧スレートは基本は10年に一度、塗装しましょう。美観を損ねるだけではなく屋根材の寿命も縮めてしまい、本来の耐用年数ほどもたない事になってしまいます。
しかしなかなかご自分で屋根に上がる事は困難です。危険ですので専門家に任せてください。
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記事内に記載されている金額は2018年09月23日時点での費用となります。
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