更新日：2022年04月20日

　横浜市戸塚区深谷町にお住いのお客様より点検のご依頼をいただき現地調査へ伺いました。「強風の際に軒天が剥がれてしまった」とのことでした。軒天は、下から見上げることが可能な位置にあり、屋根に上がらなくても異変に気付くことが可能です。台風など、強風後にはご自身でチェックされることをおすすめします。

軒天の状態

　2階軒天の破損を確認しました。軒天の下地の木材も落ちそうな状況でしたので、早急な対応が必要です。このような場合は、工事着工までに症状が悪化しないよう、養生をすることをおすすめします。軒天に穴が開いたまま放置した場合、鳥が巣を作ってしまったり、ハクビシンなどの動物が入り込むなど鳥獣被害に遭う可能性もあります。

破風板塗装と軒天交換のご提案

　軒天は、棟方向にもう一箇所破損があり、穴が開いていました。また、破風板（はふいた）の塗装剥がれも修繕が必要な状態でした。破風板は、木材のほか、金属系、窯業系などの種類があり、これまで木材系が主流でしたが、現在では耐火性や耐久性の高い金属系や窯業系などが多く使われています。破風部分は、常に紫外線や雨・風に晒されているため、塗装の劣化は免れません。表面の塗膜により防水性を維持していますので、塗膜が剥がれたままでは破風板の腐食や劣化が加速してしまいます。

　また、トタン外壁の塗装剥がれも全体的に見受けられました。リブ波トタンという種類の外壁材で、和風住宅の外壁材としてよく使われてきました。トタンは薄い鉄板に、亜鉛でメッキ処理したものです。薄く加工されているため、軽いという利点もあります。飛来物などで傷が付いたり、表面のメッキ成分が減少すると、そこから錆が発生してしまいます。そのため定期的な塗装によるメンテナンスが必要になります。

　調査の結果、軒天については、火災保険を使用して復旧工事となります。併せて、破風板補修と、部分的な外壁塗装で足場を有効に活用する内容でご提案となりました。

火災保険適用工事

　破損していた軒天部分を剥がし、張替え工事を行いました。外壁のトタンは、現在のお色味と少しでも合うように調合し施行しました。今回、足場代も原状回復に必要な費用として火災保険の風災補償が適用されましたので、お客様の費用負担軽減になりました。

　今回のように、復旧工事をする際「せっかく足場を組むなら、出来る範囲で別の部分も直したい」というご要望も多くいただきます。私たち街の屋根やさんでは、お客様のご要望と、現状で最適なメンテナンスのご提案をいたします。是非、経験豊富なスタッフに何でもご相談ください。

参考価格

●軒天張り替え：税込10,450円/㎡～
●外壁塗装2,860円／㎡～

　記事内に記載されている金額は2022年04月20日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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