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    本日の現場ブログ

         

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    横浜市神奈川区平川町にて屋根塗装の為に点検調査、塗装が必要なのは二階の屋根だけとは限りません

    更新日:2019年05月24日

    本日は横浜市神奈川区平川町にあります、築20年以上経過したお客様宅へ塗装工事の為に事前点検調査に伺った様子を紹介します。

    以前二階屋根の塗装工事を行った時に一緒に塗ってもらっていたと思っていらっしゃったようですが、塗っていなかったかもとの事がきっかけでした。

    今回見させていただいたのは、「下屋」と呼ばれる一階の屋根にあたる部分です。

     

     

    下屋がありましたがお見積に下屋塗装の項目がなかったようです

    塗装してもらったと思っていたら塗られていたなかった下屋

     

    こちらは地面が近いとお分かりいただけると思いますが、一階の屋根にあたる下屋(げや)と呼ばれる箇所です。もちろんスレート屋根など、塗装で保護が必要な場合は屋根塗装工事時に一緒に塗装するのが一般的です。しかし、今回は実は塗装されておらず建てられた当時のままだったそうです。

    (塗装で保護が必要な理由はこちらをご覧ください。)

     

    気になるのは小口のに雨水が染みてしまった事による変色

    小口に雨水が溜まりそれを吸収しまったスレート表面が白く変色 小口に水が染みて変色する場合、多くは屋根材の裏側に雨水がまわりこんだ結果です。なぜならスレート屋根は重なっていて普段見えない箇所や屋根材の裏はコーティングがされておらず、水がまわってそのまま乾かずに時間が経過すると吸収し劣化します

     

    スレート屋根表面をよく見ると、重なっている部分が横に白く変色しているのが確認できます。こちらは小口と呼ばれるスレート屋根材の重なっている部分となります。

    こちらは通常湿気や屋根材の裏に降雨時の雨水がまわってしまったときの逃げ道として、少し隙間が開いているのが通常です。毛細管現象や屋根材の裏に雨水がまわりこんだのが、ちょうど重なり部分に留まってしまい、乾燥がなかなかできない北面などではそこからスレート屋根材が雨水を吸収してしまい屋根材が劣化し白く変色してしまっているのです。

    もちろん塗装工事時はここに隙間を設けなくてはいけませんので、縁切りとしてタスペーサーを差し込み隙間を作り出します。

    またスレート屋根はセメント軽量瓦ですので、水を吸いやすいというのもあります。吸ってしまった状態を気づけず放置してしまうと厳しい外的要因により屋根材にクラック(ひび割れ)が入ったり反りが出てしまう事もあるために、はっ水効果が見れなくなったスレートはどの部位も関係なく塗装で保護が必要です。

     

    屋根と壁との取り合いの雨仕舞として板金が設置してあり、そちらにはコーキングが打たれています。こちらも経年で劣化するのでコーキングは新しくしなくてはなりません コーキング自体も割れが酷く、このままですと割れたコーキングから雨水が伝わり雨漏りにつながる恐れもあります

     

    写真左は、壁と屋根のぶつかる箇所には雨水が入らない様に雨仕舞がしてありますが、赤く囲んだ所を近くでみた所が写真右です。コーキングが打たれていますがひび割れしてしまっており、傷みが出ているのが分かります。窯業系サイディング外壁では目地と呼ばれる外壁同士のつなぎ目にも使われますし、サッシなどのまわりにもコーキングが使われています。

    コーキングが切れたり割れたりなどの傷みが出ていると、気づかないうちに建物の躯体に雨水が染みてしまう事もある為に早めの修繕が必要です。

    今回は下屋の塗装のご提案と同時に行っていなかったコーキングの補修も行う事で、出費額がかさむ屋根工事を行う前に塗装をする事となりました。

    塗装工事を頼んだのに、調査時に傷みを見ているはずがそれをお客様に伝えていない業者もいるようです。調査はきちんとしてくれる業者を選びましょう。


     記事内に記載されている金額は2019年05月24日時点での費用となります。
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