更新日：2023年09月29日

　築22年のお住まいで、塗膜が剥がれ亀裂も発生していたスレート屋根へ屋根塗装工事をさせていただきました。色褪せや汚れも見られ、塗膜の剥がれと亀裂によって屋根の表面は荒れた状態です。そんな荒れてしまったスレート屋根でも、適切に対処することで屋根塗装によるメンテナンスをすることができます。調査から塗装までの様子を一緒に見ていきましょう！

補修前の状態

　こちらが今回ご依頼をいただいたスレート屋根です。全体的に色褪せや汚れ、塗膜の剥がれなどが見られます。亀裂が発生している箇所もあり、このまま放置をしてしまえば被害が広がり雨漏りが起きてしまうことにもなりかねない状態でした。また、前回の塗装時に縁切り作業がされていなかったようで、各屋根材の端が雨水を吸い込んでしまい黒い染みとなっています。
→スレート屋根塗装時に欠かせない縁切りについて詳しくはこちら

補修・塗装前にまずは高圧洗浄

　汚れが蓄積している、塗膜が剥がれかけているという場合にそのまま塗料を塗っても、またすぐに剥がれてしまいます。まずは高圧洗浄によって汚れと剥がれかけた塗膜を落とし塗装のための準備をしていきましょう。
　洗浄後、緑色のスレート屋根に黒い部分が露出しました。これはスレートの素地が見えている状態であり、剥がれかかっていた塗膜が除去されたということがわかります。

下塗り材で荒れたスレート表面を補修！

　洗浄した屋根の水分が乾いたら、荒れた表面を均すためベスコロフィラーHGという下塗り材を塗布していきます。
　荒れたスレート屋根は表面に細かい穴や凹凸があり、肉瘦せしてしまった状態です。ベスコロフィラーHGは厚い塗膜を形成してくれるため、これらを埋め本来の厚みを取り戻しつつ表面を均してくれます。
　さらにその後に塗っていく仕上げ塗料の密着性を高め、塗膜の耐久性を向上さる効果もあり大変高機能な下塗り材です。価格も一般的な下塗り材とほとんど変わりませんので、ご自宅のスレート屋根が荒れてしまっているという方もご安心ください。（赤く塗られている箇所は錆止め塗料です。）

塗装できない場合はどんなとき？

　スレート屋根の補修効果に優れるベスコロフィラーHGですが、屋根の損傷がひどく屋根の内部が傷んでいることが考えられる場合や、すでに雨漏りが起きているという場合には塗装メンテナンスができません。この場合は下地部分を改修する必要がありますので、屋根塗装ではなく屋根カバー工法や屋根葺き替え工事を検討していきましょう。

中塗り・上塗りで仕上げ

　それでは塗装の工程に戻ります。塗装したベスコロフィラーHGが乾燥したら、ファインパーフェクトベストのJブラックを使用して中塗り・上塗りをしていきます。ファインパーフェクトベストは苔や藻の抑制効果に優れ、さらに高い耐久性を実現したラジカル制御型塗料と呼ばれる塗料です。
→ファインパーフェクトベストとラジカル制御型塗料について詳しくはこちら

表面が荒れていたスレート屋根補修完了

　中塗り、上塗りと2回に分けて丁寧にファインパーフェクトベストを塗装したら荒れたスレート屋根の補修と塗装工事が完了です！表面が綺麗に整い、ツヤのある美しい屋根へと生まれ変わりました！

　このように、表面が荒れてしまったスレート屋根であっても正しく塗装の工程を進めていくことで屋根塗装をすることが可能です。私たち、街の外壁塗装やさんでは工事前に入念な現地調査とお打ち合わせをさせていただき、お客様へ最適なメンテナンス方法をご提案できるよう努めております。調査、お見積りは無料で承っておりますので、塗装のことでお悩みの際はどうぞお気軽にご相談ください！
　＊屋根塗装工事は税込415,800円から承っております！

　記事内に記載されている金額は2023年09月29日時点での費用となります。
　街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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